やじうまミニレビュー

USBと乾電池の2WAYで使える便利な電動ステープラー

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
イーサプライ「USB電動ホッチキス EEA-05392」

 会議の書類などを大量に作成したいときに心強い味方となるのが、書類を電動でとじることができる電動ステープラーだ。

 今回紹介する「USB電動ホッチキス EEA-05392」もそのひとつで、その特徴はなんといっても、乾電池だけでなくUSB電源にも対応していること。電動ステープラーは乾電池駆動のものが多いが、USB電動ホッチキスならPCやUSB ACアダプターさえあれば、電池不要で使用できる。

メーカーイーサプライ
製品名USB電動ホッチキス
品番EEA-05392
購入場所Amazon.co.jp
購入価格2,980円

 USB電動ホッチキスのサイズは38×121×60mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約203gと、電動ではない一般的なハンディタイプのステープラーに比べると大きめだ。電源はUSB給電または単三形乾電池4本で、電池を入れた状態だとかなりズッシリと重く感じる。ただしこの製品はUSB駆動も行なえるため、単三形乾電池を入れなければ軽快に持ち運べる。

パッケージ
アイボリー色の本体

 本体にはUSBケーブルが付属している。ケーブル長は約1.5m。コネクタの形状はMini USB(5pin)コネクタとなっている。耐久性に優れるMicro USBではないのが少し残念だ。

 USBケーブルの端子の付いている面は少し傾いており、ケーブルを挿した状態だとわずかに斜め上に向いた状態になるが、使ってみるとそれほど不安定ではなく、不用意にケーブルが外れたことは一度もなかった。

 グリップ部には滑り止めなどは施されてはいないが、全体的に大きめの筐体なのでしっかりと手に持つことができる。差込口の隙間はかなり薄く、指などが入る余地はないため安全だ。

 対応する針は一般的な10号針で、セットする場合は背面の「PUSH」と記載されたボタンを押すと前面から針のホルダーがスライドして飛び出す仕組みになっている。また、電池を使う場合は背面のフタを開けて4本セットする。

差込口の隙間はかなり狭い
背面にはUSB端子や針ホルダーを引き出すためのボタン、電池カバーなどがある
USBで駆動が可能
単三電池を4本使用
背面のボタンを押すと針ホルダーが飛び出す

 付属の説明書は英語で書かれており、日本語訳が付いていないので少々不親切だ。ただ、使い方は簡単で、イーサプライの公式サイトの写真を見れば十分にわかるだろう。

 とじられる紙の数はコピー用紙で最大10枚。同クラスの電動ステープラーであるコクヨの「SL-CF20LM」は最大枚数が15~20枚なので、それに比べるともの足りない。

 ただし10枚までであれば、実にしっかりととじることができる。電源スイッチは搭載されておらず、電池が入った状態またはUSBで給電されている状態で紙を差し込むだけでいい。次から次へと大量の書類を作るのには最適で、一度これに慣れると手動のステープラーには戻れないほど快適だ。

 なお、電源がUSBの場合と電池の場合では、とじる力に特に違いは感じられなかった。いずれの給電方式でも確実にとじることができた。

大量の書類を次々に処理できる

 このクラスの電動ステープラーは単三形乾電池4本のものが多く、電池を入れると重量が重くなってしまうが、USB電動ホッチキスはUSBで使えるため、軽くて取り回しが実に楽だ。また、持ち運び時に軽くて済むのもメリットである。反面、とじられる枚数が少なめなのが気になるところで、この点に納得できるのであれば価格も安くおすすめの電動ステープラーと言えるだろう。

片岡 義明