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やじうまミニレビュー
バンダイ「Gun O’clock」

~ガンで撃って止めるアクション系目覚まし時計
Reported by 林 佑樹

バンダイ「Gun O'clock」
 寝たら起きない。起こしても動かない。光の速さで目覚ましを止めてまた寝る。筆者のことだ。目覚ましを止めた記憶もなく、気がつくとお昼過ぎ。新しい目覚ましを導入したときは、耳慣れない音で効果はあるが、しばらくすると慣れてしまう。

 現在はケータイを遠くに置いた状態でアラームをセットしているのだが、これも時間の問題だ。そんなわけで、新たな目覚ましグッズを得るべく、発表当時から狙っていたアイテムを入手した。バンダイ「Gun O'clock」である。専用ガンで的を射抜いてアラームを止めるという新感覚目覚まし時計だ。

メーカーバンダイ
製品名Gun O'clock
希望小売価格4,095円
購入場所Amazon.co.jp
購入価格2,943円


Gun O'clock本体。スイッチは上部に集中している。重量は実測で385g(乾電池込み)
 Gun O'clockは玩具の銃で的を撃って、アラームを止める。そのため、専用ガンとGun O'clock本体がパッケージに同梱されており、専用ガンがアラームを止めるスイッチ的な役割を果たす仕組みだ。本体サイズは大かがりなものではなく、CDケース1枚分のスペースがあればOK。置き場所に困ることは少ないだろう。


電源には単三乾電池を4本使用
専用ガン。玩具らしいデザインだ。こちらは実測で150g(乾電池込み)
専用ガンの電源は単三乾電池を2本使用する。ほどよい重さになって狙いやすい

 本体の液晶には時刻やアラーム設定が表示されるだけのシンプルなもの。正面から見るとなかなかオシャレで視認性もいい。普段の時計としても十分使えるレベルなのだが、目立つ赤色の文字は一定時間経過でグレーに戻ってしまい、角度によっては視認性が悪くなってしまうのが残念である。


操作をしていない場合はライトがOFFとなり、グレーで時刻が表示される
ALARMなどのスイッチを押すと赤く点灯する
明かりを消してみたところ。かなり目立つ

 本体の上部には自動で起き上がる的がある。アラームをセットした時間やゲームモードの際に的が上がり、専用ガンで打てば的は倒れるので、おもちゃとしてのクオリティも申し分ない。

 専用ガンを見てみよう。専用ガンは大人の手には少し小さい程度、子どもからは大きく感じるサイズで、トリガーを引くと発射音とともに赤外線が照射される。トリガーはやや重めで遊んでいる感は十分だ。またトリガーを引くとブローバック(衝撃による反動)を起こすのでけっこう楽しい。


的を起こした状態。センターのLED周辺が赤外線受信部
ブローバックのギミックが面白い。またトリガーに合わせて発射音も再生される。激しく連射すると再生されなくなるところが残念

 本体の的とのやり取りをする仕組みは赤外線。銃口部分に赤外線発信部があり、トリガーを引くと同時に赤外線が発信されるというわけだ。通信距離は説明書によると3m以内となっているが、実際には5mほど離れても問題なく動作した。5mも離れると狙いがややシビアになるが、赤外線受光部が大きく、3m程度であればテキトーに狙っても当たる。3m以内は誰でも問題なく狙える距離ということなのだろう。実際のところ、3m以内だとターゲットサイトを慎重に覗き込む必要はなく、腰に据えて撃っても楽勝で当たるのだ。


ターゲットサイトの作りもなかなか。しっかりと構えても狙える
銃口部分にあるのが赤外線発信部

 ゲームモードを説明しよう。モードはタイムトライアル、ランダムショットの2つがあり、タイムトライアルはいわゆる早撃ちだ。3秒のカウントダウンのあとに的が跳ね上がり、的に命中するまでの時間が記録され、これを3回繰り返すとゲーム終了となる。次にランダムショット。的のセンターがランダムで光り、その光っているときに的を撃つとクリアというもの。どちらも反射神経第一のゲームだ。なお、いずれのゲームモードの場合もスタート前に的を撃つ必要がある。これは好きな距離で楽しむためのものだ。


こんな感じで狙う。トリガーを1度引いたあと、カウントが開始される
的を撃った直後には早撃ちタイムが表示される。3mほど離れた状態でのタイムは0.39。意外と気分転換になって面白い

OK/SETTINGを3回押してタイムトライアルをスタートして、撃ち終えるまでの流れを録画してみた

 というわけで、アラームとして使ってみよう。アラームにはノーマルとハードモードがある。違いは的に命中させる回数でノーマルは1回、ハードは5回。的が上がるとともにアラームが鳴り響き、規定の回数だけ命中させるとアラームが鳴り止む。クラッシュ音とともに的が倒れて、なかなか爽快である。

 しかし、そのあとに本体の決定ボタンを押さないとアラームは解除されず、スヌーズ状態となる。その際は5分後に再び的が上がり、アラームが鳴るのだ。アラームは動画を見てもらうとわかるのだが、音域が高く、耳につくがやや地味。クラッシュ音くらい派手でもよかったのではないかと思う。


机の上に設置して目覚ましとして愛用している
お布団から狙い撃っている状況を再現。距離は約1.5mだ

アラーム音はシンプルだが、意外と耳につく
モードに応じた回数分、的に当てないとアラームは鳴りやまない。動画は3~5回目のショット時のもの

 寝ぼけ眼で撃つ、本体に近づいてボタン押すという2つ動作は目を覚ますには十分。本体を遠くに、とくに寒い時期は布団から抜け出せないので、なるべく布団から遠い場所に置いておけば、高い確率ですっきりと起きられることだろう。筆者は約1.5mほど離れた場所においているが、それでも体を起こして、手を伸ばして止めなくてはならないので、その間に目が覚める。玩具とはいえ、よく考えられていると感じた。

 ジャンルとしてはイロモノ目覚まし時計だが、遊び感覚と実用性のバランスがよく、使える目覚ましだと思う。それほど射撃テクニックもいらないので、楽しく起きたい、筆者のように寝起きが悪い人になら枕の下に専用ガンを忍ばせて、目覚まし時計に挑んでもらいたい。導入してからサクッと目が覚めているのでかなりおススメである。





URL
  株式会社バンダイ
  http://www.bandai.co.jp/top.html
  製品情報
  http://catalog.bandai.co.jp/item/4543112565242000.html

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2008/11/25 00:01

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