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クリーン・クルー「かたづけバイバイ」

~ガスコンロのグリルを汚さずに魚が焼ける
Reported by 本誌:阿部 夏子

クリーン・クルー「かたづけバイバイ」
 魚は大好きなのに、自宅で食べる機会は意外と少ない。買ってきたその日に食べたい刺身や、時間と手間がかかる煮魚はとにかく、安くておいしい焼き魚も、どうも作る気にならないのだ。その理由はひとえに、「後片付けがイヤだから」だ。ガスコンロ備え付けのグリルを使えば簡単に焼き魚が食べられるのはもちろんわかっているが、使ったあとに魚のニオイがついた網やトレイを洗うのがとにかくめんどくさい。毎回掃除する必要はないにしろ、ちょっと放っておくと、魚の油の独特のニオイが染みついてしまって、手に付いたニオイはなかなか取れない。

 何度か同じようなことを繰り返してからは、自宅で魚を焼くことに対してすっかり苦手意識が根付いてしまった。引っ越して新しいシステムキッチンになってからそろそろ半年が経つが、正直、一度もグリルを使っていない。

 焼き魚は買う物、外で食べるもの、と半ばあきらめていたのだが、ガスコンロを汚さずに魚を焼けるというものを見つけたのでちょっと試してみた。

メーカークリーン・クルー
製品名かたづけバイバイ(5枚入り)
希望小売価格399円
購入場所東急ハンズ
購入価格399円


 クリーン・クルーの「かたづけバイバイ」はわかりやすいネーミングの通り、グリルの片付けをしなくて良い、という何とも魅力的な商品。中身はアルミホイルを均等の幅で折りたたんである、バネ状になったものが入っている。取り出してみるとビヨーンと伸びる。


パッケージの中にびっしりと製品が詰まっている 1回分。素材はアルミホイルだ 均等な幅で折りたたまれている

パッケージ裏の説明。写真付きでわかりやすい 横から見たところ。側面部分も、アルミホイルが折りたたまれている

 使い始めるまでには3ステップある。まずは、山折りになっている部分をグリルの網にかぶせる。網と山折部分を合わせるようにして、網の端のところにシートの端を引っ掛けるようにする。次に、グリルの底面についているシートの鋭角部分を指の腹で押し広げるようにする。

 最後に上から200~220ccの水を入れる。この時に気をつけなければいけないのが水を均等にいれなければいけないということ。シートで網の間が断たれているので水は行き来しない状態になっている。少量づつ、行き来するように水を入れるのがポイントだ。


昨年の11月に引っ越しして以来一度も使っていないグリル 焼き網分にシートの山部分を合わせてかぶせる 山の数と網の数が合わなかったら、端の方を余らせて調節する

シートを網にセットしたところ V型になっているシートの底面を指の腹でU型にしていく 中央から左が指の腹で平らにしたシート、右がV型のままのシート

グリルにセットしたら、200~220ccの水を入れる 水の量が均等になるように入れる

 魚を焼くまでにはここまでの準備が必要。慣れるまでは少々時間が取られるし、普通に焼くときと比べると手間がかかるのは確かだ。それでも後片付けの手間を考えたら、ニオイも付かないし、手も汚れないので、こっちの手間の方がずっと良い。

 さっそく魚を焼いてみよう。説明書によると「アルミの熱反射で通常より早く焼き上がる」とあったが、何しろ自宅で魚を焼くのが久しぶりだったのでイマイチ感覚が分からなかった。ちなみに魚の種類はホッケで、片面6分づつ焼いた。劇的に早い! とは思わなかったが中までしっかり焼けていた。


魚を焼き網にセットしたろこと 6分後ひっくり返したところ 焦げ目もしっかり付いて、おいしそうに焼けた

 ここまでは普通のグリルとさほど変わらないが、この製品の見どころはこれからだ。シートの間には魚の脂が浮いて、水の色もうっすら変わっている。この状態のまましばらく冷ましてから、後片付けを行なう。とはいっても、後片付けはとっても簡単。グリルを引き出して、水を捨ててシートを丸めて捨てるだけだ。グリルを見てみると、使用前の新品の状態と変わらず、何の汚れも付着していない。これはスゴイ!


1匹焼いた後のシートの状態。油が落ちている 2匹焼いた後のシートの状態。1匹目と比べるとかなりの油がついているのがわかる。この状態のシートを丸めてそのまま捨てる シートを捨てたあとのグリル。使用前の新品の状態とほとんど変わらない

 通常なら焦げ目や、魚の皮なんかが付着してゴシゴシこすらないと汚れの落ちない焼き網もツルツルのきれいなまま。ニオイもほとんどしない。水を捨てる時に水がグリルの中に入ってしまうと多少のニオイが付いてしまうこともあるが、サッと洗えばすぐに取れるので、使わなかった時のストレスとは比べものにならないくらい楽なのだ。

 一枚当たりの価格79.8円という費用を考えると、毎日魚を食べるような人には向かないが、たまに食べる、片付けがイヤで食べなかったという私のような人には画期的な製品だ。基本的には使い捨てで使うものだが、一度に続けて何匹か焼く分には問題ない。片付けがイヤで作らない……なんて母に聞かれたら怒られてしまいそうな情けない理由だが、この製品を使ったことでその要因は一気に解決された。

 最近、長らく遠のいていた魚売り場がまた魅力的に映るようになってきた――私にとってはグリル復帰のきっかけになった製品だ。





URL
  クリーン・クルー
  http://www.c-c.jp/
  製品情報
  http://www.c-c.jp/products/detail.php?product_id=49

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2009/02/03 00:00

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