やじうまミニレビュー
手を汚さずにアボカドが剥ける「アボカドカッター」
by 川端 衣里(2014/10/7 07:00)
おしゃれ女子たちの大好きな食べ物、アボカド。
栄養豊富で美容に良く、クセがないためどんな料理にも合わせやすい。おまけに1個100円前後のお手頃価格。これで人気が出ないわけありませんね。
けれどもアボカドは、その固い皮と大きな種のせいで綺麗にカットするのが難しい野菜でもあります。そんなアボカドを楽々剥けちゃうすぐれものが、今回ご紹介するアボカドカッターです。
メーカー名 | トゥルードゥー |
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製品名 | アボカドカッター |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 648円 |
製造元は1889年に創業したカナダの老舗メーカー、トゥルードゥー。
表面には可愛らしいアボカドのイラストが描かれており、裏面にはちょっとレトロな使い方イラストのシールが貼ってあります。
本体は手のひらに馴染むカーブの付いたステンレス製の板で、3カ所にギザギザが付いています。それぞれ半分に切るため、種を取るため、皮から実を剥がすため……と用途が分かれています。
安全キレイ、ひとつで全部できる
それでは、さっそく剥いてみましょう。
まずは一番細かくて長いギザギザ部分をアボカドに当て、のこぎりの要領で皮を切っていきます。包丁よりも切れ味が悪いと思いきや、すいすいと固い皮が切れていきます。一周したらアボカドを両手で持ち、ねじるようにぐりっと回して上下にぱかっと開けます。
出てきた種のふちにカッター先端部の一番小さなギザギザを当て、軽く引っ掛けて種を外します。そのままカッターに種を載せ、ゴミ箱へ。
この工程、包丁でやる場合は勢いをつけて刃元をぐっさりと種に刺し、その後はぬるぬる滑る種を刃から抜かねばならず、かなり緊張する場面です。しかしこのカッターを使えば怪我をする心配はなく、手も汚れません。
種が取れたらカッターの丸い部分のギザギザをアボカドの皮と実の間に差し込み、そのまますくうようにして皮から身を外します。この時、皮と実の間をギザギザでぐるりと一周してからすくうと、実が綺麗に取れやすいようです。果物のキウイで挑戦してみても、同じように剥くことができました。
カットもできる!
このカッター、ギザギザの付いていない直線部分でアボカドの実をカットすることもできます。若干カーブが付いているおかげで切った実がくっつかず、包丁と違って手を汚さずに角切りにすることが可能です。
アボカドを角切りにしたいとき、これまでは種を取った後に皮ごと切って縦に四等分し、その後実に切り込みを入れて皮を外していました。
アボカドカッターなら、皮を丸ごと残すことができるので、皮を器にしてアボカドとマグロを盛り付けてみました。ここにお醤油とごま油を垂らせば、ちょっとした粋なおつまみの出来上がりです。
ほかにも、アボカドを潰してクリーム状にし、パン粉とチーズを振りかけてオーブンで焼けば、おしゃれなアボカドカップグラタンが完成します。
弱点はすくうとき
アボカドの大きさによっては、実をくりぬく際に若干皮に実が残ってしまうことがあります。その場合はスプーンの要領で1、2回こそげ取ればキレイに取れますが、せっかく専用の道具を使うのだから一発で取れて欲しい所です。大きめで、2つに割った時に高さのある実の場合は一回で取りきれない場合が多かったです。
デメリットもありますが、安全、衛生的にカットできるこのカッター。アボカド好きな方に、ぜひともおすすめします。