京急、2012年3月から導入する新型車両にLED照明を採用

　京浜急行電鉄は、省エネ化を推進するために、来春から導入する新造車両の車内照明にLEDを採用すると発表した。

LED照明を採用する「新1000形」の同形車	車内に採用されるLED器具。写真は実験中のもの

　LED照明が導入されるのは、2012年3月に導入予定の新造車両「新1000形」で、6両編成の全車両の客室内に採用される。京急では2009年12月より、一部車両でLED照明を試験的に導入していたが、編成中すべてにLED照明が採用されるのは初という。

　使用する灯具数は、6両編成全体で104台。1両当たりで16～18本。従来の蛍光灯に比べ、消費電力を約3割削減するという。1年間のCO2削減量は、約2.7t(6両編成の場合)で、ブナの木のCO2吸収量に換算すると、約250本分に相当するという。

　また、今後導入する新造車両についても、車内にLED照明を導入する計画としている。

　京急では、羽田空港や上大岡駅で、駅構内の照明をLEDに切り替えるほか、電力が不足した今夏には、社員にLED電球を1万個配布するなど、省エネルギー化を推進している。