家電大賞 2022-2023「ロボット掃除機部門」ノミネート企画PR

ここまでお任せできるのか、と主婦家電ライターも感動! モップ洗浄まで自動で行なうRoborock「S7 MaxV Ultra」

Roborock「S7 MaxV Ultra」

ロボット掃除機の高機能化が止まらない。吸引力の高さはもちろんのこと、1台で掃除機がけしながら水拭きできたり、ゴミ捨ての回数が減らせたり、障害物を避けながら掃除してくれるなど、目覚ましい進化を遂げている。昔ロボット掃除機を使ったことがあるけれど、いまいちだった記憶がある人は、きっと驚くことだろう。今回ノミネートされたRoborock「S7 MaxV Ultra」も、そんな高機能ロボット掃除機の1つ。何がそんなにすごいのか、ポイントをチェックしていこう。

「3way全自動ドック」がモップ洗浄まで自動で行なう

前述のように、今のロボット掃除機のトレンドは、1台で掃除機がけしながら水拭きできる“1台2役”だ。特に家の中では裸足で過ごす、床をハイハイする赤ちゃんがいる、ペットを飼っている、などの理由で雑巾がけは欠かせない家庭で重宝されている。

底面にブラシとモップが搭載されており、ゴミを吸うと同時にモップで水拭きできる2in1モデルが人気だ

ただし、完全に手間要らずというわけではない。掃除を始める前に、まず水タンクに水を入れなければいけないし、掃除が終わったら本体に溜まったゴミを捨て、モップを外して水洗いしなければならない。しかし、これが意外と面倒だし忘れがち。特にゴミ捨てとモップ洗いは、ロボット掃除機がいつの間にかドックに戻っているため、タイミングを逸してしまうことも多い。そんな些細だけれど欠かせないひと手間まで自動で行なってくれるのが、S7 MaxV Ultraだ。

具体的に何ができるのかは、上部に3つのボックスを搭載した充電ドック「3way全自動ドック」を見ると分かりやすい。まず向かって一番右が、ドックに戻ってきたロボット掃除機のゴミを自動収集する「ゴミ収集ボックス」。中に容量2.5Lの紙パックがセットされており、掃除が終わるたびに必要だったゴミ捨ての手間を約60日に1回程度に減らしてくれる。

続いて真ん中にあるのが「清水タンク」。ここに水をたっぷり入れておけば、水タンクの水が少なくなったら自動で給水してくれるため、都度給水する必要がない。そして一番左のボックスが「汚水タンク」。S7 MaxV Ultraのドック底面には洗浄機能が搭載されており、帰還したロボット掃除機のモップを自動洗浄してくれる。このときに出る汚い水が、この「汚水タンク」に回収されるというわけだ。

紙パックは、0.3μmまでの微粒子(花粉)を99.7%吸引し、排気を清浄化。いっぱいになったら紙パックごと捨てるだけなので、ゴミ捨てのたびに気になっていたホコリの舞い散りが防げる。また、汚れた水は汚水タンクに吸い上げられるため、汚れが再付着する心配もない

ドック内のブラシが毎分600回転し、モップの汚れを水洗い。モップ洗浄時間の間隔は、10~50分の5分間隔で設定できる

実際に使ってみたが、この解放感は想像以上だ。思えば今まで、ロボット掃除機でラクしても、使用後にはお手入れしなければならないという“名もなき家事”にプチストレスを感じていた……。S7 MaxV Ultraは、そんなプチストレスすら解消してくれる、限りなく“完全自動”に近いロボット掃除機だと思えた。

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障害物をとことん避けるから、事前の片付け不要

とはいえ、そもそもにおいてロボット掃除機を使うこと自体にハードルを感じている人が多いのも現実だ。実際に、掃除を始める前に床を片付けなければいけないのが大変で、ロボット掃除機は欲しいけれど購入に至らない、という声もよく聞く。

そこで注目したいのが、S7 MaxV Ultraの障害物回避能力だ。S7 MaxV Ultraには、顔認証技術の原理を活用した「ストラクチャードライト&カメラ」と、画像から物体の特徴を捉える「RGBカメラ」を搭載。家具や小物などをAIが瞬時に分析して位置や種類を特定し、必要に応じて回避してくれるという。つまり、掃除前に片付けをしなくても使えるのだ。

特に多くの家庭にある家具や、床にありがちな障害物については、具体的に種類も認識できる。現時点で認識できる障害物は、「履物(スリッパなど)」「電源タップ類」「布類」など8種類、家具は「ベッド類」「ソファ類」など5種類だ。

AIが家具や小物などを瞬時に分析し、位置や種類を特定して回避する。その認識スピード、障害物回避精度も向上しているという

この回避能力と物体認識能力の高さは、使い始めてすぐに実感できた。リビングを掃除したところ、まずアプリ上にマップを描き出したうえで、正確な位置に「ダイニングテーブル」「テレビスタンド」「ソファ」のマークと文字がつけられていく。さらに床に置いてあるモノ(落ちているモノ)も障害物はくるりと回避したうえで、やはりマップ上にマークをつけていく。

その障害物のマークをタップしてみると、何を障害物と認識したか、カメラの画像が表示される。AIが認識できるものについては、「電源タップ類」と具体的に表示されるし、認識されないものでも「障害物」として避けてくれるのだ。思わず「電源タップ、合ってる!」「布類、合ってる!」と答え合わせしたくなる正確さだ。

ちなみに、このAIが認識してくれる障害物の中には「ペットの排泄物」も入っており、愛犬家として大変ありがたい。筆者はかつて、排泄物をロボット掃除機に吸われた経験があり、それが今でもトラウマになっているのだ……。なお、床に置いてあるペットの飲み水を「障害物」と認識して避けてくれるのも安心。

結論としては、床にモノが落ちていても、ほとんど避けてくれるので、あらかじめ片付けなくても掃除は始められる。もちろん何もないに越したことはないのだが。

カーペット奥のハウスダストまで吸い出す吸引力

ここであらためてチェックしたいのが、掃除機の要ともいえる清掃能力だ。いくらお手入れの手間が少なく、障害物をばっちり避けてくれたとしても、そもそもの清掃能力が低かったら意味がない。その点、S7 MaxV Ultraの吸引力は5,100paとパワフルで、カーペットに入り込んだ微細なハウスダストからペットのトイレ砂まで、一気に吸い込むという。

この5,100paという数字がどれだけ強いかピンとこないが、すでに好評だった従来モデル( S7/S7+)の2倍と聞けば、いかにパワフルか実感できる。わが家でカーペットを掃除したときも、吸引力の強い掃除機で掃除したときに見られる跡がついていたので、一般的な掃除機と遜色ない吸引力を備えていると実感できた。さらに「カーペットモード」に設定すれば、カーペットを検知すると自動で吸引力を上げて掃除してくれるという。

一方の水拭き機能も、毎分最大3,000回の高速振動と600gの加重で、皮脂や花粉、こびりついた汚れを落としてくれるという。

ちなみにわが家のリビングの一部にはラグが敷いてあるのだが、S7 MaxV Ultraはカーペットを検知すると、モップを自動で5mm持ち上げる機能が搭載されているため、ラグを濡らす心配がない。ただし毛足が4mm以上のラグの場合、モップが接触する可能性があるので、そのときは「カーペット回避モード」を使えばいい。

水拭きモードのパワーは、強力(3,000回/分)、標準(2,300回/分)、ソフト(1,650回/分)から選べる。ラグを回避することなく、モップをグッと引き上げてラグ上の掃除機がけをしてくれる。また、カーペット回避モードに設定しておけば、カーペットには上らずUターンしてくれる

また実際に使ってみて感じたのは、S7 MaxV Ultraは掃除が早い、ということだ。わが家の場合、リビングダイニングからキッチン、廊下、洗面室までを、20分ほどで掃除してくれる。床拭きと同時だから、なおさらスピーディーに感じる。

それを叶えるのが、高精度レーザーセンサーによるマッピング技術と独自のアルゴリズムだ。各部屋を正確に把握しているため効率良く掃除でき、部屋から部屋へとスムーズに移動していく。その無駄のない動きは目を見張るほどで、「完全にうちの間取りを把握しているな」と感心する。

毎分300回転する高精度LDSレーザーセンサーが、部屋を掃除しながら360°スキャンし、室内を素早く正確にマッピング。レーザーセンサーのため暗い室内でも認識。障害物を避けながら、往復回数が最少になるように走行するため、短時間で隅々までキレイに掃除できる

アプリ操作でS7 MaxV Ultraの機能を最大限に活用

ちなみに、このS7 MaxV Ultraの高い機能を存分に享受するには、スマートフォンにダウンロードしたアプリの使いこなしが必須となる。掃除ルートの確認から、進入/水拭き禁止エリアの設定、部屋別の掃除予約など、アプリで操作するからこそ、より暮らしに合わせた使い方ができるからだ。

水拭きの強度設定もアプリから簡単に行なえる

そう聞くと、また「アプリ操作が難しいのでは」と思う人もいるかもしれない。筆者自身、今まで多くのIoT家電を使ってきたが、正直アプリ操作がわかりづらくて、途中で諦めたことが何度もあるし、IoTにはいまだに苦手意識を持っている(笑)。

しかしS7 MaxV Ultraに関しては、一度も迷うことがなかった。Wi-Fiに連携後、表示画面を見ただけで、どうすれば運転できるのか、何が選べるのかが一目瞭然。取扱説明書を読まずとも「こんなことができるのか」と理解したところも多かったほどだ。

たとえばアプリ上のマップを部屋ごとに区切って名前をつけると、より便利な使い方ができる。どの部屋から掃除するか、掃除する順番を決めたり、掃除しない部屋を設定することもできるのだ。オンライン会議を行なっている部屋、赤ちゃんが寝ている部屋などは、掃除をパスしたり、先に寝室を掃除している間に、子供部屋を片付けるなど、計画的な使い方もするのもいい。

1つ驚いたのは、使い始めたときの音声が「津軽弁」だったこと。おそらく以前使った人が設定したのだろう。これもアプリで確認すると、英語、日本語、子供向けアニメ声、癒し系執事声のほか、博多弁や関西弁など12種類の音声が選べることがわかったので、さっそくいろいろ試した上で、自分にとって耳馴染みのよい音声に設定した。

カメラを搭載しているからこそのユニークな機能もある。留守番中のペットなどの見守りだ。筆者も自宅でペットカメラを活用しているが、据え置き型の場合、ペットがカメラがある部屋にいないと様子が見られないという弱点がある。その点、S7 MaxV Ultraはリモート操作できるので、ペットを探しに行けるのだ。さらに双方向通話もできるので、声をかけることもできる。これまた愛犬家などにうれしい機能といえるだろう。

カメラにペットが映らないときは、ロボット掃除機のほうから探しにいけるのが便利

生活リズムを乱さず、自律して掃除してくれる、ほぼ“完全自動”ロボット掃除機

冒頭でお伝えしたように、ロボット掃除機は大きく進化している。でもその真価は、生活の一部として使いこなせるようになってこそ発揮するのだと、このS7 MaxV Ultraを使って感じた。たとえば朝起きて、朝食の準備をしている間にアプリ1つで掃除を始める、外出先から帰宅する前に掃除を始める。

そのときにもし給水していなかったり、部屋を片付けていなかったりしたら、一気に流れが乱れてしまう。S7 MaxV Ultraは基本的な掃除機能だけでなく、いかに人が日常の中でストレスなく使えるかをとことん追求したロボット掃除機といえるのではないだろうか。

使えば使うほど、生活になじんでくれるS7 MaxV Ultra。高価格ではあるが、それ以上の価値があると感じられた

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