● テレビの購入を機に取扱説明書を整理
個人的な話題で恐縮だが、先日、ついにテレビを買い換えた。ギリギリまでブラウン管で粘ろうかとも思ったのだが、価格もこなれてきたうえ、映像配信やホームネットワークなど、個人的に興味のあるネットワーク関連の機能も充実してきたため、思い切って42インチの液晶テレビを購入したというわけだ。
というわけで、購入したのは良いのだが、やはり今回も取扱説明書の収納場所に困ってしまった。DVDレコーダーのときもそうだったし、ビデオカメラのときもそうだったし、直近では携帯電話のときもそうだったのだが、買った後の箱、付属品、取扱説明書の扱いにはいつも困る。
最近では、箱に関しては即座に解体して捨てることにしているのだが、付属品と取扱説明書は取っておかないと後々困ることにもなりかねない。
毎回、新しい家電を買う度に、今度こそは過去の遺産を整理しようと思うのだが、ついついクローゼットの棚に押し込んで、そのまま埋もれていってしまう。で、結局のところ、いざ操作方法が分からなくて取扱説明書を見ようと思ったり、故障で修理に出そうと保証書を探すのに、毎回、棚の中を掘り返すことになるわけだ。
そこで、今回こそはと、テレビの購入を機に同時に入手したのが、キングジムの取扱説明書ファイルだ。スキットマンというシリーズの製品で、パイプファイルタイプ、差し替え式などいくつかあるタイプの中から、今回は家庭向けに使いやすそうなボックスタイプを選択した。
メーカー | キングジム |
製品名 | スキットマン 取扱説明書ファイル ボックスタイプ |
希望小売価格 | 1,575円 |
購入場所 | 楽天市場 |
購入価格 | 1,260円 |
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キングジムのスキットマン 取扱説明書ファイル ボックスタイプ。正面
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側面
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● ミニポケットにCDや付属品を収納可能
この取扱説明書ファイル、ポリプロピレン製のボックス型本体とクリアタイプのA4ポケットから構成されており、家電製品やPC製品などのマニュアルをポケットに挟み込み、それを本体のボックスにスポッと入れるようにして収納するという使い方の製品となっている。
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ポリプロピレン製の本体とクリアタイプのポケットから構成される製品。ポケットに取扱説明書をファイルし、ボックスに収納するという使い方になる
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付属する2種類のポケット。通常のA4タイプと2段式がある
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収納するだけなら、普通のクリアファイルでも良さそうに思えるかもしれないが、本製品では取扱説明書を収納するための工夫がなされている。
最初に目に付くのは、A4ポケットの前面に用意されているミニポケットだろう。デジタルカメラやデジタルビデオカメラ、PC周辺機器などでは、ドライバやユーティリティソフトが収録されたCDが付属しているが、こういった小物をミニポケットに収納することができる。
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前面にミニポケットがあるため、CDや付属品などの小物を別に収納できる
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小さめの冊子も一緒に収納できなくす心配がない
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CDも一緒に収納できる
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ビニール袋などに取扱説明書などと一緒にCDを入れておくと、間に挟まったりしてサッと取り出すことができないことなどがあるが、これならCDが一目でわかるし、取り出しも楽にできる。
もちろん、CDだけでなく、ちょっとした付属品なども収納可能だ。ケーブル類となるとミニポケットより本体ポケットの方が良いが、ちょっとした金具とかケーブルを止めておくためのタイラップ、予備のゴム足などもポケットに入れて整理しておくことができる。これはなかなか便利だ。
なお、標準ではA4ポケットに加えて、2段式のポケットが2枚付属している(A4ポケットは10枚)。CDなどだけを収納したい場合は、この2段式ポケットが便利だ。
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2段式ポケットを使えばCDのみを手軽に収納可能
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ポケットには折り返しがあるためCDなども飛び出さずに収納できる
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● 厚手の取扱説明書も収納可能
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マチ付きとなっているため、厚い冊子やケーブルなども収納可能
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また、厚手の取扱説明書や複数の取扱説明書を一緒にファイルできるように、A4ポケットはマチ付きになっており、1cmくらいの幅まで広がるようになっているのも特徴だ。
最近の家電製品は、たとえばテレビなどの場合、接続編、基本編、ネットワーク機能編などといったように、取扱説明書が複数冊に分かれている場合が多く、まとめると結構な厚さになる。しかし、このポケットなら1cmくらいまでは対応できるので、多くの冊子、集めの冊子で構成されていたとしても、問題なく収納可能だ。
ただ、厚すぎると結構厳しい場合もある。たとえば、最近の取扱説明書の中では携帯電話のものがダントツに分厚いが、これをファイルしようとすると、かなりポケットが膨らんでしまう。
それでも収納できなくはないが、この場合、ボックスへの収納がキツくなる。薄めの取扱説明書なら、5~6個のポケットを1つのボックスに収納できるが、厚い取扱説明書が含まれていると1ボックスあたり2~3個が限界となる。
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携帯電話の取扱説明書は厚いうえ、ケーブルなどの付属品も多いのでかなり膨らむ
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ポケット自体には収まっても、ボックスへの収納が難しくなるケースもある
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最近の家電製品は、インターネット上のサポートサイトから取扱説明書がダウンロードできるようになっているので、場合によっては必要最低限の取扱説明書と保証書などを残して、あまり使わないものは思い切って捨ててしまうことも検討したいところだ。
ちなみに、話は変わるが、最近の家電製品、特にゲーム機などでは箱と保証書が一体化されているケースもある。取扱説明書などの付属品をしっかりと保管したつもりになって、うっかり箱を捨ててしまうと、保証が受けられなくなるケースもあるので、取扱説明書類を整理する場合は事前にしっかりチェックしておくことをおすすめしたいところだ。
● フタ付きでホコリから防御、インデックスラベルで取り出しもラクラク
というわけで、とりあえずテレビ、DVDレコーダー、ビデオカメラ、PC周辺機器、携帯電話の取扱説明書を収納してみたが、袋のまま積んでおいた状態と比べると、遙かにすっきりと収納できるようになった。
ボックス式なので、高さが低めの収納棚にもスッキリと収まるうえ、フタ付きとなっているので長期間保管しておいてもホコリが入り込むこともない。
また、内部のポケットにはインデックスラベルを貼り付けられるようになっており、テレビやDVD、ビデオなど、一般的な家電製品用のラベルが印刷済みで付属している。これを貼り付けておけば、ボックスのフタを開けて覗くだけで、一目で必要なファイルが判別でき、サッと取り出せるようになっている。
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フタ付きなのでホコリの心配も不要
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ラベルで取り出しもラクラク
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このように、キングジムの「スキットマン 取扱説明書ファイル ボックスタイプ」を紹介したが、単なるボックスファイルかと思いきや、細かなところがいろいろと工夫されたいたれりつくせりといった感じのファイルであった。
どこの家でも、棚などに取扱説明書がうずたかく積まれていると思うが、本格的な年末を迎える前に、このファイルを使って少しでも部屋を整理しておくと良いのではないだろうか。
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うずたかく積まれていた取扱説明書の山
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ファイルを使えばスッキリ収納できる
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■URL
株式会社キングジム
http://www.kingjim.co.jp/
製品情報
http://www.kingjim.co.jp/products/file/tsf/tsfbox.html
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2008/10/22 00:49
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