家電大賞 2018 特別企画

マニアな読者も納得の空気清浄力!

空気清浄機能に特化したブルーエア 405が特別賞を受賞

PM2.5や花粉、ハウスダストなどが社会問題となる昨今、空気清浄機は「一家に一台」から「一部屋に一台」となりつつある。国内外の各メーカーから独自の機能を搭載した製品が販売されている中、目の肥えた消費者が注目しているのがスウェーデンの空気清浄機専業メーカー、ブルーエアの空気清浄機だ。

今回の家電大賞では、2018年11月に発売されたブルーエアの「Blueair Classic 405」(以下、ブルーエア 405)が特別賞を受賞。その魅力について、「コスパが高い」など投票していただいた読者のコメントを交えながらチェックしていこう。

ブルーエア 405

大使館や病院などへの導入実績を持つ空気清浄機専業メーカー「ブルーエア」

ブルーエアは空気清浄機専業メーカーで、フィルターまでも自社開発。創業当初から変わらないホワイトとダークグレーを基調としたシックで清潔感あるシンプルなデザインを採用。ブルーエアの空気清浄機は、国内外の数百の大使館をはじめ、ホテルや病院などで導入されるほど支持されている。

独自の「HEPASilent® テクノロジー」が生み出す強力な空気清浄力

いきなりだが、印象的だった読者コメントを1つ紹介したい。

あまり知られていませんが、家電のプロや専門家に高い評価を得ているため、有名になってほしい(17歳・男性)

これには「若いのによくご存じで!」と感心した。確かにブルーエアの空気清浄機は、2010年に日本に上陸して以来、評価テストでも常に上位にランクインしており、専門家の間で高く評価されている製品なのだ。

ブルーエア社の空気清浄機の特長は、独自開発の「HEPASilent® (へパサイレント)テクノロジー」による高い空気清浄力にある。ファンで吸引した空気中の粒子(汚染物質含む)をマイナスに帯電させ、あらかじめプラスに帯電してある独自開発の多層構造フィルターに吸着させることで、0.1μm以上の汚染物質を99.97%除去*することができるという。

HEPASilent® テクノロジーのイメージ(出典:ブルーエア 公式サイトより)

この独自技術による空気清浄力は、米国家電製品協会(AHAM)が定めるクリーンエア供給率(CADR)の認証を取得。CADRによる評価は、アメリカ、カナダ、中国、韓国など世界各国で採用されており、事実上の世界基準とされている。

とても空気が綺麗になりました(37歳・男性)

空気清浄機としてのパワーがすごい(46歳・男性)

高い空気清浄能力を感じる点とデザインがすばらしい(37歳・男性)

この空気清浄機を部屋で使うと、アレルギーや花粉症が改善する(49歳・男性)

すでにブルーエア 405を使用している皆さんのコメントは、端的ながら説得力がある。実際「0.1μm以上の汚染物質を99.97%除去*」と謳う空気清浄機はそうそうない。

多層構造のフィルターの厚みは10cm弱! こんなぶ厚いフィルターは見たことがない

筆者自身、本機を使い始めてすぐに、室内の空気の質がガラッと変わったのを実感した。ホコリの舞い上がりや床に溜まる量が少なくなったほか、鼻や喉のムズムズ感がかなり軽減されたのだ。試用時はちょうど花粉の季節だったが、花粉症の家族もブルーエア 405を置いてある室内では症状がラクに感じるという。

花粉やホコリなど汚染物質のサイズイメージ(出典:ブルーエア 総合カタログ2019年1月版より)

搭載されているフィルターは「ダストフィルター」だが、わが家のようにペットを飼っているなどニオイが気になる人は、別売りの活性炭入り「ニオイフィルター」に交換することも可能だ。

ダストフィルターに活性炭層を加えた「ニオイフィルター」

空気清浄力に特化し高コスパを実現

ブルーエア 405は、シンプルでわかりやすい操作パネルを装備。パネルに並ぶ3つのアイコンのうち、中央にあるボタンを操作するだけで使える。中央のボタンは、電源のオン/オフや運転スピードの調整ができる。

一見すると操作パネルが見えない、スッキリしたデザイン

操作パネルはカバーで隠せる

デザインがシンプルなのに性能が良い(40歳・女性)

コスパが良い。これを使ったら他の空気清浄機は使えない(40歳・女性)

デザインに優れ、家電ぽくない所がいいです。加湿、イオンなど付加機能を付けず、空気清浄のみに特化した優れた仕様が自分の好みに合っています(44歳・男性)

コメントの中に「コスパが良い」とあるが、ブルーエア 405は、上位機種「Blueair Classic i」シリーズから、屋内の空気環境をモニタリングし、空気の状態に応じた運転スピードで自動運転する「オートモード」を省いた機種。そのぶんコストを抑えながらも、「Blueair Classic 480i」と同レベルの空気清浄力を維持している。

ちなみに、本機も「ブルーエア クラシックシリーズ」と同じく専用アプリ「Blueair Friend(ブルーエアフレンド)」に対応。外出先でも運転スピードやLED照度を調整したり、設定した時間帯に登録した運転スピードとLED照度で運転する「ナイトモード」の設定などができる。

外出先から電源のオン/オフや運転スピードの調整なども可能。帰宅前に運転スピードを上げておけば、空気がキレイな気持ちのいい部屋に帰れる

なお読者コメントにもあるように、近年、国内メーカーの空気清浄機は、加湿やイオンなどを搭載した多機能なものが多く見られる。

これらの機能は、プラスアルファの効果をもたらしてくれる半面、価格が高くなったり、お手入れが煩雑になったり、空気清浄機能そのもののパワーを低減させてしまうこともある。

空気清浄機に求めるのは、とにかく空気をキレイにしてくれること! と考えている人たちが、操作のシンプルさと空気清浄力のパワフルさを兼ね備えたブルーエア 405を評価するのは、当然かもしれない。

フィルター交換だけで空気清浄力を初期化

メンテナンスが簡単なこともブルーエア 405の魅力の1つ。メンテナンスといっても約6カ月に1回フィルターを交換し、そのついでに本体に付着したゴミを掃除機で吸い取るだけ。こまめにフィルターのホコリを吸い取ったり、水洗いしたりすることなく、空気清浄力が初期化できるのだ。

デザインもシンプルで、高性能で、メンテナンスが少なく簡単。理想的な空気清浄機(44歳・男性)

シンプルに疑うところがない唯一の空気清浄機だと思う。(中略)10年フィルター持つとか普通に考えたらありえない(31歳・女性)

「10年フィルター持つとか普通に考えたらありえない」とあるが、これは国内の大手メーカーの多くが「フィルター交換は10年に1回」を謳っていることを受けてのコメントだろう。

中にはフィルターに詰まった汚れを取り除く機能が搭載されている機種もあるが、やはり日常的にお手入れしなければならず、それでも10年後の空気清浄性能は、初期の50%~70%まで低減してしまうのが現状だ。

その点ブルーエアは、フィルターの目詰まりによって空気清浄力が低下しては意味がないとの考えから、フィルターは定期的に交換すべき、という考えを貫く。フィルター交換のメリットは、清潔に保つための複雑な機能を搭載する必要がなく、お手入れもフィルター交換時まで不要ということだ。

フィルター交換は、背面のドアを開けて引き出し新しいフィルターを差し込むだけと簡単

誰でも手軽に安心して使えるパワフルな空気清浄機

世界基準の空気清浄能力で、0.1μm以上の汚染物質を99.97%除去*してくれるブルーエア 405。これだけパワフルなのに、運転ボタンを押したら約6カ月間はほとんどお手入れをすることなく、老若男女誰でも使いやすい操作性も備えている。

長年変わらないデザインの中に、先進的な進化、新機能が搭載されており、正当進化と感じたため(25歳・男性)

また多くの読者コメントにあるように、北欧生まれならではのシンプルなデザインも魅力と言える。今までの空気清浄機に物足りなさを感じている人にオススメしたい1台だ。

どんなインテリアにも合わせやすい北欧デザインも魅力

* Camfil社による実証データ。実際の効果は、部屋の状況や使用方法により異なります