やじうまミニレビュー
アサヒペン「エアコン用 洗浄スプレー」
~スプレーと専用ブラシで熱交換器の汚れを除去
エアコン用 洗浄スプレー。奥のエアコンは我が家に入居当初から備え付けられていたLG電子のエアコン |
しかし、エアコンを使うのは冬以来。エアコン室内機前面パネルを開けると、エアコン機内のアルミフィン(熱交換器)にホコリが溜まってしまっていた。このホコリをほったらかしていると、やがてカビが発生し、悪臭を放つ原因になるという。
コレはいかん、使う前にどうにかしなければ……と思ったが、そういえば、この前の冬の暖房は加湿ファンヒーターがメインだったので、エアコンを暖房として使った日は少ない。よくよく考えてみれば、昨年の夏もあまり使っていなかった。そのため、正直なところあまり汚れてはいない。これなら、エアコンのクリーニング業者に頼まなくても、市販の洗浄スプレーで何とかなるのではないか。
そこで、購入したのが、アサヒペンの「エアコン用 洗浄スプレー」である。
メーカー | アサヒペン |
製品名 | エアコン用 洗浄スプレー |
購入店 | ヨドバシカメラ 吉祥寺店 |
購入価格 | 500円 |
アルミフィン内部を掃除するためのハケが標準装備されている |
使い方は、まずは室内機の全面パネル、フィルターを取り外し、アルミフィンを露出させる。次に、スプレー本体の「OFF」と書かれたストッパー部分を取り外し、スプレー缶を約20秒間振る。これで、噴射準備が完了した。
スプレー缶のトリガーを引くと、プシューと薬剤が噴出する。勢いはかなり強く、アルミフィンに付着した細かなホコリがどんどん消えていく。なお、薬剤はドレン(排水管)を伝って屋外に排出されるため、室内の床に落ちるということはない。
スプレー前のアルミフィン。基本的にはそれほど汚れていないが、細かくホコリが溜まっている | スプレー噴射中のようす。なお、スプレー中は手袋を付けて使用するよう指示されている | スプレー後はアルミフィンの表面に泡が溜まっている |
ちょっと心配だったのが、スプレーの放射範囲。勢いは強いものの、広範囲に吹き付けるため、フィンの奥まで届き、汚れを取っているのかが気になった。そ こで、付属のハケを使って、フィンの中をゴシゴシとほじくってみたところ、ハケには若干の黒く細かい粒が付いているものの、特にこれといった汚れが付着し ていなかった。フィンの内部はどうやらキレイになっているようだ。なお、ハケは下から上に、汚れを掻き出すように使用し、その後に再度スプレーをするのが 良いとのこと。
付属のハケを使っているところ。下から上方向に使用し、その後再度スプレーをする | フィンを掃除した後のブラシ。もっと汚れているかと思いきや、黒く細かい粒が少し表面に付着しているだけだった |
スプレー後のアルミフィン。薬剤が残っているためピカピカだが、乾くまで約1時間使用できない |
掃除も終わったのでエアコンの冷房をONにしたいところだが、実は本製品は、洗浄液が乾くまで、約1時間電源が入れられない。無視して電源を入れたところ、薬剤のニオイが部屋を立ちこめてしまった。使用後すぐに使用できるわけではない点は注意しておきたい。もちろん、乾いた後ならニオイは感じられず、さわやかな風が室内に行き渡った。
注意点としてはもう1つ。こうしたスプレー式の洗浄剤は、業者が行なうエアコン内部洗浄と比べると、あくまでも簡易的なものでしかない。本製品を使っていやなニオイが取れなかった場合は、もっとほかに大きな原因がある。その際は、業者を頼ったほうが確実に効果が得られるだろう。
とはいっても、500円で汚れやニオイが防げるとならお得な話。あまり使っていないエアコンなら、冬シーズンにも続けて使えるというメリットもある。また、ブラシを使って気になるフィンの内部も掃除できるというのも、他のスプレーにはないメリットだ。そろそろエアコンを使いたいけど、まったく掃除をしていない……という人は、とりあえずこれを1本買ってみてはいかがだろうか。
2009年 6月 30日 00:00
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