家電製品ミニレビュー

ケルヒャー「窓用バキュームクリーナー WV 75 plus」

〜結露対策にとにかく便利! 水滴を電動で吸い取る窓クリーナー

結露対策最強の製品を見つけた!

ケルヒャー「窓用バキュームクリーナー WV 75 plus」

 朝起きたら、まずカーテンと窓を開けて空気を入れ換える。季節を問わず、年中行なっている習慣だ。ただ、この季節はカーテンを開けた途端に2つの理由で「ウゥー」という声が出てしまう。

 まず、1つ目は寒さ、2つめは窓の結露だ。寒さは季節柄しょうがないといって、済ますことができるが、結露は見て見ぬふりを決め込むか、雑巾を手に朝から格闘するしかない。寝室は特に加湿をしっかりしていることもあって、結露の量も相当多い。何か、対策をしなくてはと思っていたところ、最強の製品を見つけた。それが、今回紹介するケルヒャーの「窓用バキュームクリーナー WV 75 plus」だ。

メーカー名 ケルヒャージャパン
製品名 窓用バキュームクリーナー WV 75 plus
販売価格 9,980円
購入場所 直販サイト
購入価格 9,980円

 もともと、窓掃除のために作られた製品だが、結露をとるのにとにかく便利。憂鬱だった結露掃除が、今では楽しくさえ感じられるようになった。

 ケルヒャーはドイツの家電メーカーで、日本では高圧洗浄機がよく知られている。海外では掃除機なども扱う清掃用具メーカーとして知られており、プロ用の製品も多く扱う。そんなメーカーの掃除用具ということで、使う前から、期待度はかなり高めだった。

 本体は130×90×355mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は700g。片手で楽に持てるサイズだ。パッケージには、本体のほか充電用のアダプター、スプレーボトル、窓用洗浄剤、スプレーボトルに取り付けるワイドヘッドとパッドなども入っている。本体だけではなく、洗剤や洗剤塗布用のボトルまでセットになっているというのは、掃除用具メーカーならではだ。

製品パッケージ
中には、本体だけでなく、洗剤を入れるための専用ボトルや、ヘッドなども同梱されている
本体正面。ヘッドは幅170mmのワイパーヘッド
本体側面。横からみると、ペンギンのようにも見える
手に持ったところ。女性でも楽に持てるサイズだ
電源スイッチは持ち手部分に備えられている
本体は充電式で、使用前には約2時間充電する必要がある

 機能自体はごくシンプルで、先端にあるゴムのワイパーヘッドでキャッチした水を電動で吸い込むというもの。吸い込んだ水は、本体の汚水タンクに溜まり、水が溜まったタンクキャップを空けて捨てる。

 本体は充電式で、使用前にあらかじめ充電しておく必要がある。充電時間は約2時間で、連続使用時間は約20分だ。ちなみに、バッテリーはリチウムイオンで、容量は600mAだ。

びちょびちょの窓が1分でスッキリ

 この製品は、本来窓掃除用の製品だが、今回は、結露対策用に購入したので、まずは結露でびちょびちょの寝室の窓から使ってみた。スイッチを入れると、掃除機まではいかないが、それなりに大きな音がする。窓の上から下に本体を動かしていくと、みるみるうちに、窓の表面に溜まった水滴が吸い込まれていく。頭で動きは理解していたものの、実際使ってみると、想像以上にスムーズで、楽しさえ感じる。2枚の大きな窓ガラスが3分も経たないで、あっという間にきれいになった。

結露して表面がびちょびちょの状態の窓
WV 75 plusで掃除していく
あっという間に水滴がなくなった
窓の結露した水滴を吸い取っている様子。あっという間に水分がなくなっていく

 タンクを見ると、満容量100ccのタンクの半分ほど水が溜まっていた。この水は、その都度、洗面所などで捨てるようにしたい。

タンクの水はあっという間にいっぱいになる。こまめに捨てるようにしたい
タンクキャップ
本体を横にして、中に溜まっている水を捨てる

 注意したいのは、先端のワイパーヘッドを窓に押しつけすぎないこと。2枚重なったワイパーの間から水が吸い込まれる仕組みなので、ここをつぶしてしまうと、水分がきちんと吸い込まれない。軽く、先端を当てるくらいにすると、水がどんどん吸い込まれていく。

【悪い例】先端のワイパーヘッドを窓に押しつけ過ぎてしまうと、水の吸い込み口がつぶれてしまう
【良い例】ワイパーヘッドをそっと窓に当てるようなイメージ。吸い込み口がしっかり開いているので、水分がしっかり吸収される

 とにかく簡単に、かつ楽しく、作業が進んだので、びっくりしてしまうくらいだった。何よりいいのは、自分の手が全く濡れないこと。冬の朝、水分を含んだ雑巾を手に作業するのはキツイ。WV 75の投入で結露問題が一気に解決された。

専用ボトルの使い勝手が良い

 続いて、この製品の本来の用途である窓掃除をしてみた。本体付属の洗浄液を専用のボトルに入れて、約9倍に希釈する。専用のスプレーヘッドは、幅がワイドになった独特の造りで、先端にはこれまた専用のパッドを取り付ける。

 窓掃除の手順としてはこうだ。まず、スプレーヘッドで洗剤を噴射、その後、パッドで窓全体に洗剤を馴染ませる。最後に、WV 75で全体の水分を拭き取ればおしまい。これだけで、簡単にきれいになった。年末の大掃除の時に、これを使っていたら……と後悔してしまうほどで、手で掃除する時に比べるとかかった時間は1/3程度、満足度は倍以上だ。

専用のスプレーボトルに入れた洗剤を噴射する
噴射後の状態
専用のパッドで洗剤を広げるようにして、馴染ませる
パッドの形状が四角いため、隅までしっかり洗剤を広げられる
パッドにも汚れが付いていた
後は、結露の時と同じようにWV 75で全体の水分を拭き取ればおしまいだ
二度拭きの手間は一切なく、あっという間に窓がきれいになった
自分の手の高さより、5cmくらい上の場所が掃除できる

 専用の液剤の性能がいいのか、ワイパーで水分をしっかり吸い取るのがいいのか、まず二度拭きの必要がない。また結露を取るときと同様、自分の手が全く濡れないというのも大きなポイントだ。

 自分の手の高さにプラスして、15cmくらい上の場所が掃除できるので、身長が低い人や、高い窓があって、掃除に困っているという人にも、お薦めだ。

 きれいになるか、否か、というよりも、とにかく作業が簡単で、楽しささえ感じてしまう。窓の結露はもちろん、浴室の壁面の結露を取り除くのにも役立っている。

豊富なアタッチメントが楽しい

 本体には、幅170mmのワイパーヘッドのほかに幅280mmのワイパーヘッドも付属する。幅が広いので、大きな窓を掃除するときに便利だ。

 ケルヒャーは、掃除用具メーカーということもあって、別売りのアタッチメントなどが豊富に用意されている。本体に付属する洗浄剤やパッドも、市販品に比べて割高ではあるが、きちんと替え用の製品が用意されている。

幅280mmのワイパーヘッドも付属する
幅が大きいと、掃除時間の短縮につながる
替え用の洗剤液とパッドも購入。それぞれ980円ずつ

 窓掃除が嫌い、結露掃除が嫌い、という人にこそ、使ってもらいたい製品。9,980円という価格は、もちろん窓掃除のための製品としてはかなり高額だが、これまで窓掃除や結露掃除の時に感じていたストレスを考えると、価格を考慮してもやっぱり奨めてしまう。

(阿部 夏子)