シャープ、屋根の形状に合わせて設置できる住宅用太陽光発電システム

上段左から多結晶太陽電池モジュール、ND-061LW、ND-114CW、ND-061RW、ND-160BW、ND-114CW

　シャープは、屋根の形状に合わせて設置できる住宅用太陽光発電システム「多結晶太陽電池モジュール 切妻/寄棟対応タイプ」全4機種を5月1日より発売する。製品の詳細は以下の表の通り。

　太陽電池モジュールは、太陽光を吸収するため、通常屋根に敷き詰めて使用するが、モジュールサイズが均一のものを選んだ場合、屋根の端などに無駄な隙間ができてしまうという問題があった。今回発売した切妻/寄棟対応タイプは、サイズの異なる太陽電池モジュールを組み合わせて屋根に敷き詰めることができるルーフィット設計を採用した点が最大の特徴。

これまで場所が足りずに設置することが出来なかった場所にも設置することができる

　ルーフィット設計では、設置するモジュールのサイズを変えることで、これまで設置できなかったデッドスペースにもモジュールを設置できるという。これにより、モジュール設置枚数を従来より増やし、発電量を大きくすることができるという。

　同社では、これまで同様の製品を東京都のみで先行展開していたが、5月よりは全国で展開していくという。

　また、ルーフィット設計による設置容量増加に合わせて、出力数が従来より大きいワイドレンジコンディショナー3機種も同時発売する。製品の詳細は以下の表の通り。

　また、専用の「ワイドレンジパワーコンディショナー対応リモコン JH-RWL2」も同時発売する。ダイニングキッチンなどに設置して使用するもので、パワーコンディショナーの運転操作や発電状況を確認できる。また、インターネットで発電状況を診断する「Webモニタリングサービス」にも対応するという。希望小売価格は44,520円。