やじうまミニレビュー
レック「ピタQ 吸着便座シート」
レック「ピタQ 吸着便座シート」 |
寒くなってくると、トイレに行くのが憂鬱になる。便座のヒヤっとした冷たさが嫌で、心の準備をせずに、うっかり座ってしまうと、心臓が縮みあがる。ヒーター付きの便座に買いかえればいいのだが、賃貸ではそう簡単にいかないし、この節電の折、ヒーター付き便座でもヒーターを切って使っているという人も多いだろう。
そんな人にお勧めしたいのが、今回紹介するレックの「ピタQ 吸着便座シート」だ。テレビコマーシャルでも頻繁に紹介されているこの製品、以前から存在自体は知っていたが、小さな子供がいない我が家ではそれほど、必要性を感じなかった。それが、今回購入したのはスーパーで“ふわふわ”タイプを見つけたから。これなら、冬の寒さ対策として使えると思ったのだ。
メーカー | レック | |
製品名 | ピタQ 吸着便座シート もっこもっこ | 巻きふわっ |
希望小売価格 | オープンプライス | |
購入場所 | ダイエー | |
購入価格 | 1,380円 | 1,380円 |
ピタQは、シールのように便座に張り付けて使う便座シートだ。従来の便座カバーに比べて着脱が簡単な点と、汚れたら洗濯機で洗えて再度使える点が特徴となっている。レックのホームページを確認したところ、柄や素材の違う26種類もの製品がラインナップされている。その中から今回選んだのは、ぬいぐるみのような「もっこもっこ」タイプと、巻き毛になっている「巻きふわっ」タイプだ。いずれも表面素材はアクリルで、肌触りがよく、暖かみが感じられるタイプだ。
本体は2つに分かれている。使い方は簡単で、裏面のシートを外して、便座に張り付けるだけ。U型、洗浄暖房型、O型など、様々な便器に対応している。我が家の便座はU型で、やや小さめのサイズだったが、問題なく装着することができた。
製品パッケージ。左から「巻きふわっ」タイプ、「もっこもっこ」タイプ | 製品本体。便座の形に合わせた2つのシートが入っている | 本体裏側。購入時には吸着部分を覆うようにフィルムが貼ってある |
仕組み自体は単純な製品だが、思ったよりもずっと気に入っている。まず、本来の目的であった寒さ対策としては効果抜群。表面のフワフワとした感触が気持ちよくて、安心して用を足せる。夫もすぐに「トイレのあれいいね」と喜んでいた。
表面はふわふわとした素材 | 便座に装着したところ |
また、吸着具合も抜群。便座を上げ下げしても、シートがずれたりすることもなく、トイレ掃除も今までと同じようにできる。
デザイン面に関しても満足している。テレビコマーシャルで製品を見た時は、なんだか「介護用品」のようだなと思っていたが、今回購入した2製品は、いずれもそんな感じはしない。ふわふわとして暖かみが感じられる、今の季節にぴったりのデザインだ。
便座を上げても、シートがずれ落ちたりしない | 便座を完全にあげたところ。便座が落ちてくることもないので、掃除も楽に行なえる | デザイン面でも満足している。ふわふわとした素材感がこれからの季節にぴったりだ |
不安だったのは、「本当に洗濯しても、またくっつくのか」ということ。しかし、答えはイエスだ。洗濯機で洗濯した後も、最初に買ったときと同じように、ぴったりと便座にくっついた。メーカーによると、週1回洗濯しても半年以上続けて使用できるという。
汚れが気になったら便座からシートをはがす | 後は洗濯機で、低水流で洗う。我が家では少量コースに設定してピタQだけを洗うようにしている | 「巻きふわっ」タイプを装着したところ |
どちらかというと、子供がいる家庭や介護向けのグッズなのかなと思っていたが、使わないのがもったいないくらい便利なアイテムだ。便座の裏側はオープンになっているので、従来の便座にかぶせて使うタイプのカバーよりもずっとお手入れしやすい。これからの便座カバーのスタンダードになりそうな優れた製品だ。
2011年 11月 14日 00:00
やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです