やじうまミニレビュー
キャベツの鮮度をまるごと保てる「キャベツ生活」
by すずまり(2015/2/13 07:00)
キャベツの芯が簡単に取れる!
最近キャベツはあまり買わなくなっていた。なぜならひとりで1玉買っても、食べきる前にしんなりしてしまい、美味しくないからだ。余った分を濡らしたペーパーで包んでみても、気がつくと残りが白っぽく変色しながら、力なくぐんにょりとしていくのである。
1/2玉ならと思うが、やはり食べきるまで鮮度を保つのは難しい。そんな具合だから、お得なキャベツが1玉単位で売られていても、どうせダメにするからと見送るようになっていた。
メーカー名 | アーネスト |
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製品名 | キャベツ芯取り器 キャベツ生活 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 726円 |
しかし、そんな筆者にピッタリのアイテムがあった。その名もキャベツ芯取り器「キャベツ生活」である。65×45×185mm(幅×奥行き×高さ)で、先端がスコップのような形をしている。
この先端部分をキャベツの芯の周辺に突き刺すと、数回で芯が取れるというものだ。
なぜこれがピッタリかというと、筆者の保存方法が間違っていたからである。葉物野菜のような感覚で扱っていたが、そうではなかったのだ。
キャベツを日持ちさせるには、まず芯をくりぬき、できたくぼみに濡らしたキッチンペーパーを詰めこんでビニール袋に入れるか、しめらせた新聞紙でつつんで冷蔵庫の野菜室に入れておくのが正しい保存方法だそう。
しかし、普通の包丁で硬い芯をくり抜くのは一苦労。そこで「キャベツ生活」の出番というわけである。
包丁の場合、角度や刺す深さもまちまちになり、キャベツの芯以外の部分も大きく切り取ってしまいがち。何よりも包丁で作業するのは怖い。しかし「キャベツ生活」を使ったところ、最小限の労力で最小の範囲をくり抜くことができた。
あまり鋭利ではないため、突き刺すのにやや力は必要だったが、芯の周りを4回刺しただけでスポンとくり抜けた。非常に簡単である。使わないときは付属のキャップを装着しておけば、立てて保管することもできる。
開けた穴には十分濡らしたキッチンペーパーを詰め、ビニール袋に入れて野菜室に。果たしてその効果はいかに!?
半信半疑だったが、1週間たっても買ってきたばかりと見まごうほどの鮮度を保っており、葉がとても肉厚で瑞々しい。千切りにしても、水にさらさずともシャキシャキだった。
かつて日を追うごとに葉の色と厚みが薄くなっていたのがウソのようである。くり抜いてあるので、葉が1枚ずつはがしやすいというのも魅力だ。
芯の直径が約5cm以上の場合上手にとれない場合があるということだが、一般的なサイズのキャベツならこれで十分だろう。
ここまで簡単に処理できるなら、お買い得のときに丸ごと買っても後悔しなくて済みそうだ。そういえば最近ロールキャベツを作ってなかったな、と思い始めた。