家電製品ミニレビュー
シーンの使い分けに大活躍! 日立のLEDシーリングライトが便利
by 阿部 夏子(2016/2/26 07:00)
食事したり、テレビを見たり、映画を見たり……様々なシーンに対応する灯りが欲しい
リビングとキッチン、ダイニングが一体になったLDKタイプのマンションに住んでいるので、自宅のリビングは、そのときに応じて様々な場所になる。食事をする場所であり、テレビを見る場所であり、くつろぐこともあれば、仕事をする場所にもなりうる。
特に最近は、自宅で仕事をする機会が急に増えてきた。妊娠中ということもあり、可能な限りは自宅で仕事をするようになったからだ。するとこれまで使っていた、照明器具に不満を感じるようになった。電球色と言われるオレンジがかった暖かい感じの灯りが好きなので、これまでは、電球を使うシャンデリアタイプの照明を使っていたのだが、それだと、暗すぎて作業がしずらいのだ。
かといって、白っぽい蛍光色の下で食事をしたり、くつろぎタイムを過ごすのも嫌だ。そこで、導入したのが、今回紹介する日立の「LEDシーリング[ひろびろ光]搭載タイプ LEC-AHS1210EH」だ。
メーカー名 | 日立アプライアンス |
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製品名 | LEDシーリング〔ひろびろ光]搭載タイプ~12畳 |
型番 | LEC-AHS1210EH |
希望小売価格 | オープンプライス |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 36,750円 |
びっくりするほど明るくなる「ひろびろ光」
この製品の大きな特徴は、電球色から昼光色まで光の色や明るさを調整できること。付属のリモコンを使って、「蛍光灯のあかり(さわやか)」「図書館のあかり(よみ かき)」「食卓のあかり(だんらん)」「電球のあかり(くつろぎ)」の4つのあかりを簡単に切り替えできる。
ここまでの機能は、従来のLEDシーリングライトにも搭載されているもので、それほど珍しくないが、今回の新モデルでは、さらに「ひろびろ光」機能というものを搭載。器具上部に配置された120個のLEDモジュールが天井や壁の隅まで明るく照らすというもので、部屋の印象が変わるほど、室内がパッと明るくなる。
これまで光が当たることのなかった部屋の隅々まで照らされるので、ちょっと恥ずかしくなってしまうほど。部屋の隅に溜まったホコリもしっかり見えるので、部屋の掃除をする時にも便利に使えそうだ。
ただ、個人的には少し明るすぎると感じた。かといって、ひろびろ光機能を全く使わないというわけではない。というのもこの機能は、切り替えボタンを押す事で、上部の照明のみを点灯させて、間接照明のように使うこともできるのだ。好みによって、光色や明るさも調節できるので、様々な使い方ができる。
シーンの切り替えに便利
実際、使い始めると、灯りを切り替えるのが当たり前になった。食事のときは「食卓」の灯り、読書をするときは「図書館」の灯りという風に、スイッチ1つで灯りを切り替えられるのはやはり便利だ。
当初の目的であった、仕事用の灯りに関しても大満足。仕事をするときはこれまた新機能の「ラク見え」機能を愛用している。これは、LEDの明るさが全灯時の1.2倍の明るさで点灯するというモードで、より太陽光に近い自然な光の波長特性を実現しているのだという。色温度は5,800K(ケルビン)で、コントラスト感も強く、小さな文字も見やすい。
実際、「ラク見え」モードを使い始めてから、これまでの照明がどれほど見えにくかったのかを痛感している。はっきりと見やすい灯りの下で作業していると目も疲れにくく、作業もはかどる。
同居している50代の母は手芸が趣味で、リビングにミシンなどを持ち出しては作業をしているが、そのときも灯りは必ず「ラク見え」に設定。細かい糸まではっきり見えるといって喜んでいる。
くつろぎタイムにも
天井設置タイプのシーリングライトというと、どちらかというと実用性一本の製品だというイメージが強い。実際、実用性も高く、高機能なのだが、インテリアタイプの照明器具と比べると、デザインは素っ気ないかもしれない。
しかし、肝心の灯りに関しては、間接照明やほんのりと明るい「くつろぎ」の灯りにもしっかり対応している。特に気に入っているのはテレビや映画を見る時に使っている「電球」の灯り。明るさをかなり絞って、大人の時間を楽しんでいる。
おおむね気に入って使っているのだが、唯一気になっているのは、操作するためのリモコンが大きいということ。使用頻度も高く、出しっぱなしにすることも多いので、もう少し小さく、デザインも配慮してもらえると嬉しい。
最近主流となっているLDK間取りに便利な照明器具。シーンに応じて灯りを切り替えることで、気持ちも変わるという一面もある。リビングで宿題をするというお子さんがいらっしゃるご家庭にもおすすめだ。