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家電製品ミニレビュー

無印良品「サーキュレーター(低騒音ファン) AT-CF18R」

〜思わず2個買い! 安いのに静かで風量も十分なサーキュレーター
by スタパ齋藤
無印良品「サーキュレーター(低騒音ファン) AT-CF18R」

 家電Watch編集部から「貴様は発汗野郎かつ静音野郎なのに、この夏は節電で大変難儀であろうから、動作音が静かなサーキュレーターを試してみなはれ」的なメールとともに、無印良品の「サーキュレーター(低騒音ファン) AT-CF18R」が送られてきた。


メーカー 無印良品
製品名 サーキュレーター(低騒音ファン) AT-CF18R
販売価格 3,900円
購入場所 無印良品ネットストア


 ……サーキュレーターかぁ。拙者の場合(も)、毎年、夏には必ず使う家電ではある。が、正直なトコロを申し上げると、これまで、十分満足できるサーキュレーター製品に出逢っていない拙者なのであった───風量が多い製品だと振動や音も大きかったり、静かな製品だと風量が足りず用途が限定されたり、静かめで大風量の製品だとミョーに高価だったり。

 サーキュレーターに対する拙者的要望を言えば、まず静かなこと。基本、夏場は多くの場面でサーキュレーターを使う。いつも身近で動作。動作音が静かなのに越したことはない。また絶対静かであって欲しい場面も多々ある。たとえば熱帯夜の就寝中の使用。あるいはテレビを観たり音楽を聴いたりしつつの使用ですな。

 それと、ぶっちゃけた話、安価であること。安きゃ安いほどイイ!! というわけじゃなくて、酷使する家電なので買い換えサイクルが短いと感じるからだ。これまで拙者が買ったサーキュレーターは、早いものは1年で故障(モーター部からのオイル漏れ)、長く保ったものでも3年程度(振動増加により破棄)だった。まあ夏はもちろん冬場も大活躍するサーキュレーターゆえ、思いのほか早くダメになっちゃうので、あんまり高くないのがいいなぁ、と。

 さて前置きが長くなったので、まずは無印良品の「サーキュレーター(低騒音ファン) AT-CF18R」を試用した結論的印象を書いちゃうと「安いのに静かで風量も十分」であること。拙者が試したサーキュレーターのなかで最高のコストパフォーマンスがあると思う。ので、この記事を書く前に無印良品ネットストアでポチッと購入しちまいました♪ しかも2台!! この夏はこのサーキュレーターで乗り切るゼ!! みたいな。

 以上。……って記事終わってんじゃねーよ>俺。

 てなわけで無印良品の「サーキュレーター(低騒音ファン) AT-CF18R」(以下、AT-CF18R)の試用レポートをば。まずは基本的な性能あたりから。

 AT-CF18Rは運転音が最大でも40dBの低騒音タイプのサーキュレーター。騒音の原因(羽根表面の空気の乱れ)を抑えるブーメラン型の羽根、高効率/低騒音の「全閉形コンデンサーモーター」を採用したほか、回転部の振動を抑える「ボールベアリング」も使用。

 また、風を遠くまで効率よく送れるよう、羽根周辺に「オリフィス」と呼ばれる溝が作られている。風量は弱/中/強の3段階に切り替えられる。ちなみに消費電力は、強運転時が15W/17W(50Hz/60Hz)、弱運転時が7W/7W(50Hz/60Hz)。

AT-CF18Rにはこんなカタチの「ブーメラン型」の羽根が採用されている。前のグリル部分がサクっと外せるので手入れも楽に行なえる 羽根の周りを取り囲むグリル部にはオリフィスと呼ばれるクビレが。これで空流を整えるとのこと スイッチは背面に。「弱→中→強→切」でも「強→中→弱→切」でも操作できる

 基本的な使用感だが、質量2kgで285×214×297mm(幅×奥行き×高さ)の本体は、まあフツーに持ち運んで設置できるボリューム。30cm×30cmのスペースがあれば設置できるというイメージですな。

 試用開始直後、個人的に嬉しかったのはスイッチ操作。背面に大きめで扱いやすい回転式スイッチがあるが、切の状態から「弱→中→強→切」にでも「強→中→弱→切」にでも操作できる。切の状態から「強→中→弱」にしか操作できず、電源オフ時に「弱→中→強→切」としか操作できないストレスフルなサーキュレーターがけっこー多かったりするなか、AT-CF18Rのスイッチ部に「やっぱこれが正しいよね〜」と頷いてしまった。

 風向きが6段階で変えられるのも現実的ですな。片手で向きを変えられるが、その向きは各段階で安定的に固定される。この点もストレスなく扱えるサーキュレーターだと感じた。

風の向きは真上からやや下向きまで6段階で変えられる

 拙者はこのサーキュレーターを2台購入したと前述したが、その理由は動作音の静かさ。ウチにある扇風機〜サーキュレーターの中で(卓上用小型扇風機を除いて)いちばん静かと言えよう。

 具体的には、弱運転だと、自分の居る位置から1m程度の距離に置いて使っても静かだと感じる。3m離れちゃうと動作を忘れられる程度静音。テーブルの上に置いてテストしているが、振動もほぼ無い。

 中運転にすると、1mの距離だと静かとは言えない。ウルサいほどではないが、風切り音のようなものが聞こえ続ける。3m離れると「あの程度の騒音ならテレビを観ていられるな」くらいの音に。ちなみに中運転での振動もほぼ感じられなかった。

 強運転で1mの距離だと「ちょっとウルサいな」と感じられる。強運転で3m離れると「ややウルサめなので、静かな雰囲気のテレビを見るときはオフにしたいかも」みたいな。なお、強運転での振動は非常に少ない。

 騒音に関して言えば、一般的なサーキュレーターと比べると、AT-CF18Rの騒音は低い音の成分が少ないという印象。ブォ〜ンとかゴーッとかボーッとかいうような騒音はなく、フーッとかコーッてな感じの「低音成分をカットした感じの音」だ。振動もほとんど感じられないので「音はしているけれど耳障りだと感じにくい音」という印象になる。

 実際コレ大したモンだと思うんですよ、ええ。AT-CF18Rからの風はけっこーシッカリ直進してくれて、たとえば2〜3mくらいの距離までなら顔へのピンポイント送風みたいなコトができる。ので、弱〜中運転でもわりと鋭く室内の空気を攪拌してくれるというイメージ。なのに、前述のように非常に静か。しかも3,900円。真夏の拙者だったら3台買っていたかもしれない。

 ……ところで、ナゼこんなふうに静か?  とか思ってAT-CF18Rをいろいろな角度から試してみた。すると興味深いことに、AT-CF18Rのグリル部を外した状態で運転(←マネしちゃダメだヨ)すると、いきなりショボい運転音に!! ブォォォ〜ンてな感じの騒音。一気に普通一般のサーキュレーターの動作音になったのであり、なるほど、羽根の周りのグリル部にあるオリフィスという溝だけでもけっこーな静音効果をもたらしているんだなぁ、と。

 AT-CF18Rに対して「ここがこうだったら」と思う点もいくつか。2kgという質量は重くはないものの、AT-CF18Rの形状から両手で持ち上げて移動させることになる。たとえば取っ手のようなものがあれば「片手でチョイ」と移動できたのではないだろうか。

 また、静音で風量もあり室内の空気の攪拌もシッカリ行なえるので、壁かけもデキて欲しかった。こういう「使えるサーキュレーター」はやっぱり一年中利用できるわけで、つまり出しっぱなし。そうなると壁掛けなどにしてサーキュレーター自体の設置スペースも省きたいと思うのだ。

 あとタイマー運転ができて……と、ここまで拙者的要望を書いてきて気づいた。取っ手も壁掛けもタイマーも省いてシンプルな製品にするのが「無印良品ブランド」なのかもしれない。便利な取っ手付きで壁掛け対応でタイマー付きで9,800円とかにされたらコチラも困るし、見栄えもゴテゴテしそうだ。

 ともあれ、やはり拙者的には比較的安価でありかつ非常に静穏性の高い製品ってコトで、AT-CF18Rのコストパフォーマンスは大いにイケてると感じた。まあそのあたりは人によって感じ方が違うし、サーキュレーターに何を求めるかによっても変わってくると思うので、できれば自ら実機に触れて判断を下して欲しいと思う。






2011年6月6日 00:00