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家電製品ミニレビュー |
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～洗濯機で丸洗いできるホットマット
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Reported by
但見 裕子
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● 持ち歩ける自分専用の暖房器具
ホットマットとは、持ち歩ける、リビングにでもソファに敷いても使える、パーソナルな暖房用マットだ。大きさは座布団サイズから、敷布団サイズまである。 私は寝そべって使いたいので、それなりの大きさのものにしたいと思った。さらに「丸洗いができる」機種があることを知ったので、それにかなりの吸引力を感じて、三洋の「ねころんぼ」にすることにした。 私が今までに知っていた電気毛布、電気カーペットは、「肌に直接触る製品なのにもかかわらず、洗えない」ところが不満だったのだ。カバーがついていて、そのカバーだけなら洗える場合はある。しかしこの「ねころんぼ」は、本体そのものが洗えるらしい。試してみたいではないか。 「ねころんぼ」は、型番で言うと「DM-N10F」という製品だ。色はグリーン、オレンジ、ブラウンの3色で、今回はブラウンにした。
「ねころんぼ」は、「マット本体」と、コードのついた「コントローラー」の2つに分かれている。マットの大きさは180×70cm(縦×横)。生地はポリエステルだが、毛足が長めでふわっと柔らかく、それなりの上質感は十分にある。 裏には滑り止めのゴムが貼ってあるが、そのわりには軽く、持ち歩きには問題ない。また使わないときは丸めて置いておけるように、丸めて止めるためのボタン(スナップ)がついている。
さっそくフローリングの床に敷いて使ってみた。シングルの布団をひとまわり小さくした感じの大きさ。よほど大柄な人でなければ、はみだすようなことはないと思う。
操作はダイヤルスイッチで、一番弱い「弱」から1～7までの数字で温度が上がっていき、最大の「強」、そしてその上の「ダニパンチ」となる。 スイッチは、電源が入った時、中間の「4」になった時、「強」、「ダニパンチ」になった時の4回、小さなクリック音がして、注意を喚起するようになっている。機械に弱い人、操作に無頓着な人(何でも目いっぱいダイヤルを回しちゃうような人)のことをよく考えてあげた工夫だと思う。
使用感だが、まず、ふかふかとしたマットの感触が気持ちよく、リラックスできる感じだ。 電源を入れずに敷いた状態で、すでに床の冷たさがブロックされるわけで、そのため「弱」運転でもそれなりにまず、暖かさを感じる。そこからダイヤルを上げていって、中間の「4」まであたりが快適だと感じた。 ほどよい暖かさのマットの上で本を読みながら横になっているのは快適だ。いつかうたた寝をしてしまう。 運転をもっと強く、最大の「強」にすると、決して不快ではないのだが、暖かさそのものに気持ちが集中しすぎてしまい、眠気を覚えるには至らない感じだ。このへんは、個人差で好みが分かれるところだろう。 裏面の滑り止めはとても有効で、多少、体を動かしても、ねころんぼは床にぴったりと張り付いている。立ち上がるときに踏みつけても滑ったりする心配はない。
そういうとき「ねころんぼ」をベッドに敷いて使うのも快適だ。お尻がふかふかで温かくて気分がいい。そのまんまゴロリも、またよしだ。ただし、就寝時に使う場合は、マットの上から掛けぶとんをかけてはいけない。出火の可能性があるとしてメーカーから禁止されている。 あるときはリビングに、あるときは寝室にと、行くところに持ち歩けるのがいかにもパーソナルな感じで、ちょっと「ライナスの毛布」風に仲良くできる。ご存知の方も多いだろうが、ライナスとは「スヌーピー」シリーズに出てくる小さな男の子だ。心の平安のためにいつも自分の毛布を大事に持ち歩いている。 ● 洗濯機で丸ごと洗う
ホットマットは、床に直に敷くので、どうしてもホコリが溜まりやすい。しばらく使っているとなんとなくホコリっぽくなってしまうのだ。ペットがいる家では、抜け毛なども気になるだろう。掃除機をかけるという手もあるが、洗濯機で丸ごと洗えるというのは、何度考えても魅力的だ。 ねころんぼを洗うためには、毛布用の洗濯ネットが必要だ。 ウチの洗濯機は、乾燥機が付いてない6.0kgの全自動タイプ。安くてよく働いてくれるのだが、マイナーメーカーの製品なので、毛布を洗うためのオプションは用意されていなかった。 しかたがないので、洗濯槽の大きさを巻き尺で計り、毛布用の洗濯ネットのバリエーションが多い東芝の製品のなかから、合いそうなものを探すことにした。毛布用の洗濯ネットは、直径と高さでサイズが決まるので、自分の洗濯機に合うものをえらんでほしい。今回は、東芝の「TMN-42」という製品を使った。ヨドバシカメラのネット通販で、3,780円。 では、洗濯を始める。まずマット本体から、コントローラー部をはずす。 取扱説明書に従って、マットをタテ半分にたたみ、端からクルクルと巻いていく。これを毛布用の洗濯ネットに入れる。
洗うときは、洗濯機の「毛布」コースを選ぶ。ただし、脱水の時間は30秒～1分程度と短めに指示されているので、脱水時間を指定するか、タイマーをかけるなどして見張っている必要がある。また、ねじって絞ることは絶対にしないよう書かれている。中のコードがいたまないようにだろう。 そして、仕上げには柔軟仕上げ剤の使用が推奨されている。
もちろん手洗いも可能であるが、丸めた「ねころんぼ」は、かなりの大きさなので、洗濯機を使った方が良いと思う。
2日干して、完全に乾いた「ねころんぼ」を部屋に取り込んだ。 ふかふかとした質感は洗う前と変わらないし、柔軟仕上げ剤のほのかな香りも気持ちがいい。ちょっと、ほおずりしたい感じだ。自宅の洗濯機でまったく問題なく洗うことができた。 ライナスは、お気に入りの毛布をお母さんに洗われるときに抵抗して泣いて大騒ぎになっていた。 でもまあ私は大人なので、「ねころんぼ」をたまには洗っては干して、快適に使い続けたいと思う。 ■URL 三洋電機株式会社 http://www.sanyo.co.jp/ 製品情報 http://www.e-life-sanyo.com/products/dm/DM-N10F_G/index.html 東芝「TMN-42」製品情報 http://www.toshiba.co.jp/living/webcata/housekeep/betu/aw_mouhu.htm 暖房器具関連記事リンク集 http://kaden.watch.impress.co.jp/static/link/heat.htm ■ 関連記事 ・ 家電製品ミニレビュー 小泉成器「座ホットマット KDM-4561D」（2006/11/09） ・ 家電製品ミニレビュー 三洋電機「eneloop soft warmer ENW-SW2S」（2008/11/11） ― レビュー記事 バックナンバー
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2008/11/26 00:02 - ページの先頭へ-
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