家電製品ミニレビュー
汚い毛玉を一掃し、失敗が少ない毛玉クリーナーで清潔感アップ
2017年1月10日 07:30
汚らしい毛玉が簡単に一掃できる毛玉クリーナーを見つけた
この季節、洋服で気になるのが毛玉だ。どんなにオシャレをしたつもりでも、その服が毛玉だらけだと、一気にだらしなく見えてしまうので気をつけたい。
とはいえ毛玉を取るのは、かなり面倒くさい。筆者は学生時代、かみそりなどで毛玉を取っていたが、力加減が難しく、やりすぎると風合いを損ねてしまったり、たまに生地自体をザクッとやってしまうこともあった。
その後、毛玉取りブラシ、安価な電動毛玉クリーナーなどを使ってみたが、思うように取れなかったり、生地に穴が開いたり、あまり使ってよかったと記憶がない。しかし毛玉はどうしてもできてしまう。そこで久しぶりに、電動毛玉クリーナーを購入し、使ってみたところ、思った以上に使いやすかったので、ご紹介したい。
メーカー名 | テスコム |
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製品名 | 毛玉クリーナー KD80 |
実勢価格 | 2,309円 |
流線型の持ち手とブラックのカラーリングがなかなかスタイリッシュ。カッター面は直径51㎜と大型で、一度に結構広い面積をきれいにしてくれそうだ。ブツブツと穴の開いた外刃の中に内刃があり、これが回転することで、毛玉をカットしてくれる。
本来は捨てるべき? 毛玉だらけの靴下やトレーナーがスッキリ!
まずは、長年家で履いている靴下の毛玉を取ってみた。家でしか履かないし、家族以外の誰に見られるわけでもなし、とつい捨てずにいたが、気にしていないわけではない(笑)。洗濯したり、タンスを開けるたびに「汚いな」と不快には思っていた。
そこでさっそくスイッチを入れ、靴下の毛玉に当ててみると、まるでシェーバーでヒゲを剃るように、シャリシャリ、ジョリジョリと音を立てながらカットされ、あっという間に毛玉がなくなった。
カットするときは、ついゴシゴシとこすってしまいたくなるが、そうすると生地が破れてしまう可能性もある。なので、軽い力で優しくなでただけだが、それでも毛玉はちゃんと取れている。おかげで短時間で、全体をスッキリさせることができた。
続いて試したのが、やはり部屋着として着ているトレーナー。こちらも先述の靴下同様、誰に見られるわけでもなし、と毛玉を放置していたが、クリーナーをかけるとあっという間にキレイになった。毛玉になる前の、なんとなく毛羽立った感じも抑えられるため、清潔感もアップしている。
風合いを残したいニットも「風合いガード」でやりすぎ防止
靴下、トレーナーの毛玉取りはうまくいったが、難しいのがニットの毛玉取りだ。ニットは、毛玉ができやすいのに、やりすぎるとふんわりした風合いまでなくなってしまうので難しい。
しかし、この毛玉クリーナーには、「風合いガード」なるものがついていた。生地の特性に合わせて、生地とカット面との高さが変えられ、毛足が長いニットでもカットしすぎず風合いを残してくれるというものだ。
この高さは、「高」「中」「低」の3段階で変えられる。極太の毛糸で編まれたセーターは「高」、並太で毛足があまり長くないセーターは「中」、薄手のセーターは「低」が目安らしい。
これで安心して、お気に入りのニットにも使えるというもの。さっそくヘビロテしている薄手のニット、この冬買ったばかりなのに早くも毛羽立ちが気になるニットに使ってみたが、どちらも簡単にキレイになった。
過去に使っていた電動毛玉クリーナーは、一度使っただけで風合いがなくなってしまっていたため、このガードがかなり功を奏しているようだ。さらに苦い思い出として、当てるときの力加減で、たまにボコッと穴が開いてしまったこともあるが、今回はそんなトラブルもなかった。
さて、使い続けるうちに、動きが悪くなってきた。半透明のダストケースを取り外してみると、中まで毛玉がいっぱい詰まっている。ある程度溜まったら、こまめに捨てる必要があるようだ。
今回、数年ぶりに毛玉クリーナーを使ってみたが、やはり昔に比べて進化していると実感した。これだけ簡単なら、ちょっとした毛玉でもこまめにお手入れできそうだ。これはいいものを手に入れた。これからは、洋服のシワ同様、毛玉のケアもしっかり行なっていきたい。