やじうまミニレビュー
消せるボールペンで人気の、フリクション“色鉛筆”バージョン
by コヤマタカヒロ(2015/6/11 07:00)
子どもが好きなことのひとつがお絵かき。5歳の長女も暇さえあれば絵を描いている。使い終わったあとの裏紙を大量にあげているのに、すぐに「紙がないよ」と言ってくる。ちょっとした書き損じだけで、すぐに新しい紙を使っているようだ。そこで一計。消せる色鉛筆を渡してみた。
メーカー名 | パイロット |
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製品名 | フリクションいろえんぴつ 12色セット |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 780円 |
「フリクションいろえんぴつ」は、消せるボールペンなどとして人気の、フリクションシリーズのひとつ。一定以上の温度になると色が消える独自のフリクションインキを使っている。
ボールペンなどと同じく逆側にある専用ラバーでこすることで、インキの色を摩擦熱で消せる。ちょっと使ってみたが、「消せる」以外は一般的な色鉛筆と同じ。書き心地も同じだ。
ハイテンションでお絵かきスタート
新しい色鉛筆をもらったことで、興奮が隠せない長女。まずは背中のゴムを使って書いた線が消せることを説明してみた。最初は分かったような分からないようなリアクションだったが、「消しゴムだよ」と教えてあげるとその意味を理解したようだった。
その後はひたすらお絵かき。今、彼女の中で流行っているのは、マンガ(ソーシャルゲームの広告)の模写と「ドラゴンクエストヒーローズ」のキャラクターを描くこと。
この模写のときに、フリクションの「消せる」という機能が活きてくる。模写するときは、彼女なりに最初に全体の構図を考えているのだが、いかんせん5歳児だけに、顔とカラダのバランスがとれないことなどが少なくない。これまでの色鉛筆やクレヨンでのお絵かきでは、この時点で最初から描き直しとなっていた。
しかし、フリクションなら気に入らない部分だけを消すことができる。目を大きく描きすぎてバランスがとれなくなったときは、目だけを消せる。消せることを理解してからは。ちょっとしたミスはもちろん、大きな書き換えもペンを逆さまにしてゴシゴシと消すようになった。
「フリクションいろえんぴつ」を渡して約1か月ほど。今では他の色鉛筆を使ったときに「消えないよ〜」と言うほどに、「消せる」のが当たり前になっている。すでに使用頻度の高い好きな色は、半分以下の長さになってしまった。