ぷーこの家電日記

第90回:私に合う空気清浄機はどれ? 猫の臭い対策に

 ひょんなことから、我が家に猫が来て、2日目には「この部屋猫臭い」と思った。トイレのアンモニア臭とか単純な何かの物質の臭いではなく、獣の臭いだ。夫に言うと、「全然わからない。え? 臭う?」と気にならない様子。私は顔や性格は置いておいて、目と鼻だけは非常にいいのだ(笑)

 それから日々臭いは気になるし、朝起きた瞬間は「うっ」って思うし、一番感じるのは外出先から帰って玄関を開けた瞬間だ。これは何とかしたい。獣臭い。

 我が家の空気清浄機は、適用面積が小さくて今住んでいる空間をまかないきれていないのだと思う。もう7年ほど前に買ったものだし、ちょうど買い替え時だ! ということで色々物色し始めた。

 ところが、空気清浄機って選ぶのが難しい。目に見えない空気が相手だからなのか、自分が詳しくないからだけなのか分からないけれど、どれが本当に自分にとって最適なのかが分からないのだ。

 例えばオーブンレンジだったら、容量・最高温度・調理時間など、結構簡単にスペックを比較できてほしい物に近づける。けれど空気清浄機の場合は、即比較できるのは適用面積位で、脱臭機能やPM2.5対応機能の有無など、有無はパッと比較できるけれど、その機能自体の比較が各機種の仕様を見て理解してからしかできず、私にとって分かり辛く選び難い。

 そしてそれぞれのメーカーのページなどで調べた機能の内容は、それぞれ独自の表現で書かれていたりするので、「えっと、結局どれがいいんだっけ?」と戻ってしまい、「うわー」って発狂しそうになったりする(笑)

 機能×機種数の比較しているうちに何が何だか分からなくなって辛いのだ。

 そして、この頃主流になってきているのか、意外と多い「加湿機能」。これがまた私を悩ませる。加湿機能が付いているものだったら、加湿器いらなくなって省スペースでいいかも……とは思うけれど、通常の空気清浄機に加湿機能が「プラス」されているだけなのか、加湿機能が付くことで、本来の空気清浄機能に差が出て来るのか、そこが同メーカーのものでもよく分からないのだ。

 シンプルに空気清浄機は空気清浄だけを。加湿器は加湿だけを。と割り切った方がいいようにも思える……うむむ。

 色々見すぎて考えすぎて疲れ切ってしまい、原点回帰することに。

 脱臭機能だけに絞ろう。適用面積20畳以上で脱臭機能に優れたもの。以上。それだけだ!

 ということで、脱臭機能に絞って色々調べると、たどり着くのは富士通ゼネラルのPLAZION(脱臭機)。現在使っている空気清浄機も脱臭機で、このシリーズの新しいものが欲しいと、潜在的に最初から決めていたのかもしれない(笑)。回り回って戻って来るメーテリンクの青い鳥のような、空気清浄機探し。

 富士通ゼネラルが現在出している脱臭機のラインナップは6種類。20畳以上は4つ。加湿機能はいらないと決めたので、HDS-302CとHDS-3000Vの2種類の比較だ。

 「集じん機能付き脱臭機」と「プラズマイオンUV脱臭機」

 また分からない表現だぞ(笑)……集じんフィルターとカテキン抗菌集じんフィルター。どこまで違うのかさっぱり。とまた頭を捻らなきゃと思ったけれど、目に入りました大事な違いが「自動運転モード搭載」か否か。これは私が是非欲しい機能だ。そしておまけというか、「うるおいカセット」というビタミンC誘導体を放出するという、効果は分からないけれど、乙女心をくすぐる機能がある。ということで、やっとでやっとで「PLAZION HDS-3000V」に決めたのであります。

 疲れた〜〜〜〜!

 そんなこんなでやっとで決まってホッとした時、一人運動会をしていた猫が出したままの加湿器のノズルをスコーンと吹っ飛ばして床に転がした……。あぁ、やっぱり加湿器一体型にしてこれを処分しようか……。いやいやいや。しない。しないぞ!

 全然関係ないが、空気清浄機をずっと調べていると、ふと上京した頃を思い出した。

 上京したばかりの頃、私は「やたらと鼻くそがたまるなぁ」と衝撃を受けたのだ。都会の空気がそうさせるのではないかと想像しているが、実際のところはどうなんだろう? フィルター変更のいらない私の鼻は今日も一生懸命に集じんし、何かを生成しているのである(笑)

徳王 美智子