家電製品ミニレビュー
もはやヘルメット? 首のコリまでしっかりほぐす「モンデールヘッドスパ」
2017年4月14日 07:30
日中パソコンに向かって仕事をしていると、夜には首や頭、目などに疲れを感じる。これまでさまざまなマッサージアイテムを試してきたが、その中でもかなりオススメできる製品に出合った。ヘルメットのように被って使う「breo モンデールヘッドスパ iD3S」だ。
メーカー名 | ヴァルテックス |
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製品名 | breo モンデールヘッドスパ iD3S |
実売価格 | 38,880円 |
モンデールは、首の付け根からこめかみ、頭頂部までほぐしてくれるアイテム。ヘルメットのような形をしており、首の付け根に当たる部分にもみ玉、こめかみ部分の両サイドにエアープレッシャー、つむじあたりの頭頂部に突起とバイブレーション機能を備えている。
本体は充電式でコードレスなため、かぽっと被るだけで使用可能。充電時間は4時間で、連続運転時間は150分。15分のオフタイマーを備える。
適応頭囲サイズは56~64cmとしており、背面と上部のダイヤルで締め付け強度を調整できる。あまり強く締め付けると、エアープレッシャーが膨らんだときにキツくなってしまうので、ゆるめに設定するのがオススメだ。マッサージの強さを設定する機能はないので、締付け強度で調整することになる。
背面のダイヤルでは、サイドのサイズを調整。目盛りが付いており、最大5cm広げられるが、男性で4.5cmくらいがちょうど良いサイズだった。上部のダイヤルでは頭頂部のサイズを調整。くるくる回すだけなので簡単に操作できる。
首の付け根もしっかりほぐれる! ツボに入って気持ちいい
サイズを調整して電源を入れたところ、効果は瞬時に感じられた。首の付け根のもみ玉がググっとツボに入り、かなり気持ちいい。強めのマッサージが好きなので、ツボをしっかり押してくれるのは好みに合っていた。
また、頭頂部はバイブレーションで振動し、程よい刺激がある。普段、首あたりはマッサージすることがあっても、つむじなどの頭頂部はなかなかほぐせないのでとても良かった。こめかみのエアープレッシャーも、締め付け→減圧の繰り返しが心地よい。
排気ボタンも搭載しており、エアープレッシャーの締め付けがキツく感じたときはこのボタンを押せばOK。すぐに空気が抜け、締め付けられて苦しくなるということも防いでくれる。操作部は背面にあるが、電源と排気ボタンだけなので手探りでもわかりやすい。
以前、リモコンとコード付きの従来モデルを使ったことがあるのだが、そちらは操作が面倒に感じてしまいなかなか手が伸びなかった。コードが煩わしくあまりリラックスできなかったのだが、今回のiD3Sはそうした部分が改良されていて使いやすい。かぶるだけの手軽さは、リラックスするにはかなり重要なポイントだ。
また、本機にはミュージック機能がついており、イヤホンを挿せばヒーリングミュージックが聞こえてくるという。一度試してみたのだが、音が大きく、コードがあるという点も苦手であまり使わなかった。付属のイヤホン以外では音の調整ができないので、次モデルには期待したい。
モンデールの最大のメリットは、かぶって電源を入れるだけの手軽さだろう。ツボにもしっかり入るので、頭頂部~首がほぐれていくのがわかる。
本体は一風変わった形をしているが、機能には大満足。高額ではあるが、ヘッドスパに通い続けるよりは経済的だろう。頭部周りに疲れを感じやすい人にオススメできる製品だ。