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ダイキン、除湿/加湿/脱臭/集塵が1台でこなせる空気清浄機


クリアフォース MCZ659-W
 ダイキン工業株式会社は、除湿/加湿/脱臭/集塵の4つの機能を備えた空気清浄機「クリアフォース MCZ659-W」を、10月5日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は90,000円前後。

 除湿/加湿/脱臭/集塵機能を備えた「業界初」の空気清浄機。同社では、加湿器と除湿器に関する女性を対象とした調査で、「部屋が十分に加湿/除湿されずムラがでる」といった機器の質を問うものから、「片付けるのが面倒」「場所を取る」といった、機器単体では解決できない不満が多かったことに注目。前述の4つの機能を搭載した。

 除湿には、ゼオライト(吸着剤)を用いて除湿する「デシカント式」を導入。ゼオライトは室温の影響を受けにくいので、冬場でも衣類の乾燥や結露を防ぐなど、一年を通じて湿気をキャッチできる特徴がある。また、水分を気体のまま分子レベルで吸着するため、除湿後にタンクに貯まる水も清潔だという。1日当たりの除湿能力は6.3L。

 加湿では、水を含んだフィルターに風を吹き付けることで加湿する「気化式」と、温風を吹き付ける「温風気化式」を併せた「ハイブリッド式」を採用。加湿のスタート時にヒーターを使用し、目標温度に達成すると同時にOFFにするため、素早い加湿と高い省エネ効果があるという。1時間当たりの加湿能力は600ml。

 なお、気化式はフィルターが常に水分を含んだ状態となるため、カビや臭いへの対策が必要となるが、本製品では、水車で必要な分だけフィルターに水をくみ上げる「水車給水方式」を搭載した。これにより、フィルターが水に常時浸かるのを防ぎ、清潔さをキープできる構造としている。


加湿器と除湿器に関する調査では、機器単体では解決できない不満が挙げられていた 除湿機能にはデシカント方式を採用。吸着剤のゼオライトは、一年を通じて湿気をキャッチできる特徴を持つ 【動画】クリアフォースの除湿の仕組み(WMV形式、約7MB)

水車で必要な分だけフィルターに水をくみ上げる「水車給水方式」を採用。カビや臭いへの対策が問題となる気化式でも、清潔さをキープできるという 【動画】加湿の仕組み(WMV形式、約4.2MB)

クリアフォース内部の除湿部のカットモデル 加湿部のカットモデル。オレンジ色の部分がフィルター 【動画】「水車給水方式」が動くようす(WMV形式、約1.8MB)

 脱臭には、臭いやホルムアルデヒドなどを除去する「光触媒&ストリーマ放電」技術を継承。従来製品からはホルムアルデヒドの除去性能が18畳から25畳へとアップしている。また、本体から取り出して、空気清浄機の置けない場所を脱臭できるカートリッジ「ニオイとる~ぷ」も搭載しており、従来製品からは水洗いに対応できる点が新しくなっている。

 集塵は、本体両脇と下部の3方法から吸引。粒子が大きいために床に落下しやすい花粉も素早くキャッチできるとしている。

 運転モードには、部屋内の空気を1分間検知し、モードや風量、湿度を自動で調整する「おすすめ運転」を搭載。同社ではこれを「ボタン1つの簡単操作」としている。さらに冬場に室温が下がって結露が発生しやすくなると、自動で加湿から除湿へと切り替わる「ハウスキープ運転」も搭載されている。

 そのほか、のどと肌にやさしい湿度へと自動コントロールする「のどはだモード」、衣類乾燥に適した「ランドリーモード」、逆風で本体内のカビの繁殖を抑制する「内部乾燥モード」も用意されている。


脱臭性能では、ホルムアルデヒドの除去性能が、従来製品からの18畳から25畳へと向上している 【動画】脱臭の仕組み(WMV形式、約3.8MB) 集塵は、本体両脇と前方下部の3方向から空気を吸い込む仕組み

部屋内の空気を検知し、モードや風量、湿度を自動で調整する「おすすめ運転」は、本体上部のボタンを押すだけ 本体内部の操作パネルでより詳細な運転も可能 結露しやすい湿度を検出し、自動で加湿から除湿へと切り替える「ハウスキープ運転」

 本体サイズは、395×290×638mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約15kg。適応床面積は、空気清浄が25畳、加湿が10/17畳(木造/プレハブ)、除湿が8/12/16畳(木造/プレハブ/鉄筋)。タンク容量は4.0L。本体底部には、移動用のキャスターが備えられている。


ダイキン工業株式会社 常務執行役員 空調営業本部長の加藤豊氏
 ダイキン工業株式会社 常務執行役員 空調営業本部長の加藤豊氏は、クリアフォースが除湿/加湿/脱臭/集塵の4つの機能を備えていることについて「空気清浄機というジャンルで発表してよいものかと迷った」とコメントしながらも、「日本初の画期的な商品。空調の専門メーカーが満を持して世に問える商品に仕上がった」と、自信を見せた。

 また、空気清浄機能のみの「光クリエール」2機種も、8月1日に発売される。従来製品からは、ホルムアルデヒドの除去量が1.6倍増えるほか、「ニオイとる~ぷ」が水洗いに対応できるなどの違いがある。価格はオープンプライスで、適応床面積が30畳の「MC809-W」が52,000円前後、26畳の「MC709-W」が42,000円前後。


機内の構造イメージ
吹出し口は180度回転する

本体を横から見たところ。“STREAMER POCKET”と書かれた場所に「ニオイとる~ぷ」が入る 空気清浄機能のみの「光クリエール」2機種も発売される




URL
  ダイキン工業株式会社
  http://www.daikin.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.daikin.co.jp/press/2007/070529/index.html

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ダイキン、脱臭専用子機を備えた空気清浄機(2006/07/06)



( 本誌:正藤 慶一 )
2007/05/29 15:22

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