ぷーこの家電日記

第3回:我が家のシェフ、パナソニックビストロせんせー(前編)

 我が家にはさまざまな家電があるけれど、今我が家にある一番の神家電はオーブンレンジ。

 選ぶこと半年、悩むこと半年、電機屋に行ってちらっと見るつもりがうっかり購入してしまった時間わずか30分。そんな感じで我が家に来たのがパナソニック「3つ星ビストロ NE-R3500」。

 新しいオーブンレンジが欲しいなぁ〜と思いながら、どんなことが得意?(特徴)最高温度は?(オーブン性能)私は何に使う? (利用シーン)を考えながら、色々検討してた。パンフレットやメーカーサイトを見ながら、色々夢馳せて、色々妄想した結果、やっぱビストロでしょーーと思い、「衝動買いはダメだダメだダメだ」と自分に言い聞かせながら、けなげに500円玉貯金とか始めた。ちゃりんちゃりんと溜まっていくたびに、オーブンレンジに近づいていく感じで、うししししとほくそえみながら、半年ほど500円玉貯金をしていたのです。

 欲しい欲しいと思いつつ、いっそのこと今使っているオーブンレンジ(H社製8年使用)が壊れちゃったらいいのに……なぁんて思いながら、案外壊れもせず、ここで買い換えたらいけないんじゃないか、欲しいなんて思っちゃいけないんじゃないだろうかと葛藤し続け、2月の自分の誕生日に、自分への誕生日プレゼントにしようとやっとで決めて、葛藤から解放されたはずだったのに、現物を見たらついついうっかり。

 購入するとき某電機屋さんの店員さんに性能についても色々教えてもらった。ビストロには4種類あって、何がどうでどう違うの?! ってお話を詳しく。

 下位2機種は電熱管が内蔵されているのに対して、庫内上部に電熱管がそのまま付いている上位2機種は、グリルの時間の短縮が実現。

 最上位機種はスマート家電という流行のスマホと連携した家電。スマホと連携なんて、全くどーでもいいと思っていたけれど、これが実は結構買った後からじわじわと便利すぎて効いて来るんだけど、最初はまぁそんなに惹かれもしなかった。

 んで、その最上位機種と次の上位機種との違いはスマホ連動の他に何かあるんですか? って聞いたら、「ソフトダンパーで、ドア閉まる時静かに閉まりますよ」と言われた。正直な感想は「いらねー。それで値段あがるなら全然いらねー」って思った(笑)

 「んー、それはまぁどうでもいいですね」って返事すると、「いや、夜中にちょっと小腹すいてレンジ使っても、静かなので家族に気を遣わなくていいですよー」って言われた。ここでまさかのジョブかよ!!! って思いながら、「い、いや、家族いないんで……音出し放題なんで……」なんて、店員さんも困っちゃうような返事しかできない私。

 いやはや、ソフトタンパーにこんな落とし穴があるとは!!!

 そんなこんなで、迷った挙句にどうせまた長い間使うんだし、って思って最上位(2012年12月時点)の「NE-R3500」を買ってしまった私。買ったその日は「あー、あー、買っちゃったけどいいのかな私。贅沢すぎたかな。我慢するんじゃなかったっけー」と後悔に近い思いで帰ったけれど、数日後配送されて、その日にその後悔もぶっ飛んだ。この子すごい!

 8年使ってたオーブンと比べると当たり前と言えば当たり前だけれど、予熱がめっちゃ早い! パンだったら成型してる間に「でけたよー」って予熱完了音鳴るし、クッキー焼くにもまだまだ型抜いてるんだけど! ってびっくりして焦る。いや、早い!!!

 レンジもスチームあたためがお気に入りで、肉まんとかふわっふわ。蒸したてのような柔らかさで感激しまくりなワケです。

 そしてやっぱりすごいのがグリル。「こんがり8分」自動メニューというものが付いていて、8分でグリル料理ができてしまうのです。これにはマジで驚いた。中までちゃんとジューシーに仕上がってるグリル料理が10分もあればできてしまうなんて、「今日は忙しいからコンビニご飯でいいやー」なんて言い訳が効かなくなるじゃないか!

 そしてこのグリル、加熱エリアを絞ることができて、1人分作るときなんかは、前半分を加熱なんてしてくれるから、1人でも全然もったいなくない! レンジもグリルもオーブンも自動メニューも調理完了時には電気代を表示してくれるのも、自信の表れかしら?! なぁんて思いつつ、楽しいビストロ生活を続けているのです。このビストロ無しではもう生きていけない!!! 素敵すぎる。

 長くなったので次回後半で☆

徳王 美智子