やじうまミニレビュー

ANABAS「電動ワインオープナー」

〜誰にでも簡単に開けられます。しかも、結構楽しいかも!?

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです

か弱い人も、不器用なあなたも、これでワインの開栓はお手のもの!

ANABAS「電動ワインオープナー」

 お宅のワインオープナーはどんなタイプでしょうか? スマートなソムリエナイフ? ユーモラスなドール形? もしかして、酒屋さんでもらったT形のすこぶるシンプルなあれ? そのどれを使っても、いまひとつ上手にワインが開けられない、とお嘆きのかた、朗報です!

 簡単で、力入らずで、しかもあっという間に開いてしまうANABASの「電動ワインオープナー TW113」をご紹介しましょう。ポイントはこれ、“電動”だということです。

メーカー名 ANABAS
製品名 電動ワインオープナー TW113
希望小売価格 オープンプライス
購入場所 Amazon.co.jp
購入価格 2,230円

 電動といっても、コンセントを必要とするわけではなく、電池で動きます。電動だから、力の弱い女性でも大丈夫。ちょっと不器用な人でも失敗はありません。「奮発したのに結局開かなかった」なんていう悲劇や、「コルクがぼろぼろになっちゃった〜」といった惨劇ともお別れできるはずです。

 本体は、高さ26cm余り。結構背が高いですね。幅は5.5pと細く、センターにシルバーがすっと走ったデザインが、余計にスリム感を漂わせています。黒のボディにシルバーのライン、という見た目もスタイリッシュ。素材はマットなラバー仕上げで手触りもよく、300gというほどよい重さも(電池を含まず)高級感があり、なかなかのハンサムぶり。

 本体だけでも自立しますが、スタンドもついているので、そこに立てれば安定感も増します。おまけに、このスタンドが、ワインのキャップシールを切り取る“ホイルカッター”でもあるのがミソ。カッターとオープナー、ボトルを開けるための2アイテムがセットになっているという便利さです。

商品の外箱。実際に手にしてみると、結構大きいな、という感じを受けます
箱から出しました。本体とホイルカッターの2点が入っています。カッターは、本体を立てておくための専用スタンドも兼ねています。使うためには単三の乾電池4本が必要ですが、購入時に電池は入っていないので、別途、用意してください
横から見たところ。後ろの方が少し高くなっていて、もっとも高い部分で26cmほどあります。スタンドに立てた状態ならプラス1cm。幅は約5.5cmなので、とても細長い印象
後ろはこんな感じ。電池を入れるスペースと、安全スイッチ(シルバーのボタン)があります
ホイルカッターはハサミのような形。少しツメを広げて本体をはめ込むので、しっかり留まり、本体を持ち上げても、カッターはぴったりはまったまま
裏はこうなっています。ここでボトルの口を挟み、くるりと回して刃の部分でキャップシールの上部を切り取ります。刃は、あくまでもホイルを切るためのものなので、触るのが危ないほど鋭利なものではありません

 使い方は簡単。ボトルの上に本体をかぶせて立てたら、正面の下向きスイッチを押してコルクを抜き、次に上向きスイッチを押してコルクを排出する、といたってシンプルな作業です。そして、スイッチを押すときは、背面にあるボタンを押しながらでないと作動しない、という安全面の配慮もされています。これにより、何気なく持ったときに正面のスイッチに力が加わっても、背面の安全スイッチが同時に押されていない限り、スクリューは動かない仕組みなのです。ね? 電動といっても、安心でしょう?

正面のスイッチ部分。上方向▲を押せば中のスクリューが上へ向かい(コルクを排出する)、下方向▼を押せばスクリューが下に向かう(コルク栓にさし込まれ、開栓される)仕組み。スクリューの動く方向とスイッチの示す方向が一緒、と考えればよい
背面にあるシルバーのボタン。これを押しながらでないと、作動しない。つまり、このボタンを押しながら、正面のスイッチを押す必要があるのです。これによってスイッチが二重構造になり、安全性が高まっているというわけ
背面にある電池を入れるためのスペース。単3乾電池4本が必要。平らに4本を並べるのではなく、奥に2本、手前に2本、という配置なので、取り出しやすいようにリボンがついています
奥に電池を2本入れた状態。あとで取り出す時のことを考えて、電池は必ずリボンの上に入れるように。結構奥まっているので、ちょっとセットしにくい感じも
スクリュー部分はこうなっています。この状態でスイッチを入れて作動させても、スクリューはその場で回転するだけで、本体から飛び出してくることはありません。ボトルに本体を固定することで内側の筒が引っ込み、スクリューが栓に入っていく仕組みなので、本体の外にスクリューは出ない構造です

楽しく、楽ちん! “楽”が二重でワインをもっと楽しめそう

 早速、使ってみました。ホイルカッターでキャップシールを切り取ったら、いざ本番、本体をボトルにかぶせてまっすぐ立てます。でも、オープナーのくぼみがボトルの口にジャストフィットするわけではないので、多少ぐらつきます。そして、ボトルをしっかりと押さえて(これ、大切!)、スイッチオン。背面の安全スイッチを押しながら、正面の下向きスイッチ▼を押します。ウィーンと音を立てながらスクリューが回転し始めました。

 数秒で一旦カチンとした感触があり、その後、抵抗が大きくなったと思ったら、ほどなく回転が自動で止まります。この間、10秒もありません。本体をボトルから離すと、コルクの栓はすっぽりとボトルから抜けていて、本体内のスクリューに刺さっています。えー! もう終わり? 物足りないほどの簡単さ。次は、スクリューからコルクを外します。今度は、さきほどの逆向き、上向きスイッチ▲を押せば(もちろん背面のボタンも同時に)、あっという間にコルクがぽろりと出てきました。う〜む、楽である。

早速、使ってみましょう。この2011年の白ワインでやってみます。私の大好きなシャブリ!
まず、上部を覆っているホイルを切り取ります。ホイルカッターを使って……
ボトルの口をはさむようにして軽く力を入れ、くるりと回します。ボトルそのものはなるべく動かさず、カッターの方を回しましょう
いとも簡単にキャップシールは切り取られました
いよいよコルクを抜きたいと思います。ボトルに本体をかぶせ、垂直に立てます。ここで曲がってしまうと、スクリューがまっすぐに入っていきません
オープナーとボトルを合わせると50cmを越える高さ。テーブル上でトライするなら、立ち上がったほうがよさそう。きっちりはまるわけではなく、ぐらぐらするので、本体を垂直に保つのは少し大変です……
背面の安全スイッチを押しながら、正面の下方向のスイッチ▼を押します。ボトルをしっかりと押さえて、オープナーも垂直に、さらにスイッチは2つ押す…となると、ちょっとコツがいるかもしれません
10秒とかからずに栓は抜けました。あっけないほどに簡単!説明書には、背面のボタンを人差し指で、正面のスイッチを親指で、とありましたが、私は逆の方が力が入りやすかったので、背面のボタンを親指で押しました。どちらでも問題はないでしょう
抜けたコルク栓をスクリューから外します。今度は、正面の上方向のスイッチ▲を押します。もちろん、背面の安全スイッチも同時に押さないと動きませんよ〜
コルクが出てきました。コルクを排出するほうは何の抵抗もなくするすると終了
これが抜いたコルク栓です。ほぼ中央にスクリューがさし込まれ、コルクの欠けもなく、割ときれいな状態
開けたときのコルクのこぼれもないので、グラスに入れても、コルクのカスは浮かんでいません。上出来、上出来!

 気をつけるのは、自動で止まるまでスイッチを押していること。途中のカチンとした感触のところで「あ、終わった」と思いがちですが、そこでスイッチを離しても、まだ栓は抜けていません。初動→スクリューがコルクに刺さっていく段階、フィニッシュ→コルクを上に引いて抜く段階、なので、最終段階までスイッチを押し続ける必要があります。といっても、トータルで10秒足らずのことです。

 あと、ボトルをしっかり押さえておかないと、一緒に回ってしまいます。ボトルを押さえつつ、オープナーの本体がぐらぐらしないようにしっかり立て、さらに正面と背面のスイッチを2つ同時に押す……というのが、最初はちょっとコツがいるかもしれません。私は最初、ボトルが一緒に回ってしまい、腿にはさんだりしました…いやぁ、かっこわるいですね。でも、慣れれば力の入れ方がわかるので、そんな、はしたないことはしなくて済みます。とにかく、強い力がいらず、すこぶる早い、という点がポイント高し、といった感じです。

もう1本、試してみましょう。今度はこの2009年の赤ワインで
開栓したコルクを排出したところ。さっきと同じようにやったのですが、今回は、ちょっと曲がってしまったみたい。スクリューの穴も中央ではありません
これがそのコルクです。何カ所かひび割れも入り、ちょっともろもろしてしまいました。大成功とはいかなかった感じ。まぁ、こういうこともあります
もしかしたらコルクカスがちょっと入ってしまうかも……とおそれつつグラスにワインをついでみたら、それはありませんでした。きれいにオープンできるかどうかは、自分の開け方の善し悪しもあるし、コルクの状態(長さや乾燥の度合い、コルクそのものの質など)にも左右されるのでしょう

ワインのある時間をどう過ごしたいか?が大切。

ボトルと並べてもすっきりしたフォルムがきれい。ワインオープナーの1つの選択肢としては、使い勝手、話題性、まずまずなのではないでしょうか

 使ってみれば、電動オープナーは、確かに便利です。でも、あまりにも簡単に開いてしまうので、ちょっぴり味気ない気がしなくもありません。細かいことを言えば、スクリューが自動で止まる段階では、スクリューがコルクを突き抜けているため、コルクカスが落ちることもあるかもしれません。またさほど大きくはありませんが、電動特有の音がするのも無粋だ、という感想もあるでしょう。ソムリエナイフで1本ずつゆっくりと、それぞれのワインの様子を見ながらオーダーメイドな手つきで開けていく場合と比べると、物語が足りない……とでもいいましょうか。

 でもそれは、ケースバイケース。誰にでも簡単に失敗なく開けられる、というのは大きなメリットですし、たくさんのワインをどんどん開けたいパーティなどにはもってこいです。やってみると楽しいので、会話のきっかけにもなりそう。つまりは、どんなワインをどんなシチュエーションで楽しむか、道具はその時間を彩るひとつの要素ですから、それに添ったものを選べばいいということです。そのひとつとして、この電動ワインオープナーは十分に活躍しそうですよ。

 最後にひとつ。このオープナー、単3のアルカリ乾電池4本で開栓できるのは、約40本のワインです。この数を「そんなにできるの!」と思うか「たったそれだけ?」と感じるか…。それは、飲む人の日頃のワイン指数によりますね。さて、いかがですか?

(座間 佳子)