やじうまミニレビュー

開いた場所で仕事が始められる「ひらくPCバッグ」

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
バリューイノベーション「ひらくPCバッグ」

 荷物が多くても出し入れしやすいバッグは、仕事でもプライベートでも大活躍する。以前こちらでもご紹介した「ブロガーズトート」は、そんな収納力抜群のバッグだったが、最近使っているバリューイノベーションの「ひらくPCバッグ」も、単純に「荷物が出し入れしやすいね〜」では済まない影響力を発揮する。

メーカー バリューイノベーション
製品名 ひらくPCバッグ
購入場所 直販サイト
購入価格 19,950円

バッグも小物も立つ! 開けた瞬間、仕事が始まる機能性が魅力

 ひらくPCバッグのカラーはブラックとオリーブグレーの2色があり、今回使用したのはオリーブグレーだ。本体外寸は400×130×260mm(底面横幅×奥行き×高さ)で、重さは800g。

正面
背面

 サイズは一般的なビジネスバッグとさほど変わらないが、そのコンセプトは大きく異なっている。特徴をまとめると、大きく分けて5つある。1つめは、余分な空間を省いた二等辺三角形の形状をしており、どれだけ荷物を入れても確実に自立すること。これまで使っていて1度も倒れたことがないだけでなく、形がかっちりしているため、崩れ落ちる心配もない。奥行きが底面ギリギリの非常に狭い場所でも安定して置ける。

どれだけ荷物を入れても自立する構造

 2つめは、側面が高さ半分ほどの位置から大きく開く構造で、中が見渡しやすいこと。上からではなく、側面からも見えるというのは、シースルーのバッグ以外ではなかなかお目にかかれない。袋状のバッグの場合、見えても取り出すことはできないが、大胆に開くPCバッグならそのまま取り出せる。

内部の様子
底板の上にはクッションも

 3つめは、マジックテープのついた3枚の仕切り(付属)で、カメラバッグのように自由に区分けして荷物を入れられること。これにより物のポジションがハッキリ決まるだけでなく、物がしっかり“立つ”。バッグの中で物が見つからず、すぐに取り出せない大きな理由は、中で寝転び、地層のように折り重なってしまうためだ。荷物を立たせることでスペースが有効に使えるだけでなく、見つけやすく、出し入れしやすくなる。

マジックテープ付きの仕切りが3枚付属する
カメラバッグのように、自由にレイアウトできる

 4つめは、1〜3の特徴も踏まえて「置いて使う」というコンセプトのもと作られていること。そこはデスクかもしれないし、カフェ、または駅や公園のベンチかもしれないが、開いた場所ですぐ作業に取りかかれるバッグなのである。

 自分のデスクを見たとき、電話、書類、パソコン、筆記用具類で、ポジションが決まっていないものがほどんどないはずだ。このデスクの状態をひらくPCバッグの中で再現できると考えると分かりやすいかもしれない(もちろん何を入れるか次第だが)。「ペン立てみたいなバッグ」というキャッチコピーがついているが、まさにその通りというわけ。

斜めがけに適したショルダーベルト

 5つめは、斜めについた太めのショルダーベルトのおかげで、斜めがけすると身体に沿いやすく、荷物が重くても負担になりにくいということ。

 このほかに、外部には牛革のパンチングポケットが用意され、内側には、パソコンや書類が収納できる「PC用ポケット」、iPadなどの10インチクラスのタブレットも収納できるサイズの「ポケット大」、iPad miniをはじめとした7インチクラスのタブレットが入る「ポケット小」、メッシュ素材で中が分かりやすい「見えるポケット」に、見せたくないものを入れるのに都合のよい「見えないポケット」など、5つのポケットが用意されている。今時のガジェットを携帯する方なら、持ちたいものはこれらにすべて収まってしまうはずだ。

持ち歩いた効果と、女性が使う際に気をつけたいこと

 ひらくPCバッグを使い始めてから、さまざまメリットが生まれた。仕事の準備と片付けが非常にスムーズになったほか、荷物全体をコンパクトにすることができた。あるべき場所にあるべきものが収まっているかどうかが一目で分かるので、見ただけで忘れ物にも気づきやすくなったように思う。

 決して女性向けとは言い難いデザインであることや、それまで持ち歩いていた荷物を入れるとはち切れんばかりになってしまったため、正直、当初はちょっと悩んだのは事実。しかし、ごちゃごちゃだった荷物を厳選、整理し、果ては開けたとき見えても恥ずかしくない小物や文具のセレクトへと発展した。

一番最初に荷物を移しかえたときの状態。開けたときこれを見ても、すぐ仕事が始まりそうな気はしない。というより、見せるのは恥ずかしい!
現在の状態。荷物を整理し、ポーチの色などを統一したところ、だいぶスッキリした。「PC用ポケット」には書類を入れることが多いが、封筒ごと出し入れできるため重宝している。寝る前も枕元に開いた状態で置いている。筆記用具が必要になってもすぐ手が届くので便利だ

 こうして使うモノ選びにまで影響を及ぼしているひらくPCバッグだが、1点だけどうしてもクリアしにくいのが、斜めがけだ。筆者には斜めがけの習慣がなかったため、どうにも見た目がしっくりこない。とりあえずワンショルダーで使っているが、ベルトの片側に重心を感じて落ち着かない。ここは1つ、斜めがけでもキマるレディースファッションの研究をすべきだろうか。

荷物を1つ取り出しても他の荷物が倒れることがないため、元に戻しやすい
メッシュポケットには、薄い折りたたみ傘と買い物バッグを入れている

 バッグといえば、なんでも気軽に放り込める余裕と安心感が魅力のものもある。「ブロガーズトート」などはその例だろう。ひらくPCバッグはまったくその逆で、厳選した持ち物をフットワークよく持ち歩くための、収納ケースや文具の延長のようなバッグといえそうだ。専用デスクを持たないフリーアドレススタイルで仕事をしている方などには、まさにぴったりかもしれない。

(すずまり)