家電トレンドチェッカー

この冬気になるのは、1つの機能をとことん追求した“特化型家電”

 11月も末になって、そろそろボーナスの使い途や、家族や友人へのプレゼントが気になる頃だ。大型の連休があったり、ボーナスがあったりということで、やはり年末年始は高額な家電が動く時期でもある。この時期に買う家電は、1年間頑張った自分や家族へのちょっとしたご褒美という意味もある。そこで、家電Watchがオススメしたいのが、1つの機能に特化した“特化型家電”だ。

 最近、特に日本の家電メーカーの製品は、複数の機能を1つの家電に搭載した“複合機”のような製品が多いが、アイロボットやダイソン、ブルーエアなどの海外メーカーでは1つの機能に集中することで、より高いパフォーマンスを実現するという信念を持つ会社も多い。今回は、それら外資系メーカーの最新特化型家電を一気に紹介しよう。

拭き掃除とはもうオサラバ! 自動床拭きロボット「ブラーバ」

拭き掃除に特化したお掃除ロボット「ブラーバ」

 「拭き掃除」に特化しているのが、米国アイロボットが今年7月に日本リリースした「ブラーバ380j」だ。床拭き掃除だけを専門にするロボットで、掃除機のようにゴミを吸うような機能は搭載していない。イメージ的にいうと、フローリングワイパーを自動でしてくれるというもの。

 床拭きに特化しているだけあって、機能もなかなか考えられている。まず、水拭きモードにした場合は水が一定量ずっと供給されるので、最後までしっかり濡れた状態で掃除できる。

 もう1つは、その動きだ。自分でフローリングワイパーを使う時のことを思い出して欲しい。必ず1カ所を一往復以上して掃除していないだろうか? ブラーバではその動きも完全に再現。まるで雑巾がけをしているかのように、念入りに1カ所を2回以上、往復してくれる。

 掃除機のようなモーターを搭載していないため、運転音はものすごく静か。テレビを見ながら使うこともできるし、寝ている間に起動させておくこともできる。子供やペットがロボット掃除機を怖がるから使えない、という人でもブラーバなら問題ないだろう。

ブラーバ公式サイト
http://www.irobot-jp.com/braava/

ダイソンからの新たな提案〜除菌する加湿器

除菌機能を搭載した超音波式加湿器「Dyson Hygienic Mist (ダイソン ハイジェニック ミスト) 加湿器 AM10」

 11月に発売した超音波式加湿器「Dyson Hygienic Mist (ダイソン ハイジェニック ミスト) 加湿器 AM10」は、ダイソンとしては初めての加湿器だ。同社が問題視したのは、従来の加湿機の清潔性。いずれもきちんとしたメンテナンスを定期的に行なわなければ、清潔に保つことはできず、現状多くのユーザーがそれをきちんとできていないと指摘。

 そこで、ダイソンの加湿器では、給水タンクの水を3分間UV-Cランプで照射する仕組みを搭載。3分間しっかりUVランプを照射することで、水に潜むバクテリアを99.9%除菌するという。

 “羽根のない扇風機”として知られるエアーマルチプライアーの技術を採用した独特の見た目も新しい。この冬、要チェックの製品だ。

ダイソン
http://www.dyson.co.jp/
製品情報
http://www.dyson.co.jp/fans-and-heaters/humidifiers.aspx

とにかく空気を綺麗にすることだけに専念した「ブルーエア」の空気清浄機

ブルーエアCEOのBengt Rittri氏と「ブルーエア 450E」

 ダイソンの加湿器と理念を同じくするのが、スウェーデンの空気清浄機メーカー「ブルーエア」の製品だ。同社ではもう何年も前から「衛生的な観点から考えたら、加湿器と空気清浄機を一緒にするなんてナンセンス」という主張を続けている。

 そんな同社の製品はとにかく真面目な印象。空気を吸って、微細なホコリを集じんして、きれいな空気を室内に供給することだけを考えて作られており、デザインは少し無骨にも感じられるほどシンプルだ。本体内部には、ゴミを帯電させてフィルターに付着させる独自の機構を搭載しており、その実力は確かなもの。

 また、基本的にフィルターのメンテナンスは必要なし、その代わり半年に一度はフィルターを替えて(24時間稼働し続けている場合)、という姿勢も潔い。スチール製の本体は、重くて大きいが、10年でも20年でも使えるほど頑丈。良い物を長く、ずっと使うというスウェーデンの思想を体現しているような製品だ。

ブルーエア
http://www.blueair.jp/
製品情報
http://www.blueair.jp/lineup/

“大人の時間”を暖めてくれるデロンギの「MDヒーター」

快適性を追求した「デロンギ マルチダイナミックヒーター(MD HEATER) MDH15-BK」

 ただ部屋を暖めるというのではなく、快適さにこだわったのが、デロンギの「デロンギ マルチダイナミックヒーター(MD HEATER) MDH15-BK」だ。デロンギといえば、オイルヒーターで知られるが、MDヒーターはさらにその上を行く快適性を実現している。

 熱源に5つのシーズヒーターを採用した本体は、秒単位で温度制御を行ない、0.5℃単位の細かい制御を繰り返す。エアコンやファンヒーターによる暖房のような、温風による暖房ではないので、身体が疲れにくく、暖めすぎて頭がボーっとなるようなこともない。

 特筆すべきは、運転音がほぼゼロだということ。まるで床暖房のようなふんわりとした暖かさをこれ1台で再現してくれる。暖房器具としてはかなり高性能な製品で、価格も10万円を超すが、自宅で本を読んだり、仕事をしたり、静かな時間を楽しみたい「大人向け」の暖房としてオススメしたい。

デロンギ・ジャパン
http://www.delonghi.co.jp/
製品情報
http://mdheater.delonghi.co.jp/

(編集部)