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三菱重工、イタリアンデザインのルームエアコンを欧州向けにリリース

 三菱重工業は欧州市場向けに、イタリアンデザインのルームエアコン「ZSXシリーズ」を10月から発売する。冷/暖房能力(kW)が2.0/2.7〜6.1/6.8の5モデルをラインナップする。

ZSXシリーズ

 欧州の住宅インテリアに調和する丸みを帯びたデザインを採用したルームエアコン。イタリアのデザイン会社、TENSA社に委託したデザインを採用。通常モデルとは別に、限定モデルとして2種類のカラーバリエーションも用意するという。

 ジェットエンジンの翼形状設計に使われる流体解析技術、CFD(Computational Fluid Dynamics)を用いて、ファンや熱交換器の配置、通風路形状を最適化。室内静音モードでは19dBという、駆動音の低さを実現したという。

 また、ツインロータリーコンプレッサを採用した上で、コンプレッサのモーターを最適にコントロールするベクトル制御を改善。低能力から大能力域までの広範囲で効率を改善し、高い省エネ性を実現。冷/暖房能力が2.0/2.7〜3.5/4.3kWの3モデルについては、欧州エネルギーランクで最高のA+++クラスを達成しているとする。

 人の動きを検知して設定温度の自動調整やON/OFFを行なう、人感センサーを装備。Wi-Fiアダプターと接続すれば、スマートフォンなどからの操作も可能にしている。

 いずれも室内機の本体サイズは920×220×305mm(幅×奥行き×高さ)。室外機は800×290×640mm(同)。

標準モデル「ZSシリーズ」

 イタリアンデザインは同様に、コンプレッサの形式が違う標準モデル「ZSシリーズ」も同時に発売。冷/暖房能力(kW)が2.0/2.7〜5.0/5.8の4モデルをラインナップ。欧州エネルギーランクは、5.0/5.8モデルがA+で、他はA++。

 室内機の本体サイズは870×230×290mm(幅×奥行き×高さ)。室外機は780×290×540mm(同)。