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家電製品ミニレビュー
東芝「CAF-P3」

~ペットのニオイもキレイにする空気清浄機
Reported by 清水 理史

ニオイと慣れ

東芝のペット向け空気清浄機「CAF-P3」
 慣れというのは恐ろしいもので、数年一緒に住んでいるとペットのニオイもあまり気にならなくなってくる。

 とは言え、やはり家族以外はそうでもないようで、子供の友人が家に遊びに来ると、一瞬、「んっ」という表情をされ、素直に「何か変なニオイ」と言われることがある。

 我が家の名誉のために言っておくと、もちろんさほどにおうわけではない。

 ただ、直前に我が家の愛犬がオシッコをしていたりすると、いくら換気をしても完全にニオイが消えるわけではなく、やっぱり慣れていない人には異質に感じられるようだ。

 というわけで、今回、試してみたのが、東芝の空気清浄機「CAF-P3」だ。メーカー生産終了品だが、Amazon.co.jpなどで、在庫を安く手に入れることができる。

メーカー東芝
製品名CAF-P3
希望小売価格オープンプライス
購入価格10,296円
購入店Amazon.co.jp


アンモニアや硫化水素などのニオイ成分を除去

 このCAF-P3の最大の特徴は、ペットのニオイ成分を集中的に除去できるところだ。

 仕組みとしては、内部のファンを回転させ、前面のフィルターで空気の汚れやニオイをキャッチするという空気清浄機としては一般的な方式だが、このフィルターが4層構造になっており、その3層目に強力な脱臭フィルターが装着されている。

 人やペットの糞尿臭は、アンモニア、硫化水素、メチルメルカプタン、酢酸などで構成されているが、CAF-P3の脱臭フィルターは、これらの成分を集中的に除去できるようになっている。

 同社のテストによると、CAF-P3以前の従来機種と比べた際、アンモニア成分に関しては従来の23倍の速度で脱臭できたとされているので、ペット系のニオイを集中的に、そして素早く脱臭できるというわけだ。

 もちろん、ペットだけでなく、この時期に悩まされる花粉対策にも効果的。抗花粉フィルターで、細かな花粉もしっかりと除去できる。


内部のファンを回転させ、フロントのフィルタを使って空気を清浄するしくみ フィルタの表(左)とフィルタの裏(右)
4層構造になっており、表面で花粉やホコリを除去。内部の3層目のフィルタでニオイを除去する

空気の状態を記憶させてから運転

 それでは、早速、使ってみよう。

 CAF-P3の外観は、ホワイトを基調に上部がライトブルーのクリアパネルでカバーされており、あまり飾り気がなくシンプルなデザインだ。用途としてはペットのニオイ除去がメインだが、あまりペット用ということをイメージさせないデザインとなっている。これなら、普通にリビングに設置していても違和感はないだろう。


正面
背面
側面

 操作系は、電源と風量の2つのボタンがあるのみで、ランプも現在の空気の状態を示す3段階のエアモニターと、同じく3段階の風量が表示されるようになっている。

 このため、使い方自体は、電源ボタンを押すだけと簡単なのだが、最初に利用するときに一種の儀式が必要になる。

 CAF-P3では、電源プラグをつないだ最初の動作時に、空気の状態を5分間調査して記憶するようになっている。

 この記憶した状態を基準に、空気がよごれていると判断すればパワフルに運転し、そうでない場合は静音で動作するようになる。つまり、最初の基準によって、その後の動作状況が変わるわけだ。

 最初の動作は、部屋を掃除してホコリを取ったり、換気するなどして、なるべくキレイな状態で動かすと良いだろう。


静音モードなら動作はまったく気にならない

 電源投入後は、空気の状態によって自動で動作するのだが、普段はまったく気にならないほど静かだ。

 空気が汚れていると判断すると、自動的に風量を上げるのだが、空気がきれいな状態では静音モードでの運転となり、まったくと言って良いほど音がしない。最初は止まっているのかと思ったのだが、吹き出し口に手を当てるときちんと空気が吹き出していることがわかって驚いたほどだ。

 もちろん、風量ボタンを押して風量を切り替えれば、それなりに音が聞こえてくる。中ではさほど気にならないが、強にするとやはり「ゴー」という感じの音がするので、普段は静かだが、いざというときはパワフルに動作するという感じだ。


動作の様子。風量を弱から中、強へと変更してみた

 筆者宅で使ってみた限りでは、最初の基準設定があまりきれいな状態でなかったせいかか、普段はほとんど静音モードで動作し、なかなか風量は変化しない。

 そこで、我が家の愛犬がおしっこをした時を見計らって、強モードで動作させてみたが、確かにニオイがあまり気にならなかった。

 ペットがおしっこをした直後に強で動作させるとか、友人や知人が遊びに来る直前に強で動作させておくとか、いざというときに強で使って、普段は自動設定で静音モードで使うというのが良さそうだ。


お手入れも簡単

ペットの側に設置して、おしっこのタイミングでオンすればニオイも気にならなくなる
 お手入れに関しては、普段の掃除のついでに、排気口やセンサー部分を掃除機できれいにしておく程度でほとんど手間はかからない。フィルターも掃除機での清掃が可能で、2週間に一回程度、前面のパネルを取り外して、フィルターにこびりついたホコリを掃除機で吸い取っておけば良い。フィルターの交換も2年に1回が目安となっているので手間はかからないだろう。

 この時期、花粉対策で空気清浄機を購入しようと考えている人も少なくないと思われるが、ペットを飼っている人にとって、そのニオイ対策も一緒にできる本製品はなかなか悪くない選択だ。消費電力も静音モードで10W前後、強モードでも58Wほどとさほど電力を消費しないので、場合によっては花粉用に1台、そしてペット用にもう1台と、リビングに2台設置するなどという使い方も良さそうだ。





URL
  東芝ホームアプライアンス株式会社
  http://www.toshiba.co.jp/index_j3.htm
  製品情報
  http://www.toshiba.co.jp/living/air_cleaners/caf_p3/index_j.htm
  空気清浄機関連記事リンク集
  http://kaden.watch.impress.co.jp/static/link/air.htm#airconditioner

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2009/02/13 00:00

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