やじうまミニレビュー
いつものメガネがワンタッチでサングラスに変身!
by 藤原 大蔵(2014/9/1 07:00)
夏の強い日差しや道路の照り返しから目を保護するのに、サングラスを持っていると便利。だが、普段から視力補正のメガネを常用している身としては、なかなか手が出なかった。
というのも、度付きのサングラスはかなり高価。ましてメガネを複数持つとなると、外から屋内へ移動するたびに、イチイチかけなおさなければならない面倒さもあり、いままでずっと眩しさを我慢してきた。
しかし、メガネ常用派に便利そうなアイテムをネットで発見し、思わず購入ボタンをポチってしまった! それが今回ご紹介する、アカウントの「AC135D 偏光クリップオン サングラス」だ。いつも使っているメガネに挟み込むだけで、一瞬で普段のメガネがサングラス化できる、クリップ式のサングラスだ。
メーカー名 | アカウント |
---|---|
製品名 | AC135D 偏光クリップオン サングラス |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 899円 |
購入の決め手となったのは、まず価格。ネット購入ゆえ、試着はできないが、「この価格なら失敗してもいいや」と思えたのは大きい。それでいて、サングラスに大事な要素である、紫外線を99%カットする「UVカット」と、上下方向からの反射光を除去する「偏光レンズ」が備わっている。
さらに、レンズが跳ね上げられる「フリップアップ」機能付きなので、いちいち取り外さなくても、一時的に普段のメガネに戻せる仕組みにも惹かれた。
同シリーズには数種類のレンズの色があるが、普段使いしやすい濃いグレーを選択。自分のメガネの大きさに合わせ、S、M、Lの3種類あるサイズの中から、Lサイズを購入した。
届いたクリップオン サングラスには、専用ケースとクロスが付属されていた。大きさは、実測で130x42mm(幅x高さ)、1枚のレンズ幅は58mm。重さは9gと、とても軽い。
取り付けは一瞬で終わる。中央のクリップを摘んで広げ、手持ちのメガネレンズに挟み込むだけだ。クリップはやや固めで、フレームの大きさが135×38mm(幅×高さ)、厚みが5mmの手持ちのメガネにしっかりと留まった。
取り付けてみたが、自分のメガネに合わせて作られたものではないので、完璧にはフィットしない。クリップ部分も多少目立つ。
だが、それらは自分にとっては許容範囲だった。それよりも、今までずっと諦めていた、サングラスという「実(じつ)」が手に入れられる喜びの方がよほど大きい。レンズが軽いので、かけ心地も普段とほとんど変わらないのも良い。
購入後、外出の度にメガネに取り付けて活用しているが、使用感は上々。
偏光レンズは、着色レンズの色の濃さだけで眩しさを低減させるのとは違い、上下方向からの眩しさが本当に抑えられ、視界がスッキリと見える。日差しの強い屋外でも、ずいぶん快適に過ごせるようになった。
自分の顔は彫りが浅いので、メガネの上からの光は入ってくるが(一般的なサングラスをかけても同じ)、それは帽子を被って対処している。
便利なのは、取り付けたままできる「フリップアップ」式のレンズだ。地上から地下鉄に降りる際、片手でレンズだけをクルリと跳ね上げれば、足元が普段通りにしっかり見える。屋外から店に入って買い物をする際にも重宝する。
眩しい屋外に向かいながらレンズを戻せば、再びサングラスに早変わりだ。レンズは、横から見て約45度の角度あたりで留まるクリック感があり、多少走っても勝手に戻ったりしない。フリップ部は片手で確実に操作できる、ちょうど良い硬さだった。
唯一気になったのは、クリップはレンズの両面外側から挟み込むタイプなのに、パッドが片側にしかついていなかった点だ。レンズ外側に接するクリップ面は、固い樹脂がむき出しになったままなのだ。
価格が安いとは言え、メガネレンズに傷がついては困る。そこで、手持ちのドア用隙間テープを小さくカットして貼り付け、対処した。
気になった点はあったが、かけ慣れた普段のメガネが、一瞬で実用的なサングラスに早変わりするのはとても便利。使い心地、携えやすさも十分満足している。無難な形状のレンズは、どなたにも受け入れやすいデザインだろう。
クリップ式の中でも特に求めやすい価格なので、メガネ常用の方には是非手に入れて欲しいサングラスだ。