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東芝の電気コンロで感電のおそれ、無償交換へ

 東芝ホームテクノは、2011年9月~2016年3月に製造した「電気こんろ HP-635」の一部で、ヒーター線の不具合により感電・漏電の可能性があることを発表した。対象製品の無償交換を行なう。

電気こんろ HP-635

 感電・漏電は、使用時の振動などでヒーター線の端部が本体内に入り込み、金属部分とヒーター線が接触、絶縁が低下することで生じる。特に、付属の五徳を使用せず、鍋などを直接置いた場合は、ヒーター線の移動が起こりやすくなり、「使用中にピリッと感じる」といった感電の報告がされている。

 対象製品の中でも、「熱板にひびが入っている」、「ヒーター線が本体内に入り込んでいる」、「ヒーター線が浮いている」などの症状がある場合は、直ちに使用を中止するよう呼びかけられている。

 対象となる製造番号は「110901~160331」で、本体底面に記載。対象製造番号以外の製品は安全に使えるが、使用の際は付属の五徳を取り付ける必要がある。

 無償交換の申し込みは、電話またはFAXで受付中。製品の発送は6月25日以降となる。

製造番号は本体底面に記載されている。