やじうまミニレビュー

無印良品「卓上ほうき(ちりとり付き)」

~デスク掃除の必需品、小型ほうきとちりとりのセット
by すずまり


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


無印良品「卓上ほうき(ちりとり付き)」

 仕事柄、1日のうちでもっとも居る時間が長いのがパソコンのモニタの前だ。食事は居間のテーブルで食べるよう心がけているが、コーヒーやおやつを口に運びながらキーボードを叩くことが日常茶飯事。そのせいで、特定のキーが動かなくなることがある。

 キーボードをひっくり返して揺すったり、デスクに軽く打ちつけたりすると、キーの隙間からクッキーのカスや、せんべい由来と思われるゴマが落ちてくる。細かいゴミが出るわ出るわ! そこでキーボード掃除を始めると、さらにモニタの上、ノートや書類の上、モニタの裏にも大量のホコリが蓄積しているのに気づき、結局本格的な掃除に発展する……というのが筆者のよくあるパターンである。

 そこで導入したのが、デスク用の掃除アイテム、無印良品の「卓上ほうき(ちりとり付き)」だ。


メーカー無印良品
製品名卓上ほうき(ちりとり付き)
購入場所直販サイト
購入価格390円

 「卓上ほうき(ちりとり付き)」は誰が見ても、ほうきとちりとりのセットであり、それに尽きる製品だ。しかし、この地味さがいい。本体サイズは、約160×40×170mm(幅×奥行き×高さ)で、大人の片手を広げた程度。

 ポリプロピレン製のちりとりに、ほうきをカチっとはめこめるので、使わないときはセットの状態でかけておける。自己主張が少ない分、視界の邪魔にならないし、地味なのに、ほうきの毛は「馬毛」というさりげない品質も密かな魅力だ。

片手サイズのほうきとちりとりのセットキーボードには、ひっくり返してもとれないゴミも多いキーボードの隙間に毛先が入る
隙間にほうきを入れてスライドさせていると、このようなホコリの塊がとれる掃除したばかりのつもりだったが、さらにこれだけでてきてしまった。落ちている毛は、ほうきから抜けた馬毛ほうきで集めてみると、こんなに! こまめに掃除しなくては……と思う瞬間だ

 なにより、キーボードの掃除に活用できるところが気に入った。ほうきの先を隙間に添わせるようにして左右に動かすと、パンタグラフキーの裏側に絡んだホコリを引きずり出してくれる。ある時などは、ハンディクリーナーと爪楊枝で掃除したばかりだったにも関わらず、いくつもホコリの塊を取り除いてくれた。

 馬毛のほうきにはほどよいコシがあり、ホコリを絡めて離しにくい。キーボードの中から出てきたゴミも、モニタの後ろに溜まったホコリも、全部絡め取ってくれる。逆に言えば、ホコリは絡まりすぎて、掃いてもちりとりの中に収まってくれないというデメリットもあるのだが、周りに拡散させてしまうよりいいだろう。

モニタの裏はあまり見たくないエリアだほうきを這わせると、ホコリが絡んできた
デコボコした場所も、柔らかいほうきなら優しく掃除できる掃除したらスッキリした気持ちになれた

 手の届くところにかけておくことで、観葉植物の落ち葉から、スナック菓子の食べこぼしをはじめとしたゴミを、ひんぱんに取り除くようになってきた。それまではティッシュペーパーを使ってホコリを拭き取っていたこともあったのだが、それもだいぶ減ってきた。頭の片隅ではもったいないことをしていると感じていたので、精神衛生にもいいようだ。

あまり目立たないので、使い終わったら、手に取りやすいところへかけておける最近観葉植物(ワイヤープランツ)を置くようになったため、たまに葉が落ちるサッと取り出して、葉を掃除

 これまで我が家では、大きな掃除機は置かず、ハンディクリーナーを2台使ってきたが、デスクの掃除となると、ハンディクリーナーでは少々大きすぎるし、排気口から思い切り吹き出す空気も気になってしまう。その点、非常にオーソドックスなほうきとちりとりは、小回りもきいて扱いやすく、気軽に掃除ができて便利だった。

 デスク周りの掃除グッズには、目的に応じて専用アイテムを用意するのもいいが、掃除グッズ自体の数が増えると、そのぶんホコリが溜まるはめになる。パーフェクトではなくとも、1つでマルチに活躍してくれるほうがいい。その点、「卓上ほうき(ちりとり付き)」は、パソコンライフの必需品といえるだろう。





2012年 6月 4日   00:00