家電レビュー

まるでこたつ! ニトリのおひとり様ヒーターが快適

ニトリ「足裏まであったか 4面パネルヒーター NSGY」(8,990円)を紹介

暖冬ではありますが、1日暖房器具なしで過ごすのはさすがに厳しくなってきました。筆者は日中、自宅で仕事をすることが多いのですが、最近毎日使っているのがニトリの「足裏まであったか 4面パネルヒーター」です。膝から下全体が快適で、こたつみたいな使い心地にハマっています。1人分のスペースだけを暖めたい時におすすめの製品です!

本体は箱型のようなユニークな形。製品名は「4面」ですが、実際には5面で構成されていて、箱型の本体に脚を入れるようにして使います。ヒーターが内蔵されているのは、天面以外の4面。脚裏、側面、前面のヒーターで脚元全体を温めてくれます。天面部分にはヒーターは入っていませんが、天面があることで熱が逃げるのを防いでくれます。

5面で構成された本体。天面となる部分にはヒーターが内蔵されていない

体感2分ですぐ温かい!

使い方は簡単。ヒーターをパタパタと組み立てたら、スイッチを入れて脚を差し込むようにして使います。すると足裏、側面、前面のヒーターからじんわりと熱が伝わり、脚全体が温かくなります。遠赤外線を採用しているため、どこか1カ所だけが熱くなるということはなく、脚全体が温まるのが心地よく快適です。

運転音がないので、集中している時や会議の時も邪魔をしません。

本体を組み立てたら、横から脚を差し込むようにして使う
遠赤外線でじんわりと温める
膝から下全体が温まる

立ち上がりの早さもお気に入りポイント。強/中/弱の3段階の温度調節が用意されていますが、強設定時はつけてから2分ほどでしっかり温かさを感じられます。

ヒーターの出力は最大で175W。1時間あたりの電気代は約5.4円です。製品の性質上、デスクワークしている時に使うことが多いので、1日9時間使った場合48.6円、平日稼働のみで1カ月20日間使うと972円です。

操作部

部屋全体を暖めるのに比べて消費電力が少なく、電気代を抑えることができます。個人的には暖房器具を使い続けた時に、部屋が暑くなりすぎてしまったり、乾燥するのが苦手なのですが、その点でも4面パネルヒーターは推せます! 温風を使わずに脚元だけを温めるので、長時間使い続けても快適でした。

使い勝手もGOOD!

シンプルな製品ではありますが、1/2/4/6時間の切タイマー機能がついていたり、8時間のオートオフ機能がついていたり、なかなか便利。電源を切る前の状態を記憶して、のちに電源を入れた時に電源を切った時の温度設定で稼働する「メモリ機能」も搭載しています。

これらの操作は本体側面の操作パネルで行ないます。私はあまり感じませんでしたが、夫はこのパネルの位置がやや使いづらいと言っていました。デスクの下などに本体を設置すると、腰を屈めるようにして操作する必要があるので、身体が大きい人や身体が硬い人は確かにちょっと操作しづらいかもしれません。

普段使っている仕事用のデスク
4面パネルヒーターを設置したところ
操作部がやや下方についているので、人によっては操作しづらいと感じることも

この製品の大きな強みが、収納時に場所を取らないこと。パタンパタンと折り畳めば、ちょっとした隙間に立てて収納できます。季節家電の収納はなるべくコンパクトにしたいので、これは嬉しい利点です。

未使用時は畳んで、隙間などに立てて収納できる

リモートワークや受験勉強のお供に

今年は暖冬ということもあり、関東近郊のマンション住まいの筆者の場合、日中の暖房はこれだけで済んでいます。製品の性質上、複数人を温めるのには向いていませんが、デスクワークや勉強のお供にピッタリの製品です。

リモートワークや受験勉強のお供にピッタリな1台
阿部 夏子