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そこが知りたい家電の新技術
ダイキン工業「クリアフォース」

~女性による、家庭のための“全部入り空気清浄機”
Reported by 平澤 寿康

除湿/加湿/集塵/脱臭を一台に搭載。「世界初」の除加湿清浄機はなぜ生まれた?

除湿/加湿/集塵/脱臭機能を一台に備えた“世界初”の除加湿清浄機「クリアフォース MCZ659」。2007年10月に発売された
 3月も過ぎ、街を見回すとマスク姿の人を多く見かけるようになった。花粉症の本番となる季節である。読者の中でも、花粉症対策として空気清浄機を購入しようと思っている方もいるだろう。

 現在発売されている空気清浄機では、トレンドの1つに「加湿空気清浄機」がある。通常の空気清浄機は、空気中のチリを取ったりフィルターで脱臭したりなど、集塵/脱臭効果があるが、加湿空気清浄機は、これに「加湿」を追加することで、空気をきれいにしながら、湿度を高めることができる。空気清浄機を扱う国内主要メーカーのほとんどが加湿空気清浄機を発売しており、実際売れ筋にもなっている。

 そんな中、加湿空気清浄機のより先を行く製品が、2007年10月、ダイキン工業から誕生した。加湿/集塵/脱臭だけでなく、「除湿」機能までも盛り込んだ「世界初」の除加湿清浄機――「クリアフォース」だ。言わば“全部入りの空気清浄機”である。

 クリアフォースの初期モデル「MCZ659」が市場に並んだのは2007年10月。当時は、加湿空気清浄機の製品数が増え、売れ筋商品へと成長し始めた時期だ。そういった中で、なぜ加湿機能だけでなく除湿機能までも盛り込んだクリアフォースを発売するに至ったのか。他社に先駆け「世界初」の除加湿清浄機を投入したダイキン工業に、その経緯をうかがった。


家事を担う主婦の声が常識を破る

ダイキン工業 空調営業本部 商品企画部 福島多恵子氏
 「除湿機能と加湿機能を一体にするというアイディアは、クリアフォースが生まれるもっと前からありました」というのは、クリアフォースの企画を担当したダイキン工業 空調営業本部 商品企画部の福島多恵子氏だ。

 「私は日中はこうして会社で働いているために、家事にあまり時間が割けず、洗濯物を外に干せない、ということが多くありました。せっかくなら除湿機能も同時に備えた製品があれば、非常に助かるのに、と考えていました」

 ご存じの方も多いだろうが、除湿機は“衣類乾燥機”としての側面も持っている。湿気を取ったカラカラの空気を衣類に当てることで、普段は乾きにくい部屋干し時にも、簡単に乾かすことができるのだ。除湿機は梅雨の時期だけに使うもの、という認識は正しくない。

 もう1つ、除湿機の隠れた機能に、結露を防ぐという効果もある。

 「気密性が高い住宅が一般的になり、冬の暖房は灯油やガスを利用するものから、エアコンへと変化しました。こうした環境で加湿器を利用すると、確かに乾燥した空気はうるおいますが、今度は結露が発生するという新たな問題が生まれてきました」

 気密性の高い住宅で、冬場に加湿器を利用すると、窓ガラスや壁などに結露が発生しやすくなる。ただ発生するだけならいいのだが、頻繁に起こると、壁紙の裏にカビが発生し、住環境を汚してしまう問題も発生してしまう。冬場は空気を潤すための加湿が必要ではあるが、同時に結露を防ぐための除湿も、実は重要なのだ。

 「そういった状況のもと、加湿だけでなく、除湿も含めた湿度のコントロールができればベストなのではないか、と考えたわけです」

 しかし一昔前は、空気清浄機/加湿器/除湿機が、それぞれ独立した製品として存在するのが当たり前だった。そのため、用途に応じて必要な機器を出し、時期が過ぎたらしまう、という使い方が一般的だった。多くの人は、それが面倒と感じつつも、“そういうものだ”と割り切って使っていたのだ。クリアフォースが誕生する前のダイキンも「使う目的や場所の違うものを一体化にしても、使えるわけない」という社内での“常識”があったという。


 ところがこの“常識”は、簡単に打ち破られた。

 「コールセンターなど女性社員にマーケティングをしたところ、そういった製品があったら便利だし、欲しいという声が非常に多く集められました」

 加湿器と除湿機が一体になっていれば、シーズンオフ時にいちいち収納する手間も省けるし、複数の機器を並べて場所を取る、といったこともない。常に室内に置いておくことで、部屋干ししたい時や結露を抑えたいときなど、すぐ使うことができる。福島氏をはじめとする、実生活の中から感じていた主婦ならではの意見が、それまでのメーカーの思い込みを打ち破った。その結果、加湿/除湿/空気清浄機能を1台に搭載したクリアフォースが作られることになったというわけだ。


同社のマーケティング調査による加湿器と除湿機の不満点。片付けが面倒、場所を取るなど、空気清浄/除湿/加湿機能を1台にまとめることで解決できるものが多かった 除湿/加湿/集塵/脱臭を1つの機器にまとめることで得られるメリットの一覧

加湿/除湿のタンクをまとめてコンパクト化。サイズは「一般的な除湿機とほぼ同じ」

 「加湿」と「除湿」機能を1つの製品にまとめる――言葉にするのは簡単だが、当然ながらこの2つはまったく相反する機能だ。製品として形にするうえで、一番の苦労が「大きさ」の問題だったという。

 2008年10月に発売された、クリアフォースの最新モデル「MCZ65J」の本体サイズは、638×395×290mm(幅×奥行き×高さ)。同社の加湿空気清浄機が590×395×268mm(同。2008年モデルの「MCK75J-W」)と比べると、幅で4cm、高さで2cmほど大きいことになる。ダイキン工業 空調営業本部 商品企画部 課長の多田裕之氏も「確かにクリアフォースは、一般的な空気清浄機と比較するとサイズが大きいですね」と、これを認める。


2008年10月に発売された、最新モデルのクリアフォース「MCZ65J」 ダイキン工業 空調営業本部 商品企画部 課長 多田裕之氏

ダイキン工業 空調営業本部 営業企画部 販促・ソリューション提案担当課長 酒井茂孝氏
 サイズを小さくするのはある意味では簡単なことで、加湿・除湿能力を落とせばそれで済む。しかしダイキンでは、そんな逃げ道ははじめから用意していなかった。

 「加湿と除湿能力を抑えれば、サイズは小さくなりますが、それではダメ。加湿機能、除湿機能とも、単体の売れ筋の製品と同等かそれ以上の能力を実現した上で、この大きさの中にまとめるというのは譲れませんでした」(ダイキン工業 空調営業本部 営業企画部 販促・ソリューション提案担当課長 酒井茂孝氏)

 クリアフォースの加湿能力は650ml(1時間当たり)で、除湿能力は6.3L(1日当たり)。クリアフォースでは加湿方式にハイブリッド式、除湿方式にデシカント式(ゼオライト式)を採用するが、それぞれの方式の加湿器・除湿機単体の機器と比べても、消して遜色のない、高い数値である。

 もちろん、空気清浄機としての基本性能も備えており、同社独自の「電撃ストリーマ」技術で、クリアフォース内を通過する空気に含まれるホコリやアレル物質を除去し、また脱臭する効果もある。「空気清浄機」プラス「加湿器」プラス「除湿機」の機能が搭載されていることを考えれば、むしろこの程度ならコンパクトと見ることができるのではないだろうか。


クリアフォースの加湿量は1時間当たり650ml。一日では、2Lペットボトル7本以上の水を空気中に放つことになる
除湿量は1日当たりで6.3L

分解作用を持つ高速電子を放出することで、機内を通過するホコリやアレル物質を除去する「電撃ストリーマ」技術を採用する。写真は電気集塵ユニット もちろんフィルターも搭載されている。写真は脱臭用の触媒

除湿・加湿で使用するタンクは一体型
 これだけの機能を持ちながら、本体を「一般的な除湿機とほぼ同じ大きさ」(多田氏)に収められた大きな要因としては、加湿用と除湿用のタンクを分けず、一体型にした、という点がある。

 加湿器と除湿機は、ともに水タンクを使用するが、その用法は真逆。加湿器のタンクは、加湿フィルターへ水を供給するが、除湿機では、除湿された水を貯めるものだ。この、用途の異なるタンクを単純に一体化すると、除湿時に溜まった水が加湿フィルターに供給されてしまい、湿気を含んだ空気が放出してしまう。それでは、除湿を行なっている意味がない。

 そこでクリアフォースでは、加湿時にのみ水車のような構造のディスクを回転させることで、タンクから水を汲み上げるという仕組みを盛り込んだ。これによって、除湿時に加湿フィルターへの水分の供給をストップできる。これにより、タンクを1つで済ませられるため、本体の小型化につなげられるというわけだ。


加湿時には写真中央部の水車が水を汲み上げて…… 機内の円形の加湿フィルターに水を供給する

 ちなみにクリアフォースでは、加湿から除湿へは自動的に切り替わるものの、除湿から加湿へは自動的に切り替わらないようになっている。これには理由が2つある。

 「まず1つは、業界団体の取り決めです。現在、加湿器で利用する水は、衛生面から水道水を利用するように決められている。これは、水道水には塩素が含まれているため、カビなどの発生が抑えられる効果があるからです。

 もう1つは、心理的な問題です。ヒアリング調査をしたところでは、除湿後の水を加湿用に使うというのは、心理面で抵抗が強いという結果がありました」(多田氏)

 ちなみに、除湿によって貯められた水は衛生面ではあまり心配はないようだが、安心して使うためには必要な配慮だろう。なお、タンクには銀イオンの粒が入れられており、除菌効果があるという。


冬場の除湿能力を高めるため、「コンプレッサー式」ではなく「デシカント式」

クリアフォースの機内構造のイメージモデル
 ところで筆者は、クリアフォースの除湿技術について疑問を抱いていた。それは、以前クリアフォースの初期型を当コーナーのレビュー使用した際に思ったのだが、なぜ除湿方式に「デシカント式」を採用しているのか、というものだ。

 家庭で導入される除湿機には、大きく「コンプレッサー式」「デシカント式(ゼオライト式)」という除湿方式がある。前者はエアコンにも導入されているヒートポンプ(熱交換器)を使った除湿方式で、湿った空気をヒートポンプの低温側に流し、湿気を水として回収する。一方、デシカント方式とは、デシカントという吸湿剤に空気を通し、そこにヒーターで熱を加えることで除湿する。

 ダイキン工業といえば、エアコン「うるるとさらら」シリーズのメーカーとしても知られている。その技術を持っているのだから、エアコンと同じコンプレッサーを利用した除湿方式を採用したほうが簡単だったのではないだろうか、と思ったのだ。

 しかし、デシカント式を採用した理由には、冬場の除湿能力を高めるため、という大きな理由があった。

 「現在市販されている除湿機は、衣類乾燥の用途に広く利用されています。衣類乾燥が必要となるのは、梅雨時と冬場。コンプレッサー方式では、気温の低い冬場の除湿能力が落ちるというデメリットがあります。特に冬場の除湿能力を高めるために、デシカント方式を採用しました」(福島氏)。


ダイキンのエアコン「うるるとさらら」は、デシカント技術を使って室内を加湿する「うるる機能」を搭載している
 実はダイキンでは、エアコン「うるるとさらら」でも、加湿技術にデシカント技術を採用している。

 「『うるるとさらら』では、部屋を加湿する「うるる機能」というものがありますが、これはデシカント方式を除湿とは逆に使ったものです。吸着剤(デシカント)に室外の水分を吸着させ、室内に放出する仕組みです」(多田氏)

 コンプレッサー方式にしてもデシカント方式にしても、ダイキンにとっては勝手知ったる技術。両方の特性を理解したうえで、デシカント方式を採用したというわけだ。


操作はワンタッチでコントロール「おすすめボタン」

 こうして完成した初代クリアフォースは、2007年10月、「世界初の除加湿清浄機」の名のもと、満を持して発売された。2008年には第2弾の「MCZ65J」も発売されている。ユーザーの反応も「満足度は非常に高かった」(福島氏)と好評のようだ。


ボタン1つで、常に快適な状態にコントロールできる「おすすめボタン」が好評とのことだ
 その高い評判の大きな要因となっているのが「おすすめボタン」だという。おすすめボタンは、ボタン1つで湿度を最適な状態に保つという自動運転機能。つまり、ユーザーはこのボタンをワンタッチするだけで事は済むのである。

 このおすすめボタン機能は、マーケティングの段階で、多くの女性の声から求められた機能だという。

 「加湿器や除湿機を既に使っているユーザーなら、経験上どれぐらいの湿度が最も快適なのかはわかりますが、初めて購入する方には、湿度を何%に設定するのがいいのかがわからない、というマーケティング結果がありました」(福島氏)

 クリアフォースのように多機能になればなるほど、本体に多数の操作ボタンが用意されて、使い方がわかりづらくなる。そこでクリアフォースでは、個別の機能を細かく設定するボタンをフタで隠すとともに、押すだけで常に最適の環境を保つおすすめボタンを用意したわけだ。

 機能面は優れているのは当然だが、その優れた機能を簡単に使いこなすことができなければ、まったくの無意味である。「調査したところ、ユーザーの6割の方がおすすめボタンを使っているとわかりました」と、福島氏は顔をほころばせた。


クリアフォースの操作パネル。通常は電源ボタンとおすすめボタンだけとシンプルだが…… フタを開ければ、より詳細な設定も可能になる

「加湿空気清浄機の機能強化版ではなく、『除加湿清浄機』という新しいジャンル」

販売当初、家電量販店ではクリアフォースが他の空気清浄機と離れた場所に置かれていたが、これにはダイキンの意図があったという(写真はイメージ写真)
 実は、クリアフォースが発売された頃に大手量販店を訪れたところ、クリアフォースが空気清浄機コーナーではなく、それとはやや離れた、独立した場所で販売されているのを見る機会があった。「除加湿清浄機」という例を見ない製品だから、量販店も売り場に苦労しているのか……とその時は思ったが、実はこれは、ダイキン側の「戦略」としてそのように販売店に指示していたとこのことだ。

 「我々は、クリアフォースを空気清浄機とは呼んでおらず、『除加湿清浄機』という新しいジャンルを作ってアピールしています。現在主流となっている加湿空気清浄機の機能強化版であるというイメージで見られないよう、わざと空気清浄機コーナーとは異なる場所に置いて販売してもらうようお願いしました」(酒井氏)

 実際に、除湿/加湿/集塵/脱臭という4つの機能が搭載されていることで、これまで空気清浄機や除湿機など個別に使っていては実現できなかったような使い方が可能になった。

 「例えば、リビングルームでエアコン暖房をしながら加湿を行なっていた場合、夜寝るときにエアコンを切ると温度が下がり、そのままでは結露が発生してしまいます。しかし、クリアフォースに用意されている『ハウスキープ運転』というモードを利用すれば、温度の高い状態では加湿を行ない、温度が下がると結露が発生しないように自動的に除湿運転に切り替わります。4つの機能を搭載したことで、より多く機能性が発揮できるということをわかっていただきたくて、そのようなアピールを行なっています」(酒井氏)

 複数の機能を活用してこれまではできなかった機能を発揮できるという点では、2008年10月に発売された最新モデル「クリアフォース MCZ65J-W」に搭載されている「水de脱臭」という機能もあげられる。これは、全力で加湿を行なうことで衣類や家具、壁などのニオイ成分を取り出し、その後に除湿機能に切り替えてニオイ成分を空気中の水分とともに回収するというもの。一般的な空気清浄機の脱臭機能は、空気中のニオイを取るだけだが、水de脱臭では家具や衣類に染み付いたニオイも脱臭できる。これも、加湿と除湿の両機能が搭載されているからこそ実現できた機能だ。


結露が発生しやすい湿度になると、自動で除湿する「ハウスキープ運転」 2008年モデルでは、部屋に染み付いたニオイを取り去る「水de除菌」機能も追加した

他社の参入により性能競争の激化も。課題はサイズとデザイン

 「世界初の除加湿清浄機」として誕生したクリアフォースだが、既に他社でも同様に、加湿/除湿/集塵/脱臭機能を搭載した空調機器が登場している。他社の追従が始ったことは、言い換えればクリアフォースが市場に認められた証拠ではあるが、今後はさらに多くのメーカーがこの市場に参入し、激しい性能競争がスタートすることが予想される。

 そこで最後に、今後の課題を尋ねたてみたが、やはり一番は“サイズ”だった。「営業的には小さければ小さいほどいい」とは酒井氏の言葉だ。やはりリビングルームに置いて利用するには、やはりサイズはコンパクトな方が良い。今後の機種では徐々に小型化が突き詰められていくことになるだろう。

 次に、デザイン。現時点では白1色のみの展開だが、またまだ改善の余地があるという。「我々が目指しているのは、リビングにおいても邪魔にならないものというものですが、他社を見ると赤や黒などの色の製品も売れています。ですので、そのような方向性でのバリエーションもあるのかな、とは考えています」(酒井氏)


「女性の方にもっと使ってもらいたい」

主婦の声から作られた製品だが、実際には女性ではなく男性が購入する例が多いという
 また、意外かもしれないが、クリアフォースは序盤で述べたとおり女性の声から作られた製品であるにもかかわらず、実際には女性ではなく男性が購入する例がかなり多いという。

 「このような複合型の空気清浄機を買われる方は、知識の豊富な男性の方が非常に多いですね。店頭では特徴的な部分の説明にとどめて、細かな部分はWebで詳しく紹介するという戦略をとっています」とは酒井氏の談。一方で福島氏は「加湿機能は、男性にも女性にも必要な機能ですが、除湿機能は特に衣類乾燥やハウスキーピングなど、家事で活躍する機能だと思います。女性の方にも、もっと使ってもらいたいですね」と語る。

 クリアフォースは、家庭生活のあらゆる場面で活躍するよう、主婦の声をもとに作られた製品である。決して季節限定で使用するものではなく、一年中出しっぱなしで使うことができるのだ。そういった意味では、空気清浄機単体、また加湿空気清浄機を購入するよりも、賢い選択肢といえるだろう。


 家事を担う女性の生の声から、世界初の“全部入り空気清浄機”は誕生した。これから空気清浄機、あるいは除湿機・加湿器を購入しようと検討されている方は、一度“クリアフォース、どうかな?”と家族で話し合ってみてはいかがだろうか。





URL
  ダイキン工業
  http://www.daikin.co.jp/
  クリアフォース 製品情報
  http://www.daikinaircon.com/ca/clearforce/index.html
  製品ラインナップ
  http://www.daikinaircon.com/ca/clearforce/07/index.html
  空気清浄機/加湿器/除湿機 関連記事リンク集
  http://kaden.watch.impress.co.jp/static/link/air.htm
  そこが知りたい家電の新技術 バックナンバー
  http://kaden.watch.impress.co.jp/static/link/tech.htm

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2009/03/09 00:03

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