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やじうまミニレビュー
花王「めぐりズム 蒸気の温熱シート」

~蒸気の力で肩や首のコリを癒す
Reported by 本誌:正藤 慶一

花王「めぐりズム 蒸気の温熱シート」
 CESの取材も終わりラスベガスから帰国したが、重いカバンを肩に背負い会場を行ったり来たりしたこと、行き帰りの飛行機(エコノミー)で無理な体勢で寝てしまったことが影響し、肩や首がこってしまった。週末にダラーンと過ごしても、なかなか回復してくれない。そうこうするうちに休暇も終わり、また仕事が始まってしまった。

 うまいこと仕事をしながら疲れが取れないものか……と考えていたところ、上司からあるモノを差し出された。「めぐりズム 蒸気の温熱シート」である。

 “めぐりズム” “蒸気”と名前にある通り、以前当レビューで取り上げた「めぐりズム 蒸気でホットアイマスク」の姉妹品。首や肩、腰に直接この温熱シートを貼ることで、約40℃の蒸気で患部を温め血の巡りを改善し、コリや疲れを和らげるというわけだ。要は肌に貼れるカイロなのだが、温熱効果によるコリや疲れの緩和がメインの用途で、メーカーの花王は「一般医療機器」として厚生省に申請しているとのことだ。ホットアイマスクで目の疲れを癒している私としては、是非とも試してみたいと思い、上司からパッケージを譲り受けた。

メーカー花王
製品名めぐりズム 蒸気の温熱シート
購入店ドラッグ・アーバン 市ヶ谷店
購入価格798円


蒸気による熱により、結構改善、疲労回復などの効果があるという パッケージでは「医療機器」と銘打たれている

 パッケージの中には約12cmの小さなパックが8枚入っており、このパックの中にシートが封入されている。シートサイズは約8×20cm(縦×横)。シートの表面はフカフカで柔らかい。このあたりは、ほぼ「蒸気でホットアイマスク」と同様の仕組みとなっている。

 ただし、片面にシールが付いている点が異なり、このシールを使って、肌に直接シートを貼るということになる。シールはシートの上下にそれぞれ2つ、左右に1つずつ、計6カ所に用意されている。これを肌に直接貼ることで、患部を温めるというわけだ。ちなみに、左右2カ所に封入される発熱体の数も、「アイマスク」の1枚から3枚に増えている。使用箇所は首や肩のほか、お腹や腰、足などにも使用できるという。熱の持続時間は5~8時間とのこと。


パッケージ内にはシートが入った袋が8個入っている 封を開けることで、シート内の発熱体の鉄分と空気中の酸素が反応し、熱と蒸気が発生する シート表面は「蒸気でアイマスク」とそっくり

シート裏側には、肌に直接貼り付けるためのシールがある。保護カバーを取り外して肌に貼る シールは上下に4つ、左右に2つの計6カ所 発熱体は片面に3枚ずつ封入されていた

シートは伸縮性がある
肩や首のほか、お腹や足にも付けられる

 まずは最もコリのある肩に貼ってみると、ジワジワと背中から熱を感じる。肌に直接貼るということで熱くないのかな、と心配したが、熱すぎず、かといってぬる過ぎず、ちょうど良い塩梅だ。熱がコリをゆっくりとほぐすような感覚があり、とても気持ちが良い。湿布のようにニオイがないというものうれしい。

 次は背中だ。実は、帰国早々に日本の寒さにやられノドが荒れてしまい、その呼吸の辛さから背中が筋肉痛になってしまい、息をするだけでジクッと痛むのだが、パッケージによると、本製品の温熱効果には神経痛や筋肉痛にも効果があるとのこと。そこで貼ってみたところ、これが効果テキメン。背中の痛みをシートの熱が和らげ、呼吸も楽になり、ホッとしていたら次の日にはもう筋肉痛が消えていた。これにはびっくりしてしまった。

 また、帰宅時に首周りが冷えるので、“移動用暖房器具”として首に貼り、その上からマフラーをしてみた。これがものすごく暖かかく、ほとんど寒さを感じなかった。冬のスポーツ観戦などで気温の低い屋外に長居しなければならない場合には、「医療機器」ではあるが、カイロがわりとして使用するのもアリだろう。カイロは服に貼るタイプが多いが、本製品は蒸気で温めるという性質上、肌に直接貼れるというのもうれしい。もちろん、マフラーを外した場合には、シートが丸見えになってしまうが……。


肩に貼り付けたところ。写真のように服をはだけない限りは外からは見えない。また、湿布のようなニオイもないので、外出時や勤務中にも使用できる こちらは首に貼り付けた写真。とても暖かいが、マフラーをしないと丸見えだ

 使用する上で一番注意したい点は、「アイマスク」と違って、就寝時には使用できないことだ。理由は「低温やけど」。本製品はシールで肌に密着して使用するため、眠った状態ではシートが圧迫され、熱がうまく放散できないケースが考えられる。眠っているためやけどの痛みに気づかない、というのも理由のひとつだろう。つい気持ちよくなってウトウト……なんて場合には注意したい。なお、本製品ををアイマスクとして使用することも禁じられている。

 また、シートは肌に直接シールで貼るという性質上、体を動かすと意外と簡単に剥がれてしまうという点も注意だ。特に曲げることの多い首や背中、足に貼った場合は、ちょっとした動きで服の中でベローンと剥がれてしまうケースがある。さらに、ちょっとした汗で粘着力が弱くなることもあった。移動など、体を動かす機会が多い場面でははっきりいって向かない。逆に考えれば、体を動かすことの少ないデスクワークの場合、または家でくつろいでいる場合に使用するのが賢い使い方だろう。

 ラインナップとしては、脚用のサポーターが付属する「ストレッチサポーター付きセット」というのもある。ふくらはぎやひざを、シールの剥がれを気にせずに温めたいという人には、こちらを購入するのが良いだろう。

 湿布のようにニオイもないため、勤務中も服の中に貼りながら肩や首のコリが直せるというのは、忙しいビジネスマンにはありがたい仕様だ。肩コリにお悩みの方は一度使ってみてはいかだろうか。


パッケージに書かれた使用上の注意。低温やけど以外にも、発熱中は使用を避けるなど、細かい注意事項がある。使用前には必ずチェックを こちらはシート6枚と足用のサポーターが同梱されたバージョン。購入価格は980円 こちらがサポーター。ふくらはぎやひざに貼ったシートがずれないよう固定できる




URL
  花王株式会社
  http://www.kao.co.jp/
  製品情報
  http://www.kao.co.jp/megurism/sheet/

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2009/01/23 00:01

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