家電製品ミニレビュー

3分でサラサラヘアに! パナソニックの「ストレートアイロン ナノケア」

ストレートアイロン ナノケア EH-HS97

 できるなら毎朝ヘアセットをして、キレイな髪で出掛けたい。しかし忙しい朝は準備に時間が掛かり、テキトーにブラシで梳かして家を出るなんてことがほとんどだ。

 そんな状態を改善したいと思い、パナソニックの「ストレートアイロン ナノケア」を使ってみることにした。

メーカー名パナソニック
製品名ストレートアイロン ナノケア
品番EH-HS97
購入場所Amazon.co.jp
購入価格11,050円

 パナソニック独自の技術「ナノイー」を発生するストレートアイロン。微細なナノイーが髪に浸透し、髪の水分バランスを整えることでうねりを抑制するという。

 アイロン板は温度均一プレートを採用しており、髪にムラなく熱を伝えられる。これにより、スタイリングスピードをアップできるという。また、プレートはグロスコーティングされているため、髪の水分を閉じ込めてしっとりとツヤ感のある髪に導ける。

 サイズは、410×450×290mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約380g。一般的なヘアアイロン程のサイズで、使用中も重いと感じることはなく、問題なく使える。本体カラーは黒、ピンク、白の3色。今回は黒を使用した。

本体。今回は黒を使用した
アイロン板は温度均一プレートを採用。ムラなくスピーディーに熱を届ける
側面から「ナノイー」が発生する
操作部。電源と温度調節ボタンを備える
下部のLOCKスイッチで閉じることもできる。持ち運ぶ際に便利だ
掃除用のブラシが付属する

サラサラストレートヘアがずっと持続!

 温度は「130/150/160/170/200℃」の5段階で設定できる。前年モデルは最高温度が170℃だったので、200℃まで温度を上げられるようになったのは嬉しいポイント。

 ひとつ注意したいのは、電源を入れてもスイッチ音がしないこと。側面の操作部だけを見ていると、特に変化が感じられない。ちゃんと動いているのかな……と不安になったが、表面の温度表示部が点滅していれば運転しているのがわかる。

 温度表示が点滅から点灯に変わったら、立ち上がり完了の合図。30秒ほどで温まっていた。

電源を入れても特にスイッチ音などはしない
表面の温度ボタンが点灯しているかで運転しているか確認する
最高温度は200℃にアップ

 まずは、最高温度の200℃を試してみた。アイロン板は直接触れにくい設計なので、高温になっていても熱いと感じず、ヤケドをすることもなかった。

 寝起きの髪はうねりがひどかったが、200℃の高温プレートを髪にすべらせるとあっという間にまっすぐに! 毛束を分けて細かく掛ける必要がなく、ザクザクと使っていても十分キレイになった。髪の量が多い筆者だが、セットに掛かった時間は2分ほどとかなりスピーディーだ。

 そのまま夕方まで仕事をしていたが、ストレートヘアの状態を持続することができた。しかし、200℃はやはり高温だったのか、髪の水分は夕方になるにつれて失われていった。ブラシで梳かすと静電気が発生することも。とはいえサラサラな状態だとそれだけで髪がキレイに見えるので、特に問題はなかった。

使用前。髪が広がっている
使用後。2分ほどでサラサラでまとまりのある髪に!

 寝ぐせがそこまでひどくないときは、160℃~170℃での使用が適している。こちらも一度アイロンをあてるだけで十分まっすぐになり、セットに掛かった時間は3分ほど。夕方以降もまっすぐなままで、ブラシで梳かしても静電気は発生しなかった。

 うねりが特に気になるときは、この温度帯だと2~3回は同じ箇所にアイロンを当てないとまっすぐにならなかったので、そういったときは200℃での使用をオススメしたい。状況に合わせて、温度を変えて使用するのが良いだろう。

そこまでうねりがひどくないときは160℃で使用した
きちんとストレートになる

 これまで筆者が使っていたストレートアイロンは温度が低く、何度も同じ箇所に当てないとまっすぐにならなかった。そのため、温度を高くできるカールアイロンを使って髪を巻くことが多かったが、それだときちんと毛束を分けないと仕上がりがキレイにならず時間が掛かる。

 平日の忙しい朝にサクッと髪を整えたいときは、幅広い温度調節ができる本製品がオススメ。

西村 夢音