家電製品ミニレビュー
取り付け簡単! 防犯・キャンプ・車に便利! 屋外で使えるLEDセンサーライト
2017年8月3日 07:00
夏の暑い夜は、防犯上危険だと分かっていながらも、網戸1枚で寝てしまうことがある。またキャンプに行ってテントで寝泊りしたり、お祭りや花火などで夜の外出が多くなったりするのもこの時期だ。
そんなときにオススメしたいのが、センサーライト。人が近づくと自動的に点灯して、防犯にも屋外の照明としても使える。なかでもオススメするのが、数多くのセンサーライトを手がけるムサシの製品。
同社のセンサーライトには、100Vのコンセントにつなぐ強力ハロゲンライトから、ソーラータイプなどさまざまある。今回紹介するのは、ソーラー式と乾電池式のLEDライト2点。
メーカー名 | ムサシ | |
---|---|---|
製品名 | どこでもセンサーライト 防雨型 | |
型番 | ソーラー式 ASL-093 | 乾電池式 ASL-092 |
実勢価格 | 4,047円 | 3,508円 |
自由に曲がる足3本を支柱に絡めて取り付け簡単!
本格的なセンサーライトは、外にコンセントを延長したり、高所や家の外壁にネジで取り付けたりと、設置の敷居が高かった。しかしここで紹介する2製品は、取り付けが驚くほど簡単。
ひとつは、本体についている磁石で金属部分にくっつける方法。たとえばガレージの支柱や鉄製のキャンプ用品などにカチン!とくっつけるだけ。本体の重さも軽いので、わずか3cmほどの磁石だが、ガッチリ固定できる。取り外しも簡単なので、自動車のエンジンルームの中を見たり、暗い中作業をするときなどにも、手近な金属のパチン!とつけて、固定できる懐中電灯としての利用価値も高い。
さらに標準付属の自由に曲がる三脚も便利。こちらは机の上に置くといった場合に使うもので、針金のように自由に曲がる足を調整して、高さやライトの角度を調整する。
この三脚はさらに応用して、磁石ではくっつけられない場所にも固定できる。たとえば階段の木製の手すり。自動でライトが点灯する階段灯として使う場合や、アルミ製の柵などに取り付けたいときに便利だ。三脚はご存知の通り3つの脚を持つ。これを鳥の手(ツメ)と考えれば分かりやすいだろう。木の手すりなら手前からツメを1本、後ろからツメを2本回し込んで固定すればいいのだ。足には滑り止めのゴムがコーティングされているので、しっかり固定できる。
また、どうしても設置場所がないという場合は、鉄製のプレートとネジが付属しているので、鉄板ををネジ止めして本体の磁石で固定もできる。もしくはホームセンターなどで10cm四方の鉄板やトタン板(500円もしない)を買ってきて、表面テープで壁などに張り付け、本体の磁石で固定するのもいいだろう。
とにかくこのセンサーライトは、設置がとても簡単というのが最大のポイントだ。
ソーラーパネルで充電するから手間いらず
まずはソーラーパネルと電池を内蔵した「どこでもセンサーライトソーラー 防雨型 ASL-093」をご紹介しよう。
大きさはマグカップほどで、片側に5cm角のソーラーパネルを備えている。だから昼間、外に出しておけば勝手に充電されるというスグレモノだ。なお充電電池の交換はできないが、内蔵電池がニッケル水素電池なので、繰り返し充電の回数を一般的な1500回と想定すれば、およそ4年間放置したまま使える計算だ。
なお、フル充電で60分の連続点灯が可能。春夏に1日充電しておくと15分、秋冬だと10分の点灯が可能だという。
ソーラーパネル側とライト+センサー側は、それぞれ独立して回転するようになっているので、あらゆるアングルで置いても、ソーラーパネルをできるだけ南に向けて設置できる。同様にセンサー+ライトの向きも変えられるので、屋根から吊るしたり、壁に設置したり、机の上に置いたりということも可能だ。
センサーが感知する範囲は、最大4m程度まで。周りが暗く、かつ人がセンサー内に入り込むとLEDライトが点灯する。ライトの明るさは直視できないほどで、60W相当のLED電球ほどまぶしい。
玄関や庭、ガレージやベランダなど様々な場所に簡単に取り付けられ、自動点灯ライトまた防犯用のライトとして最適だ。
乾電池式のセンサーライトは廊下や階段灯、キャンプ用に便利
続いて紹介するのは、単三形乾電池3本で駆動する「どこでもセンサーライトダブル(乾電池式) 防雨型 ASL-092」。ソフトボールほどの大きさの球は3つに分かれていて、中央の黒い部分がセンサーと電池ボックス、左右の白い部分がLEDライトになっている。
このライトは左右が独立して、手前に180度、上下に270度回転するので、あらゆる方向を照らすことが可能。たとえば廻り階段の中間に取り付けておけば、階段の上と下に近づいた人に反応し、階段の上階と下階を同時に照らすといったことも可能。またT字の廊下に設置すれば、廊下の突き当たりに向かう人に反応し、左右の廊下を同時に照らすことができる。
家では試しに廻り階段に設置したのだが、ライトが点いたり消えたりするタイミングや、点灯時の明るさ、照らす方向など、もともとある階段灯よりずっとドンピシャ。なので、今はこのライトが階段灯になっている。
気になるのは電池の寿命だが、ここ1カ月間センサーONの状態で使っているが、暗くなったり反応しなくなったりすることはなく、暗くなる気配すらない。説明書によれば、1日10回点灯した場合でも、およそ120日間電池が持つということだ。つまり4カ月は電池交換不要ということ。
なお黒い本体自体も上下に120度回転できるので、センサーを的確な向きに変更できる。明るさも階段灯には十分な明るさで、懐中電灯以上にまぶしい。
また、屋外でも利用できる防雨型になっているので、先のソーラー式が使えない日当りの悪いガレージや玄関灯としても便利に使えるだろう。
さらにキャンプに持って行き、テントの前のタープや車につけておけば、夜中トイレに起きたときの懐中電灯としても便利だ。