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オムロン「ヘルスカウンタ HJ-113」

~有酸素運動分の歩数も計れる一週間メモリ付き歩数計
Reported by 林 佑樹

オムロン「ヘルスカウンタ HJ-113」
 メタボ最前線だ。診断など不要だ! と自分の身体を見ながら自信を持って書いたのだが、健康面から見ると自ら死地へ向かっているようなものなので、最近はなるべくウォーキングをしている。といってもデスクワーク中心の生活。

 取材などでものすごく歩くときもあれば、まったく外へ出ないこともあって、厳密に1日の歩数を計測したことはなかった。「だいたい20分くらいは歩いたような?」とそんなレベルである。ただ健康のため「歩く」だと目的意識の向上を狙えないと自分のことをよくわかっているので、目安を持ってウォーキングできるようにとOMRON「ヘルスカウンタ HJ-113」を手にしてみた。

メーカーオムロン
製品名ヘルスカウンタ HJ-113
希望小売価格3,990円
購入価格2,557円
購入場所Amazon.co.jp


 歩数計は携帯する性質上、コンパクトかつ軽量であることが求められる。HJ-113も例外ではなく、47×66×16mm(幅×高さ×奥行き)、約32gと携帯性に優れた作りだ。また振動感知バネではなく、2軸加速度センサーを採用したことで、腰に装着する必要がなくなり、ポケットやカバンのなかでも正確に歩数を計測してくれる。とりあえず身につけていればOKということで、毎日使うカバンの中に忍ばせておくといったことができてしまう。


47×66×16mm(幅×高さ×奥行き)、約32gと軽量コンパクト。少し大きいミニカーと比べてみたが、携帯するに十分な小ささである
自由に装着できるように、ストラップとクリップが付属している
電源はボタン電池(CR2032)1つ。付属するドライバで背面のパネルを開けて、電池をセットするだけ

 本体には歩数や時刻を表示する液晶表示部と設定・表示・メモリのボタンがあるだけとシンプルな作り。ボタンは表面よりも少し沈んだ状態で、カバンやポケットの中に入れたとき入力されにくい。とくに時間や体重などを設定する設定ボタンは、指先でもちょっと押しにくく、日々の持ち歩きで設定が変わることがないよう配慮されている。


実際の厚みよりもやや沈んだところにボタンがあり、誤入力を防いでくれる
狭いポケットに入れてもボタンが押されにくい

初期状態では「歩数」と「時刻」が表示されている
 主に使用するのおは表示ボタンのみ。初期状態は「歩数」+「時刻」が表示されており、1回ボタンを押すごとに「しっかり歩数」+「しっかり歩行時間」、「消費カロリー」+「脂肪燃焼量」、「歩行距離」+「時刻」というように表示データが変更される。

 「しっかり歩数」「しっかり歩行時間」は、効果的な有酸素運動の目安となる歩数を表示してくれる注目の機能だ。有酸素運動とは、運動中に吸収された酸素を有効に使い、持久力と脂肪燃焼率を高めることができる運動のこと。身体が有酸素運動として反応するまでは、ウォーキングの場合だと約10分の継続歩行が必要といわれている。そのため「しっかり歩数」「しっかり歩行時間」のカウントは、毎分60歩以上、連続して10分以上のウォーキングがカウント条件なのだ。また「しっかり歩数」「しっかり歩行時間」のカウントが開始されたあと、1分以内の休憩ならばカウントは継続されるので、信号待ちでもウロウロしなくて済む。


こちらは「しっかり歩数」+「しっかり歩行時間」。しっかり、と表示されるのでわかりやすい
「消費カロリー」+「脂肪燃焼量」を表示したところ
「歩数」+「時刻」と同じく、使用頻度が高そうな「歩行距離」+「時刻」を表示しているところ

HJ-113をポケットに入れてウォーキング。ちゃんとカウントしてるのか不安だったので取り出して確認してみた
 また1週間分のメモリが可能となっており、メモリボタンを押すごとに1~7日前までさかのぼって過去のデータ確認ができ、毎日確認する人から1週間ごとに歩数をまとめたいという人まで便利だ。筆者の場合だと、毎日の歩数をメモするつもりはないが、とりあえず、どれくらい歩いたのかを確認して、昨日はあまり歩いてないのなら、今日はちょっと多めに歩こうといった使い方をしている。毎日身につけているカウントアイテム的な扱いといったところ。

 さて、実際に歩くとなると意気込みだけで、寒いし、やっぱりお部屋の中が大好きとなってしまった。心までメタボである。ジャケットの内ポケットに入れておけば、毎日の歩数はカウントできるのだが、下手をすると出歩かない日が続いてしまう。そこで、きっと同じことを考えている人がいるハズと思って、オムロンが運営するウォーキングの総合情報サイト「Walking-Style.com」を見てみた。ネイチャーウォークやシティウォークなど、何かしら歩くとは別の目的を持って歩く人が多いようだ。ちなみに同サイトでは、歩き方や姿勢なども書いてあるので、ウォーキングを始める前に見ておくと参考になるだろう。

 ということで、つい最近衝動買いした新しいカメラを携えて、近所を歩いてみることにした。撮影しながら歩くというのは、我ながらいいアイディアだと思う。幸い、住んでいる周辺には自然が一杯で被写体に困らないので、ちょっと遠いスーパーまで歩いてみた。


森の小道の道中にあった木彫りクマさんとHJ-113の記録写真
 10分以上歩いたあとならば、撮影のために立ち止まっても1分以内ならカウントが継続されるので、精度の高いカウントを期待しつつも、立ち止まったときの不安がないので安心である。そして、デジタル一眼の重量も加わってより、歩く効果がアップしそうというのもいいなと感じている。自宅からスーパーまでは往復で約3.8km。ルートを変更しながら四季折々を撮影するのも楽しそうだ。

 厳密にカウントしてくれながらも、とりあえず、いつも持っておけるように配慮されたオムロン「ヘルスカウンタ HJ-113」。コンパクトかつ軽量でカバンの中に入れておいても邪魔にならないところが魅力である。

 健康が気になるが、本格的にとなると尻込みしてしまう人は、とりあえず、HJ-113を持ってみるところからはじめてはどうだろう。おのずと毎日の歩数が気になってくるので、ステップアップしていくこともできるし、筆者のように別目的と並行してウォーキングという作戦もアリではないだろうか。





URL
  オムロンヘルスケア
  http://www.omron.co.jp/
  製品情報
  http://www.healthcare.omron.co.jp/product/hj113_1.html
  ビューティ&ライフ 関連記事リンク集
  http://kaden.watch.impress.co.jp/static/link/beauty.htm

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オムロン「HJ-151」(2008/01/23)




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2009/01/30 00:02

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