ぷーこの家電日記

第101回:家電までもが特産品!? ふるさと納税がすごい

 「ふるさと納税」2008年に創設された制度で、この頃耳にすることも多い。全国の自治体に寄附を行うことができ、2,000円を超える寄附を行なった時に住民税の2割程度が還付、控除される制度だ。寄附すると、寄附先の自治体から謝礼品として送ってきてくれるという、なんとも嬉しすぎる制度!

 所得によって上限はあるけれど、去年まで1割程度が還付、控除だったのに今年2015年から税制改正によって2割程度に拡大。確定申告が不要な給与所得者だったら、ふるさと納税で必要になった確定申告も不要になって、ますます身近で参画しやすくなった。

 そんなふるさと納税、我が家は去年初めて夫がふるさと納税をしたんだけれど、地元の特産物がどっさり届いた上に、今年の住民税が減額されていてとても嬉しい!

 面倒臭がりな私も、今年はやるぞーと思ってふるさと納税ポータルサイトを見てるんだけれど、もう多すぎて寝不足になっちゃうほど多い!寄附をすることで貰えちゃう各地の特産品に目移りしちゃって目移りしちゃって止まらない。結局決めれずに今年もあと2ヶ月というところまできている。

 各地豪華な品が揃っているものの、この頃は「お得な特産品をゲットするための制度になっている」なんて問題点も指摘されている。地元業者が赤字で提供していたり、それでもその豪華な特典をやめてしまうと寄附金が集まらなく、他自治体へ流れて税収が減ってしまったりと……。まだまだ課題も多いふるさと納税だけれど、寄附する側としては、ついつい豪華特典に目がいってしまうのも確かなのです。

 豪華特典につい目が行ってしまうのは、自分でも「もう仕方がない。煩悩だもの」と諦めつつ、私の場合は自分の中で寄附にあたって2つだけは条件を付けている。

1.私の地元、九州の自治体に寄附する
2.寄附金の使い道+その自治体のホームページをきちんと読み、自分が賛同できる自治体に限る

 地元に寄附をするというのは、やっぱり九州が好きだからかな。旅行でいった北陸や東北など大好きな土地はたくさんあるけれど、やっぱり地元に頑張って欲しいと思っちゃう。そしてその中でも実家がある自治体はとりあえず寄附する(寄附先は複数可)。特産品はいまいちピンとくるもの無かったというのが正直な気持ちだったことは大きな声では言えない(笑)。地元が好きなのだ。

 使い道をきちんと読んで、その自治体を少しでも知って、賛同できるか否かというのは、当たり前なのかもしれないけれど、やっぱり大事だなぁって思う。

 まぁ、そんな感じでどこに寄附しようかと探したり読んだり悩んだりしていると、時間だけがただ経っていってワクワクするけれど、ぐったり疲れるのである(笑)。そして見ていてびっくり。なんとまぁ、驚くことに家電まで貰えちゃう自治体があるのだ。

 九州ならば、福岡県田川郡福智町。福智町には町内最大の、日立マクセル株式会社ライフソリューション事業本部ってのが地元に根付いているらしくて、日立製品が結構並んでる。シェーバーとか美容家電とか。日立が美容家電作っているのも実は私全然知らなかったし、ふるさと納税でこんな商品が届くなんて全然知らなかった! ハダクリエって日立だったっけ!? 欲しい……。

 九州じゃなければ、象印マホービン株式会社がある大阪府大東市では象印製品、精密機器の各メーカーの工場が多い長野県の自治体ではパソコンやデジカメなど。色んな自治体で色んな家電がお礼の品を用意していてびっくり!

 家電が特産品ってイメージは特になかったけれど、大きなメーカーや工場がある地元にしてみたら、確かに特産品だ!と妙に納得してしまいました。

 たくさんたくさんありすぎて、悩ましいふるさと納税。夫の寄附先選定基準は知らないけれど、私のように優柔不断でもなく決めていて今年も去年に引き続きお礼の品とやらが届いてる。

 私も一緒に美味しい美味しいと一緒に味わいながら、私はもう少し悩もうと思います……。うむー、悩ましい!

徳王 美智子