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蛍光灯は2027年末で終了! LEDへの切り替えには何を注意すればいい?
2026年9月29日 08:04
2027年末をもって一般用蛍光灯の製造・輸出入が禁止されます。もし今蛍光灯を使っている家庭では、2028年以降は何が変わるのでしょうか。そして、今どんな準備をしておけばいいのでしょうか。
日々の生活に欠かせない「あかり」。家庭などで蛍光灯からLEDへの切り替えることは法律上の義務ではありませんが、2027年末に製造・輸出入の禁止が決まっているため、在庫がなくなってしまえば新品の購入はできなくなります。猛暑でのエアコンや冷蔵庫の故障なら、差し迫る危機感を持ちますが、壊れていない照明機器の交換は先送りにしたい人もいるかもしれません。
パナソニックが行なった「パルックLED照明」発表会では、蛍光灯製造終了に関する認知度や、LED化促進の課題、電球と蛍光灯の交換時の構造の違いなどが説明されました。ここでは、ギリギリまで先送りしがちな方に現状や交換時の注意ポイントなどをまとめていきます。
ランプの種類で禁止期限も異なる。実際の認知率は?
そもそも、蛍光灯の製造や輸出が禁止となる理由は、水銀採掘から廃棄物処理までを包括的に規制し、人の健康と環境を守ることを目的とした国際条約「水銀に関する水俣条約」によるものです。2013年10月に採択され、2017年8月に発効し、2020年以降は電池や一般用の血圧計、温度計などの特定水銀使用製品が原則禁止となりました。
パナソニックの調査によると、この蛍光灯製造終了・輸出入禁止は約6割が認知しているものの、「LEDへの交換を具体的に検討している」人はわずか8.8%。もっとも多い回答が「今付いている蛍光灯(ランプ)が切れたらLEDへの交換を考えている」の24.6%。現時点で不満やトラブルを抱えていないため、先送りになりがちな点は共感できる人も多いのでは。
また、蛍光灯の種類によって製造・輸出入の禁止時期は異なる点もチェックしておきましょう。環境省のホームページでも確認できます。
・電球型蛍光ランプ:2026年1月1日より禁止(※30Wを超えるものは2027年1月1日より)
・コンパクト形蛍光ランプ:2027年1月1日より禁止
・直管形蛍光ランプ:2028年1月1日より禁止(※ハロりん酸塩を主成分とする蛍光体を用いたものは2027年1月1日より)
・環形蛍光ランプ:2028年1月1日より禁止(※ハロりん酸塩を主成分とする蛍光体を用いたものは2027年1月1日より)
禁止となるのは製造および輸出入なので、購入や使用は問題ありません。ただし、在庫がなくなった場合に備える必要があります。パナソニックの場合は以下のとおりです。
・電球型蛍光ランプ:生産終了
・コンパクト形蛍光ランプ:2026年9月末に生産終了
・直管形蛍光ランプ:2027年9月末に生産終了
・環形蛍光ランプ:2027年9月末に生産終了
リスクを避けるために器具ごと交換が安心。長期的コスパも◎
丸管蛍光灯の主用途であるシーリングライトは置き換えが進んでいますが、直管蛍光灯は遅れています。その理由は電気工事の有無にあります。
直管蛍光灯では、電源部品の安定器が照明器具の内部に存在します。大きく分けるとスタータ式(点灯管を使用)、ラピッドスタート式(点灯管が不要)、インバータ式(高周波点灯)の3種類の点灯方式があります。そのため、安定器が合っていないと発煙や発火、ランプ落下、感電などのリスクが高まります。
主に以下のような違いがありますが、専門知識がない限り一般の人が把握するのは難しいため、パナソニックでは器具ごとの交換を推奨しています。
・スタータ式:点灯管を使用するタイプで、50-60Hz点灯
・ラピッドスタート式:点灯管を使用せず、50-60Hz点灯
・インバータ式:点灯管を使用せず、高周波=数万Hz点灯
器具が10年を経過すると経年劣化によって故障も増加するという調査結果もあります。照明工業会では適正交換時期を10年、耐用年数を最大15年としています。
また、LED電球はそのまま交換できるのに、蛍光灯器具にはそのままLED電球を使えないのか? という疑問があるかもしれません。電源がどこにあるかがポイントで、LED電球は本体に回路が入っており、ソケット側で電気を通すしくみのためです。一方で蛍光灯は器具側に回路があるという違いがあります。
ランプに記載されている品番(型番)を見ると、「F」から始まる品番であれば蛍光灯、「EF」から始まる品番は電球型蛍光灯が多いのも見分ける一助となります。さまざまなメーカーも存在する中での安心の目安になりますし、各自治体によって異なりますが廃棄の際もわかりやすくなっています。
器具本体が壊れているわけでもないため、LEDランプに交換すれば……とも考えてしまうかもしれませんが、上記のように安全性の問題もあります。LEDは寿命が40,000時間といわれており、電気代も10年間で大きな節約につながります。先送りになりがちですが、早めに準備しておきたいところです。














