家電製品ミニレビュー
出張の大事なお供! 海外でも使えるナノケアドライヤー
by 阿部 夏子（2014/9/19 07:00）
同じホテルに5泊もするような長期の海外出張だと少しでも自宅に近い環境で快適に過ごしたいので、化粧品やクリームなど普段使っているものを持参する。特に海外でマストなのが、ドライヤーだ。
このところヨーロッパへの出張が多いのだが、ヨーロッパは水が硬水で日本の感覚で髪を洗って乾かすとバリバリのゴワゴワになる。そこで、活躍するのが、今回紹介するパナソニックの「ナノケア EH-NA56」だ。
| メーカー名 | パナソニック |
|---|---|
| 製品名 | ナノケア EH-NA56 |
| 希望小売価格 | オープンプライス |
| 購入場所 | Amazon.co.jp |
| 購入価格 | 11,581円 |
独自のナノイーイオンで健康的な髪へ導くナノケアシリーズは、女性から絶大な支持を集める人気製品。その機能を少しだけ省略して、サイズも小さく、さらに海外でもつかえる電圧対応にしたのが「ナノケア EH-NA56」だ。日本と海外では電圧が異なるため、日本で使っている家電製品を持って行っても使うことはできない。しかし、今回紹介するような海外対応の家電製品の場合、AC100～120VとAC200～240Vの両方に対応しているので、海外でも日本と同じように使うことができるのだ。
本体裏面の吸い込み口下には、電圧を切り替えるためのスイッチが付いており、ここを切り替えて使う。
海外でも、さらさらでまとまりやすい髪をキープ
最初に断言してしまうと、私は今後の海外出張には必ずEH-NA56を持参する。
それくらい、満足度が高く、仕上がりの良さが歴然だった。ナノケアドライヤーのハイエンドモデル「EH-NA96」に比べると、機能も風量も劣るとはいえ、海外のホテルに常備されているドライヤーに比べると風量は倍近いし、乾かすまでの時間も半分だった。それは、風の吹き出し口に取り付けて使用する速乾ノズルに秘密がある。
速乾ノズルは風を縦に割るような形をしており、強弱が異なる縦型の風を発生させることで、毛先をほぐし、風があたる面積を増やしているのだという。実際、私は髪の毛の量がかなり多い、セミロングだが、乾かす時間は本当に5分だった。
海外取材で疲れきった体には、単純に髪を乾かす時間が短くなるだけでも嬉しいが、ナノイーイオンの効果もしっかり実感できる。寝る前にEH-NA56を使うと、翌朝の髪の手触りが明らかに違うのだ。ちなみにホテル備え付けのドライヤーで髪を乾かしたところ、バリバリのごわごわだった。
疲れていると、髪の毛を乾かすのも億劫になりがちだが、かかる時間は5分、しかも次の日の仕上がりが明らかに違うのだから、海外出張に持っていってでも使いたくなる。
地味だけど、かなり助かるプラグアダプター
もう1つ、この製品で高く評価したいのが、C-2型のプラグアダプターが付属するという点。海外と日本では、電圧だけでなく、コンセントの形も異なる。そのため、海外対応の電化製品であっても、プラグアダプターが別に必要になるのだ。私も海外出張の時は必ず持参する必須アイテムだが、それでもEH-NA56のプラグアダプターがあって良かったと実感した。
というのもプラグアダプターの多く、特に複数のプラグアダプターに対応するマルチタイプだと、コンセントの差し込みがかなり甘く、少し動くとすぐにコンセントが抜けてしまうのだ。正直、この状態でドライヤーを使ったらすぐにコードが抜けてしまい、満足に使うことはできないだろう。
しかし、EH-NA56付属のプラグアダプターは、少し固いんじゃないかというくらいしっかりコードが差し込めるので、コードが抜ける心配なくドライヤーを使うことができた。
もちろんC-2型のアダプターでは対応できない国もあるが(ヨーロッパはC-2型が多い)、あらかじめプラグアダプターまで同梱されているというのは、親切。「海外対応」と謳っているだけの配慮が感じられた。
海外に限らず国内旅行、自宅でも
ハイエンドモデルに機能は劣るといっても、速乾、ナノケア効果はしっかり感じられる。折りたたみできる機構ではあるが、本体はしっかりしているので、自宅での普段使いにも十分オススメできる。例えば今、5,000円以下のドライヤーを使っているなら、確かな違いを実感できるだろう。
