家電製品ミニレビュー
パナの「球ランタン」は、一家に一台、どころか一人一台レベルでおすすめしたい!
by 阿部 夏子(2015/10/20 07:00)
今回紹介するのは、ベッドサイドの灯りとして、是非おすすめしたいパナソニックの「球ランタン」だ。機能、デザイン、価格、サイズ、どれをとっても大満足で、2個目を購入したほど気に入っている。
メーカー名 | パナソニック |
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製品名 | 球ランタン BF-AL05K(EVOLTA付き) |
価格 | オープンプライス |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 2,027円 |
持ち歩ける常夜灯
球ランタンは、これまでの灯りのカテゴリには入らない画期的な製品だ。「これなに?」と聞かれても一言で答えられないが、「持ち歩ける常夜灯」というのが一番近いかもしれない。一番の特徴は、置き場所を決めても使えるし、持ち歩いても使えるというところだ。
本体は、電球のようなデザインで、専用のスタンドがセットになっている。ベッドサイドに置いて使うときは、このスタンドに置いて使い、持ち歩くときは、台から本体を取り出して使うという仕組み。よく考えられているなと思うのは、台において使うときも、持ち歩く時もごく自然な動作で使えるところ。
スタンドに置いて使うときは、本体を上から押す事で操作する。一度押すと、弱点灯、二度目は強点灯、三度目は消灯という仕組みだ。一方、持ち歩くときは電球の根元部分を手に持ち、操作は本体底のスイッチで行なう。
何も考えなくても使えるシンプルさと操作性はさすが。本体は尖ったところがなく、全てが曲面から成る。起き抜けの寝ぼけた状態でも、真っ暗な部屋の中で使っても、よっぽどのことがない限り、怪我をしたりすることはないだろう。
夜中のトイレはもちろん、もしものときも
明るさは2段階で調節できるものの、強点灯で8lx、弱点灯で約0.3lxと、強く設定しても、本を読むには光量が足りない(下の写真はいずれもISO、ホワイトバランスを固定して撮影したもの)。
我が家の場合でいうと、寝室に行ったらまず球ランタンをつけて、寝る前のあれこれの準備は球ランタンの灯りで行なっている。例えば、スマートフォンで明日のスケジュールを確認したり、充電ケーブルを挿したり、足のストレッチをしたり、といった作業だ。
また便利なのが、夜中にトイレに起きた時だ。弱点灯であれば、目覚めたばかりの目にもまぶしくない。
そして、球ランタンのもう1つの側面が、災害時など「もしも」の時に役立つ製品だということだ。懐中電灯を常備している家は多いだろうが、夜中に地震があった時に、すぐ取り出せる場所にあるだろうか。懐中電灯の電池が切れていないと、自信を持っていえるだろうか。
球ランタンをベッドサイドに置いておくことで、何かあった時の「とりあえず」の灯りを確保できるというのは、安心だ。球ランタンには紐を通すための穴も付いているので、停電など、広範囲を照らしたいときでも、便利に使える。
1カ月使い続けても電池が切れない!
球ランタンは、乾電池式だ。電源は単三形3本で、本体にはあらかじめパナソニック乾電池EVOLTAが付属する。
驚くのは、その電池寿命。EVOLTAを使った場合、強点灯で約55時間、弱点灯で約1,000時間の連続点灯が可能なのだ。実際、寝室で約1カ月ほど球ランタンを使い続けているが、まだ電池切れはしていない。
電池式の照明器具というと、すぐに電池がなくなってしまうというイメージがあったが、最新の照明器具はここまで進化しているのだ。
ちなみに、EVOLTA以外の乾電池を使った場合でも、寿命は長い。パナソニックのアルカリ乾電池の場合、強44時間、弱880時間。パナソニックのネオ乾電池を使った場合、強20時間、弱300時間の連続点灯が可能だ。もしもの時を考えるのなら、多少値段が張ったとしても、EVOLTAを用意しておくと安心だろう。
デザインがマル
球ランタンを使い続けている理由の1つが、シンプルなデザイン。電球を模した、その形は、ちょっとノスタルジックで、かわいらしさも感じる。寝室のサイドテーブルに置いてあると、インテリアのアクセントになる。
2個目を購入したほど、お気に入りの製品だが、唯一気になるのが、製品パッケージ。一般的な懐中電灯と同じようなパッケージで、この製品のデザインや使い勝手、魅力がいまいち、伝わらない。個人的にはインテリアショップに置いてあってもいいのに~と思うくらい気に入っている製品なので、もう少し色気のあるパッケージがあってもいいと思う。
一人暮らしから、家族と暮らしている人まで、一人一台あっても良い。いつもの灯りとしても、もしもの時の灯りとしても頼りになる一台だ。