家電製品ミニレビュー
好みのヨーグルトが簡単に作れるヨーグルトメーカー
by 石井 和美(2014/8/25 07:00)
我が家の冷蔵庫に欠かせないのはヨーグルト。子供達が大好きなので、いつもスーパーに行くと必ず購入している。自分でも色々なヨーグルトを作りたくなったので、ヨーグルトメーカーを使ってみることにした。
選んだのは「ヨーグルトメーカー flowge」。デザインがかわいく、容量も500ml前後と家族4人で食べきるのにちょうどいいサイズだ。市販のヨーグルトを種菌に、簡単に好みのヨーグルトを作れるというので、さっそく試してみることにした。
メーカー名 | グリーンハウス |
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製品名 | ヨーグルトメーカー flowge |
品番 | GH-KYGB500-GY |
希望小売価格 | オープンプライス |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 2,740円 |
セット内容は、本体の他に容器は大サイズ(550ml)が1個、小サイズ(180ml)が2個付属している。タイマーは1~24時間で設定可能。消費電力は15Wで、1時間の電気代は約0.33円。
設定温度は43℃から+-5℃で、一般的なヨーグルトを作るのに適しており、カスピ海ヨーグルトなどの特殊なヨーグルトは作ることはできない。
最初に容器を熱湯消毒する。煮沸消毒はできないので、熱湯をかけるだけだ。牛乳500mlに種菌となる市販のヨーグルトを50g入れ、本体にセットする。ヨーグルトと牛乳少量を入れて、よく溶かしてから残りの牛乳を入れるようにする。
なお、牛乳は牛乳100%、乳脂肪分は3.5%以上、無脂肪固形分は8.0%以上のものを使用する。種菌はヨーグルトのほかに、粉末パウダーでもできる。
あとはフタをしてタイマーをセットし、スタートボタンを押すだけだ。一般的なヨーグルトは6時間でできるとのことなので、6時間でセットしておいた。
はじめの3時間は全く固まらなかったが、4時間を過ぎると急に固まりはじめ、6時間後にはヨーグルト状になっていた。ホカホカだったので少し置いて粗熱を取り、冷蔵庫に入れて冷やした。
新鮮なできたてヨーグルトは、香りがよく、とてもおいしい。ブルガリアヨーグルトは比較的酸味が強いほうだが、6時間の設定でできたプレーンヨーグルトは、酸味がおさえられているので食べやすい。もう少し酸味が欲しい方は、設定時間を長めにするとよいだろう。自分で味を調整できるのも、手作りヨーグルトならではの楽しさだ。
ブルガリアヨーグルトは450gのものを購入したが、50gしか使っていない。一晩でこれだけ増やすことができるので、たくさん食べる我が家では経済的で嬉しい。もちろん作ったヨーグルトを種にして増やすこともできるが、繰り返し使用することによって種菌が弱くなるので、定期的に新鮮な種菌に取り替える必要がある。
付属している小さい方の容器は、取り分けた種を入れて保存できて便利だ。
豆乳ヨーグルトも簡単にできる
次に、牛乳の代わりに豆乳を使った「豆乳ヨーグルト」を作ってみた。割合は牛乳と同じで、ヨーグルト50gに対し、豆乳は500ml。今度は7時間に設定してみた。
今度は、かなり酸味が強く、豆の香りが強いヨーグルトに仕上がった。お豆腐に酸味を加えたような味。オリゴ糖を足して甘くしたが、家族の間で好みが分かれた。豆乳好きなら楽しめるので、ぜひお試しいただきたい。
コクのある生クリーム入りヨーグルトに挑戦
濃厚な生クリーム入りヨーグルトにも挑戦してみた。最近、生クリームが入っているコクのあるヨーグルトが好きで、小さなカップタイプをよく購入している。
種菌50g、生クリーム100ml、牛乳400ml。設定は6時間でクリーミーなヨーグルトができた。乳脂肪分が高いため、表面に黄色い膜が張っていた。よくかき混ぜて食べたところ、とても濃厚でコクがある。市販品のように香料は入っていないので、わざとらしい風味ではなく、爽やかで食べやすい絶品ヨーグルトに仕上がった。
市販の生クリーム入りヨーグルトは、ほとんどが加糖タイプであるが、ヨーグルトメーカーで作ると無糖の状態から自由に甘さを調節できるのも嬉しい。オリゴ糖を少量加え、甘さ控えめで食べるのがお気に入りだ。
夕方にセットすれば朝には新鮮なヨーグルトが食べられる!
大の容器は、横長で間口が広く、洗いやすいのでお手入れがしやすい。ちょっと気になったのは、本体に容器を入れにくいこと。レシピ通りの分量で作ると、容器が一杯になる。こぼさないようにそっとセットするのだが、本体横にある溝が浅すぎて手が入りにくい。セットするときにこぼしそうになるので、溝はもう少し余裕を持った作りにして欲しい。
しかし、不満点はそれだけだ。夕方にヨーグルトメーカーにセットしておけば、寝る前に完成する。そのまま冷蔵庫で冷やせば、朝食時には新鮮なヨーグルトが食べられる。種菌となるヨーグルトの銘柄や室温、設定時間によっても酸味等が左右されるので、毎回出来上がりが楽しみだ。
電気代は1日6時間使用し、毎日使っても一カ月で約60円程度。コンパクトでかわいいデザインも気に入っている。
ヨーグルトのような発酵食品は、継続して食べることで美容や便秘解消に効果があるという。せっかくなら、手作りで色々な無添加ヨーグルトを作り、毎日楽しんでみてはいかがだろうか。