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さわれるAIが続々! 人を理解するSwitchBotの多彩な家電を見てきました【IFA 2026】
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- SwitchBot
2026年10月9日 09:00
ドイツ・ベルリンで開催された家電とテクノロジーのイベント「IFA」に、今年もスマートホームの人気ブランド「SwitchBot(スイッチボット)」が出展。SwitchBotらしい、独創性に富んだ最新のプロダクトが数多く並んでいました。
おしゃべりに特化したかわいいロボット「KATAフレンズ mini」
2025年のIFAでは、もふもふの動物のようなパートナーロボット「KATAフレンズ」がデビューしました。そして、今年1月に米国ラスベガスで開催されたCES 2026を筆者が取材して、SwitchBotのブースに足を運んだときにはヒューマノイドロボット「onero H1」が披露されました。
直近1年の間に、SwitchBotは便利なスマート家電を増やすだけでなく、AIとロボティクスによって人の暮らしに寄り添う技術の開発を加速して、次々に面白いプロダクトを提案しています。
今年はブースの最前線に、小さなぬいぐるみのような商品が並んでいました。SwitchBotの最新ロボット「KATAフレンズ mini」です。
展示を紹介してくれたSwitchBotのマーケティング・マネージャーのMarin Choiさんによると「昨年発表したKATAフレンズを思わせる親しみやすさを残しながら、人との会話を楽しむことに特化したおしゃべりロボット」だそうです。
KATAフレンズは大人が抱きかかえるほどの大きさですが、miniは手のひらに乗るサイズ。キーホルダーでバッグに着けて連れ出すこともできます。このサイズ感ならソファやベッドサイドに置いて、気軽におしゃべりが楽しめそうです。
KATAフレンズは、動物のような鳴き声や身体/瞳の動きで気持ちを伝えるほか、「ちきゅう語モード」では人の言葉で会話することもできます。一方、新しいminiはおしゃべりを中心に楽しめる小型モデルとして登場します。
センサーを内蔵する額とお腹に触れると、miniも瞳を動かしながら表情を変えて反応します。小さな体でも存在感は十分。本体の色が違うだけでなく、「性格」も違う4種類のKATAフレンズ miniが発売されるようです。この性格はずっと同じままではなく、人とたくさんのおしゃべりを繰り返すほど、それぞれに個別の性格を身につけて、思い出を蓄積していくとのことです。
Choiさんによると、将来はSwitchBotのスマート家電を音声で操作したり、ウェアラブル機器と連携しながら、使う人のヘルスデータを管理してくれる構想もあるそうです。KATAフレンズ miniは日本でも発売が予定されており、11月に予定する発表会では価格や発売日など詳しい情報が明らかにされるとのこと。どのような体験に仕上がるのか楽しみです。
筆者が今年のCESで初めて見たSwitchBotのウェアラブルなAIレコーダー「SwitchBot AIマインドクリップ」も、IFAのブースに並んでいました。現在は日本でも商品として発売されていますが、IFAに合わせて欧州でも展開が始まりました。質量は16.8g。衣服の襟元やバッグのストラップなどに取り付けて、側面のスイッチを入れると会話などを録音できます。最大20時間の連続録音と64GBの内蔵ストレージに対応し、録音した内容は専用アプリで文字起こしや要約を行なえます。そこから抽出したToDoや予定は、AppleリマインダーやAppleカレンダー、Googleカレンダーにワンタップで追加できるのも便利なポイントです。
動作精度を高めたスマートロックシステム
IFA 2026のブースに初出展された新製品のひとつが「SwitchBot Lock Ultra Max/Vision Pro Combo」です。
室内側のサムターンに後付けする、欧州向け(EU版)のLock Ultra Maxと、屋外側に設置するKeypad Vision Pro、Matter対応のスマートリモコンHub Miniを組み合わせた玄関用のスマートロック・システムが紹介されました。既存のシリンダーを交換したり、ドアにネジ穴を開けたりせずに導入できる手軽さは、これまでのSwitchBotのスマートロック製品から受け継いでいます。IFAの会場にはヨーロッパの一般家庭のドア形状に合わせた製品が並んでいましたが、本機の日本仕様に合ったモデルも今秋に発売を予定しています。
Lock Ultra Maxは、高性能なブラシレスモーターを採用する「UltraDrive」が大きな進化点です。モーターの回転速度は最大160rpmと従来のLock Ultraの約3倍になり、Fastモードでは最短1.1秒で解錠します。筆者もブースで本機が動く様子を体験しましたが、とても速くてスムーズでした。また、暮らしの時間帯に合わせてモードを変えられるところも実用的です。
Keypad Vision Proは、3D顔認証と手のひら静脈認証、指紋認証に対応します。買い物袋を抱えていたり、子どもを抱いている時には鍵やスマートフォンを取り出さずに解錠できます。顔認証の対応距離は0.6~0.9m、手のひら静脈認証は8~25cmとしています。ほかの解錠方法となる暗証番号、NFCカード、Apple Watch、SwitchBotアプリなども含めて家族がそれぞれに一番使いやすい方法を選べます。
Choiさんによると、顔や手のひら静脈といった生体情報はデバイス内に保存され、クラウドにはアップロードされません。通信にはAES-128暗号化を採用します。3D構造化光によって顔の立体的な情報を読み取るため、写真や映像を使った“なりすまし”対策にも配慮しています。解錠の便利さとプライバシーをセットで設計している点がとても大事です。
4,200mAhの充電式メインバッテリーは最長約9カ月の使用を想定。充電のためにメインバッテリーを外した時や、残量がなくなった時にはCR123Aの予備電池に自動で切り替わり、最長約95日の待機、または約500回の施錠・解錠に対応します。さらに電池切れのピンチを回避するため、予備電池の電圧が下がった場合にはスーパーキャパシターに少しずつ電力を蓄え、緊急時の解錠を補助します。
パッケージ製品の場合は同梱のHub Miniを介してMatter対応のスマートホーム環境に本機を加えて、宅内のスマートスピーカーやスマートハブなどから、本機の状態確認やオートメーション設定が行なえます。
わが家を見守るセキュリティカメラ
もうひとつのスマートホームの新製品は、日本でも関心の高いセキュリティ関連。屋外カメラと室内用モニターステーションを組み合わせたシステム「SwitchBot 屋外ソーラーカメラ3MPモニターセット」です。
バッテリー駆動のカメラはソーラーパネルにも接続でき、充電の手間を抑えながら設置できます。悪天候が続いてソーラー充電が難しい場合でも、内蔵バッテリーだけで約6カ月利用できるように設計されています。ソーラーパネルとのケーブルは最大3mに伸ばせるため、日当たりを考えながら配置しやすいところも特徴です。
家の中に置くモニターステーションには最大8台のカメラユニットを登録して、映像をリアルタイムに確認できます。モニターからカメラ越しに話せるので、来客対応のインターホンとしても使えます。
映像記録用のストレージはmicroSDカードを採用。最大512GBまで対応し、映像をローカルに保存できます。インターネット回線に障害が起きても、同じローカルネットワーク内でカメラの映像を確認できる設計にしています。さらに長時間の映像を記録したい場合には、クラウド保存のサービスも用意されます。
AI画像認識の機能では、人や動物を識別して必要な場面だけを記録したり、通知を受け取ることも可能です。スマートロックと組み合わせれば、来客を映像で確認して、その場で解錠するといった連続するアクションも設計できそうです。
小さくてもパワフルなロボット掃除機「S30」
新しい小型のロボット掃除機「S30」も初出展されていました。水拭きとモップ洗浄対応のステーションを一体化しており、S20の後継機のような位置づけになりそうです。
S30は本体だけでなく、ゴミ収集やモップ洗浄を担うステーションもコンパクトにまとめながら、上位シリーズで培った水拭き機能を盛り込んでいます。日本で発売が予定されており、やはり11月に詳細が明らかにされます。日本の住環境にもなじみやすいサイズ感が魅力的です。
床にはローラー式のモップを押し当てながら走行し、カーペットを検知するとモップを持ち上げてカバーで覆い、床を濡らさないようにします。メインブラシには髪の毛などが絡みにくい工夫も加えています。
拭き掃除に必要な水タンクを水道に直結し、給排水を自動化する専用キットも用意されます。給水タンクに水を足し、汚水タンクから排水する手間が簡略化できることで、ロボット掃除機を導入するハードルはぐっと下がりそうです。
アートと睡眠。生活の質を高めるスマートホーム
2025年のIFAで発表したスマートデジタルフレーム「AI Art Frame」の上位モデルとなる「AI Art Frame Luma」(現在の名称は「AIアートフレーム2」)も注目したい新製品です。
好きなアートのデジタルデータを壁に飾れる従来のArt Frameから、白い額縁部分を大幅にスリム化して、まるで本物の絵画のようなデザインにブラッシュアップしています。壁にかけて、さらに映えるデザインになりました。カラーE Inkも表示解像度の高い最新のコンポーネントにアップグレードしています。そして本体内蔵のストレージ容量も大きくなって、最大5千枚までのデジタル絵画コンテンツが保存できます。フレームにタッチしたり、定期的にローテーションする形で表示する絵画作品を切り替える楽しみ方もできます。
もうひとつ、スリープテックブランドのmoera(モエラ)が開発する、水循環式のスマート温調マットレストッパー「moera mattress topper」がSwitchBotのブースに展示されていました。睡眠トラッキングアプリ大手「Sleep Cycle」の音響解析AIモデルをハードウェア側にローカル実装しており、ウェアラブル端末を身に着けたり、枕元にスマートフォンを置かなくても、睡眠段階や呼吸状態をトラッキングしながらリアルタイムで温度制御へフィードバックする機能を持っています。
マットの左右で異なる温度に設定できるため、同じベッドで眠る2人がそれぞれ好みの環境を選べます。ステーションで温度を調整した水をマット内部に循環させる仕組みで、アプリから温度を設定します。今回はスマートベッドルームのエコシステム連携の事例として、SwitchBotのブースの中でmoera mattress topperが紹介されていました。
SwitchBotのセンサー製品により室内の温度・湿度などを測りながら、より上質なスリープトラッキング体験ができる可能性を、両社の間で検討しているようです。スマートホームが照明やエアコンを操作するだけでなく、眠りの質をコントロールできるところまで発展する可能性を感じました。
今年のSwitchBotブースには最新のおしゃべりロボットからスマートロック、アートフレームまでかなり幅広い新製品が集まっていました。一見するとこれらの商品のコンセプトは別々なように感じるかもしれませんが、共通しているのは、人が複雑な設定や操作を覚えなくても、AIが状況を理解して次の行動を支援するという方向性です。
SwitchBotは今年の8月に、同社アプリにLLMを活用する会話型の「AIアシスタント kata」を組み込みました。例えば「部屋が少し暑いね」と話しかければ、接続している機器の状態を踏まえて操作を提案したり、アシスタントに話しかけるように、手軽にオートメーションのプログラムを作成できます。IFAに出展された新製品が、やがてAIアシスタントの仕組みにつながれば、より直感的でスムーズなスマートホーム体験が広がりそうです。11月の新製品発表にも期待が高まります。
(提供:SwitchBot)














