やじうまミニレビュー
ウィルリミテッド「BOX STOOL OTTOMAN」
ウィルリミテッド「BOX STOOL OTTOMAN BSO-38」 |
片づけが苦手だ。いくら棚を用意しても、収納スペースを確保しても、なかなか片付けられない。特に気になるのが、1日の大半を過ごすリビングスペース。何気なく手に取った雑誌がそのままだったり、仕事関係の書類やダイレクトメールなど、いつも何かしらがテーブルの上に置いたままになっている。
それほど広い部屋ではないので、これ以上収納用家具を増やす訳にもいかない――というわけで購入したのが、スツール(椅子)を兼ねた収納グッズ「BOX STOOL OTTOMAN(ボックススツールオットマン)」だ。オットマンとは、ソファなどに座った時に足を投げ出すための専用家具。日本ではそれほど一般的ではないが、欧米では広く知られている家具だ。
BOX STOOL OTTOMANは、オットマン、スツール、さらに収納用ボックスとしても使える1台3役の製品。実はこのような家具はそれほど珍しくはないのだが、今回購入の決め手となったのは1,680円というその価格。ちょうどセールになっていたものを見つけたのだ。
メーカー | ウィルリミテッド |
製品名 | BOX STOOL OTTOMAN BSO-38 |
希望小売価格 | 7,350円 |
購入場所 | 楽天市場 |
購入価格 | 1,680円(送料別) |
本体が届いた時、一瞬何か分からなかった。少し大きめの本といった感じの包みで、とてもこれが家具だとは思えなかったのだ。部品は全てたたんだ状態になっており、それを簡単に組み立てて使用する。組み立てといっても、とても簡単なもので、中のボックスと、外側のボックスをそれぞれ組み立てて、それを一緒にするだけだ。
製品が届いた時の状態。これが椅子だとはちょと思えない | 製品パッケージ | 組み立て前の状態 |
中の部品。外側と、内側のボックスをそれぞれ組み立てるようになっている | ボックスを組み立てた状態 | 外側のボックスに内側のボックスを入れる |
家具とは思えない梱包を見て、最初は少し不安に感じたが、組み立て後は立派な家具。とても1,680円とは思えない仕上がりだ。表面はポリウレタンで、中のボックスは不織布でできている。
座面部分がちょうど収納ボックスの蓋になっており、蓋を開けて中の収納スペースを使用するという仕組みだ。本体は380×380×380mm(幅×奥行き×高さ)の立方体で、中のボックスの大きさは340×340×350mm(同)だ。重さは約4kgで、女性でも簡単に持ち運びできる。
組み立て式の家具ということで、安定性や耐久性が心配だったが、耐荷重はなんと約100kgで、ぐらつきもなく安定している。座面は軽いクッションも効いていて座り心地も悪くない。ちょうど我が家のソファと座面の高さもぴったりで、オットマンとしても活躍している。
組み立て後 | 蓋をした状態。ちょうど立方形になっている | 座ったところ。耐荷重100kgで安定感がある |
中の収納スペースはかなり広め。A4サイズの雑誌を縦にも横にも収納でき、それでも空きスペースが出るくらいだ。収納の仕方によっては雑誌50冊くらいは対応できそう。我が家では主に書類や雑誌などを入れて使っているが、子供に触れられたくないものを入れておくといった用途にも使えそう。
座面の蓋を開けて、収納するというシンプルかつ単純な構造だが、使い勝手は良い。類似製品では蓋部分にバネなどが付いている製品もあるが、シンプルな分、組み立ても簡単で、壊れにくそうな印象だ。
収納する時は、座面の蓋部分を持ち上げる |
A4サイズの雑誌を横にした状態で収納したところ | 雑誌を立てた状態で収納したところ。ティッシュケースも楽々入る | ぬいぐるみや子供のおもちゃなどを収納するのにも向く |
ソファと組み合わせて置いたところ |
意外だったのが、インテリア性も高いということ。オットマンとしてソファの前に置くと、ちゃんとそれっぽく見えるし、なんだか高級感すら漂う。今回はベージュをセレクトしたが、ほかにもブラックやホワイトなどの色も用意しているので、色違いで買い揃えてみるのもいいかもしれない。
構造やアイディア自体はそれほど新しいものではないが、あると便利な一品。急な来客のときにテーブルの上にあったものをさっと収納できるし、椅子としても充分活用できる。
今回は1,680円という特価で購入したが、ネットで調べてみると、デザインや色が違う似たような製品はたくさんある。色を合わせると統一感も出るので、ソファなどと組み合わせて使うのがおすすめだ。
2011年 4月 19日 00:00
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