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三菱重工、エアコンと連動してうるおいを保つ加湿器「roomist(ルーミスト)」

 三菱重工は、加湿器「roomist(ルーミスト)」の2016年度モデルとして、スチームファン蒸発式5機種と、ハイブリッド加熱気化式3機種を9月1日から順次販売する。価格は順に、19,000円~61,000円、30,000円~40,000円(税抜)。

消費電力が少なく静かなスチームファン蒸発式

 スチームファン蒸発式は、毎時加湿能力が350mlの「SHE35ND-K」「SHE35ND-R」(木造和室6畳向け)、同600mlの「SHE60ND-W」「SHE60ND-K」(10畳向け)、同1,200mlの「SHE120ND-W」(20畳向け)の3タイプを用意。価格は順に、19,000円、25,000円、61,000円(税抜)。

350mlタイプ「SHE35ND-K」ブラック
同「SHE35ND-R」レッド
600mlタイプ「SHE60ND-W」ホワイト
同「SHE60ND-K」ブラック
1,200mlタイプ「SHE120ND-W」はホワイトのみ

 スチームファン蒸発式は、蒸発布が吸い上げた水だけをヒーターで加熱して蒸発させる独自の加熱方式。万一転倒しても熱湯がこぼれないため、やけどの心配がなく、運転開始から約1分で立ち上がるもの特徴。また加湿能力が温度や湿度に左右されることが少ないため、加湿効果が出にくい低温環境でも効果を発揮するとしている。

 デザイン性が高いほか、省エネ・静粛性に優れているという。中でも350mlモデルは最大消費電力250W、運転音27dBと、同じ方式・加湿能力の製品の中で最も電力消費が少なく静かだとしている。

 また、3タイプともに、水に含まれるミネラル分などの堆積物の付着を抑えるイオンフィルターを標準装備し、高いメンテナンス性を発揮する。またプラズマイオンを放出し、ウイルスや浮遊菌を抑制する「とびだし除菌」、特殊フィルターで細菌やカビをキャッチし抑制する「つかまえ除菌」を合わせた「プラズマW除菌」機能も引き続き搭載している(350mlモデルは「つかまえ除菌」のみ)。

スチームファン蒸発式の加湿の仕組み

 350mlタイプの「SHE35ND」の本体サイズは、245×220×267mm(幅×奥行き×高さ)、重量は3kg。消費電力は125〜250W、タンク容量は約2.8L。

エコ運転で消費電力90%減を実現したハイブリッド加熱式

 ハイブリッド加熱式は、水を含んだフィルターにファンで風を送り加湿する「気化式」と、水を含んだフィルターにヒーターで温めた温風をあてて加湿する「加熱気化式」を組み合わせたもの。湿度が低いときは加熱気化式ですばやく加湿し、設定湿度になると気化式に自動で切り替えることで、電気代のムダを抑制できるという。エコ運転に設定すると、ヒーターがオフになり、消費電力は通常運転時の約90%減となるという。

 新モデルは、毎時加湿能力が500mlの「SHK50NR-W」(木造和室8.5畳向け)、同700mlの「SHK70NR-W」(12畳向け)、「SHK90NR-W」(14.5畳向け)の3機種。価格は順に、30,000円、34,000円、40,000円(税抜)。

ハイブリッド加熱式加湿器

 これら3機種には、三菱重工製ビーバーエアコン(SRK-STシリーズ)との連動運転機能を搭載。エアコンのセンサーによる湿度検知に基づき、運転・停止の信号が加湿器に送られ、設定湿度をコントロールするという。プリーツ形状の加湿フィルターは交換寿命が8シーズン(SHK50NRにおいて)と長く、標準装備のAgイオン抗菌剤により水の腐敗や細菌・カビの繁殖が抑えられるなど、メンテナンス製にも優れているとしている。

 いずれも本体サイズは、370×385×198mm(幅×奥行き×高さ)、重量は5.2kg。タンク容量は約4.5L。消費電力は500mlタイプの「SHK50NR」で、160W(エコ運転で15/18W)。