やじうまミニレビュー

くろちく「おしゃれガーゼプリーツマスク」

~繰り返し使えて、立体化するガーゼマスク
by すずまり


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


くろちく「おしゃれガーゼプリーツマスク」 左から「秋明菊」「蝶七宝」「チロリアン」「のばら」

ガーゼなのに立体化。カバー範囲が広い大きなマスク

 花粉が舞い始めるこの時期、うちの父には白いガーゼのマスクが欠かせない。使い捨てタイプの大きなマスクもあるはずだが、いつもつけているのは、小ぶりな白いガーゼのマスク。おそらく、マスクを使い捨てにするのが嫌なのだろう。また、ガーゼのソフトな肌触りのほうが好きなのだと推測している。

 しかし、その出で立ちがいけない。大きな顔の中央に、使い古した小さなガーゼのマスクが張り付いているのだ。しかも、少しでもガードする範囲を広げたいのか、ときどき2つのマスクをずらして装着していることもある。怪しいことこの上ない上に、あろうことか、その状態で家の外に出かけていく……。

 そこで、大人の男性でも使える、大きめのガーゼマスクを探したところ、「おしゃれガーゼプリーツマスク」を見つけた。

 


メーカーくろちく
製品名おしゃれガーゼプリーツマスク
希望小売価格525円
購入場所Amazon.co.jp
購入価格525円

 このマスクは、マスク本体は綿(不織布入り)なのに、プリーツ式の立体加工が施されており、鼻からあごまでの広範囲をカバーできる。しかも鼻や口を圧迫しないため、呼吸がしやすい。加えて、洗濯すれば再利用が可能という特徴を持つ。真っ白なマスクとは違い、全体にかわいい和柄が施されているので、装着する楽しさもプラスされるのである。

 今回私が装着した柄は「のばら」だが、ほかにも男性向けに「サイコロ市松」柄や「お天気小紋」柄なども揃っているので、父にも勧められそうだ。

 通常のサイズは、約95×155mm(縦×横)、広げると縦が約145mmまで拡大するので、大人の男性の顔も覆うことができる。説明書によれば、花粉、黄砂の侵入の防止、風邪の予防が期待できるそうで、洗濯による抗菌・防臭効果に変化はないという。

お気に入りの「のばら」を取り出してみた心和む和柄
プリーツを伸ばす前プリーツを伸ばし、立体化した

柔らかい、優しい肌触り

 装着して最初に感じたのは、その肌触りの良さだ。使い捨てマスクの場合、肌に触れる部分がゴワゴワしており、あまり長時間使う気になれないのだが、「おしゃれガーゼプリーツマスク」はさすが綿だけあって柔らかい。

不織布入りの綿で、ゴワゴワしない耳が痛くなりにくいソフトゴムが使用されているプリーツを伸ばすと、顔の半分以上を覆うことができる。ただし、有害な粉塵やガス等を防ぐ目的には使用できない

 使い捨てマスクの場合、その密閉性から、ときに息が詰まるような感覚を味わうことがあるが、「おしゃれガーゼプリーツマスク」は立体的な加工も相まって呼吸しやすく、つけていても苦にならない。呼気による湿気がこもってじめじめすることもないようだ。

 また、ゴムには柔らかい素材が使用されているので、耳が痛くならない。乾燥が気になる夜に、装着したまま寝たも違和感を感じなかった。使用頻度が高いとゴムが伸びてしまう恐れもあるが、古くなったら自分で新しいゴムを縫い付けてもいいかもしれない。

 とにかく、なぜもっと早く出会えなかったのだろう、と思えるほど、優しいつけ心地なのだ。和柄が醸し出す雰囲気も、周りにいる人の気持ちを和ませそうである。花粉とインフルエンザのダブルパンチのこの季節に、これまでの使い捨てマスクの感触が苦手だった方は、試して見る価値があるのではないだろうか。




2011年 2月 10日   00:00