ぷーこの家電日記

第636回

何歳からでも学ぶことは楽しい! 私は生涯学習にハマれるのか!?

楽しみにしていたシルバーなウィークが終わってしまった。今年は11年ぶりの5連休だったそうで、それはそれは楽しみにしていた。なのに、あっという間に過ぎ去ってしまった。予定を立てたり計画どおり過ごしたりすることが苦手な私は、連休なんて結局始まる前が楽しさのピークなのだ。連休が来るまでのワクワク感、連休に入った瞬間の開放感までは楽しい。あとは「ヤバい。連休が終わってしまう」という焦りとがっかり感が迫ってきて、後悔に近いようななんともいえない気分で最終日を迎えてしまう。

何度繰り返せば学習するんだろうと我ながら思うけれど、後悔しながらもきっとダラダラ過ごすことが私の過ごしたい連休なんだと思うので、最近は有意義に過ごすことに努力するよりも、無駄に過ごしたとしても後悔しない気持ちの置き方に努力している(笑)。そしてそんな自分を受け入れることができたら、焦らずのびのびとダラダラできるので、それもそれで悪くない過ごし方だなぁなんて思っているのだ。

毎度そんな言い訳じみた連休だけど、今年のシルバーウィークはそこそこ予定もあり、緩急のあるなかなかいい連休だった気がする。連休の初日に、ずっと頭の片隅に引っかかっていた懸案事項がいったん解決できたということが1番大きな要因だ。

夫の母、つまり私の義母は、数年前に認知症を発症して、しばらくは福祉の手を借りつつ1人暮らしを続けていた。夫兄妹はうらやましくなるくらい仲が良く、2人で協力しながら福祉と実家の連携などを行なっていた。姻族である私には全くといっていいほど負担はなかったのだけど、それでもしばらくは毎週段ボールいっぱいの食事を作り送っていた。

自分が美味しいものが好きなので、食事の時間が少しでも楽しみになってくれたらうれしいなと思っていたし、大変そうな夫を横目に何も関与せずというのを平気と思えるタイプではなかったので、私も何かしら仲間に入りたかったのかもしれない(笑)。義母もとても喜んでくれて、いつもヘルパーさんや友人に冷凍庫を開けて見せては自慢してくれていたそうだ。

ただ少しずつ認知症が進行して、1人で暮らすことが難しくなってきて、入院したのをきっかけに老健(介護老人保健施設)でしばらくお世話になっている。今もまだ我が家に山積みになっている惣菜を送るための段ボールを見ては、「もう少しこの生活が続くと思っていたのに」と寂しい気持ちになってしまう。

とはいえ、老健はあくまでも一時的な施設であり、自宅に戻せない義母がずっと長く過ごせる施設を探していた。夫も義妹も関東に住んでいるので、義妹の家のそばで探していて、いくつか申し込みの空きが出る順番待ちだった。さらに認知症の症状が進み、最近「長距離移動させるのが難しくなってくるので、なるべく早く決めてほしい」と言われ、ケアマネさんと義妹が奮闘して入所先を探してくれたのだ。そしてこの連休に本契約をするため私も同行させてもらった。

昔は幼稚園だったという建物を改装した施設は、明るく清潔で、とても心地のいいところで、スタッフの方も本当に「何食べてどう育ったらそんなふうになれるんですか?」と、つい本気で聞きたくなるほど素敵な方で、そんなところでお世話になれるのはかなり幸運だし、とてもありがたくうれしい。なにより気軽に会いに行ける場所なので、季節のフルーツだとか生菓子だとか、今まで届けるのが難しかった美味しいものも食べさせてあげることができる。これが個人的にうれしいなぁってとても楽しみにしている。

結局私は食べ物のことしか考えていないのかと思うけれど、美味しいものを食べられるって、私の価値観で考えるならば、生きていく上で1番と言ってもいいほどに大切なことだ。そして、色々食べさせたいという気持ちは、夫に対しても義母に対してもだけど、私の価値観で言うならば、最上級の愛情表現なのである(笑)。

契約書の読み合わせをしながら、「これからの生活が、全員にとってうれしい選択になったならばうれしいなぁ」なぁんてぼんやり考えていた。そして確認事項とともに色々質問したりして、色々な不安が解消されるとともに、介護福祉士の知識の深さと見解と心の広さと柔軟さに感動しきりだった。誰にどう相談すればいいか分からずにいたことも、的確なアドバイスとヒントをくれてものすごく助かった。

勉強でも問題解決でも、やり方を知っていれば実行するだけで辿り着ける。でも、知らないと何から始めてどこに向かえばいいかもわからず、最初の一歩すら踏み出せないことってけっこうある。専門家に相談するにしても、その相談先を知らないと相談さえできない。自分がただ「知っている」というだけで、いざという時の選択肢は増えるよなぁと思う。

親の介護問題は、自分の老後のプレ練習みたいなところがあると思っていて、自分がいざ老齢期になった時に、何が必要で何ができてということが、今の体験からリスト化できていっている感じはすごくタメになっている。そんな実感はあるのだけど、義両親の認知症の発症から生活支援や入院など、色々なことが一気に起こりすぎて、都度なんとか対応してきたけれど、いったん色々落ち着きそうなこのタイミングで、もう少し勉強しておくとこの先ちょっと役に立つんじゃないだろうかという気持ちが湧いてきた。

認知症のことも、本を読んだり自分の祖母の経験などから、なんとなく知ってはいるけれど、もう少し体系的に理解しておきたい。目もショボショボするし集中力も続かないお年頃ではあるけれど、放送大学に入学してみようかなと思い始めている。放送大学は通信制の大学で、「教養学部教養学科」の1学部1学科だ。「生活と福祉コース」というコースもあり、現在興味ある分野を体系的に学ぶには非常に良さそうなのだ。

でも、飽きっぽい上にコツコツと努力を続けることが苦手なので、学位を取るまで学び続けられるかちょっと自信がない。でも、放送大学なら特定の科目だけを選んで受講することもできるらしいので、1単位取れたらまた1科目という受け方も悪くないなぁ。と、何となく今のやる気を行動に移さないともったいない気がして、ひとまず資料請求などしてみたのでありました。30年ぶりに大学生なっちゃうかー!?(笑)

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まないアラフォー世代。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。