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シャープ、消臭や菌/ウイルス対策の「光触媒スプレー」。防カビにも
2020年7月17日 13:14
シャープは、独自の可視光応答型光触媒で消臭/抗菌/抗ウイルス効果を実現するという「光触媒スプレー MX-AZ03JK」を、7月17日から発売した。直販サイト「COCORO STORE」での価格は3,480円。屋内向けの製品となっている。
光触媒は、光が当たると表面に強い酸化力が発生し、接触するニオイ成分や菌、ウイルスなどを酸化分解する物質。タバコやペット、トイレなどの生活臭を低減するほか、付着する雑菌やウイルスの作用を抑制するという。
今回のスプレーには、シャープが複合機の開発で培った光半導体技術や粉体加工技術などを応用した、独自の可視光応答型光触媒を採用。一般的な光触媒(TiO2)に比べ、広い波長範囲の光に反応し、屋内照明のわずかな光でも優れた分解能力を発揮するという。壁紙や床、家具のほか、衣類などにもスプレーして使える。主な用途は、消臭・抗菌・抗ウイルス・防汚・防カビ。
作用し続けても光触媒自体は消費されず、噴霧した場所に留まるため、効果が長期間持続。専門機関にて各種試験を実施し、安全基準を満たしているという。試験結果の詳細などは同社サイトに掲載されている。
なお、すべてのニオイ・菌・ウイルスに効果があるわけではないとしており、種類や対象物の素材、明るさなどの使用環境によって効果は異なるという。
成分は、可視光応答型光触媒、水、エタノール。内容量は200ml。