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家電製品ミニレビュー メトロ電気工業「薄型フットヒーター MFM-480」
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~20秒で足元がほかほかになるヒーター
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Reported by
今西 絢美
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メトロ電気工業「薄型フットヒーター MFM-480」
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冬は好きな季節なのだが、1つだけどうしても嫌なことがある。それは手足の冷え。家の中では分厚い毛糸の靴下やフリース素材のスリッパを履いているのだが、それでもいつも手足が冷たくなってしまう。
特に女性は冷え性に悩まされている人が多いだろう。冷え性は末梢血管の血行が悪いことが原因で起こる。漢方や香辛料で体の内側から温めるという方法もあるが、座り仕事をしている時などは足が冷たいと思ったら、とにかくすぐに温まりたい。10月半ばですでに「寒い……」と思う筆者が、今年の冬に備えて購入したのはメトロ電気工業の「薄型 フットヒーター MFM-480」。
メーカー | メトロ電気工業 |
製品名 | 薄型フットヒーター MFM-480 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 6,596円 |
フットヒーターには2タイプあり、ヒーターに足を直接置くものと、足元の空気全体を温めるものがある。6千円台後半という価格は、足置きタイプとしては妥当な線なのではないだろうか。ちなみに足もとの空気全体を温めるタイプは1万円を超すものが多く、まずは一人で温まるのか複数で温まるのかを考慮して選べばいい。
● シンプルな見た目なのでどんな場所にも馴染む
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無駄のないデザインはオフィスでも自己主張しすぎない
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見た目はいたってシンプル。足を置く部分がアルミ製になっており、周囲はカラフルな樹脂で囲われている。この縁取りがあるおかげで、使用後に持ち運んだとしても熱いと思うことはない。一見するとヘルスメーターのような印象を受けるが、主張のないデザインなので、家庭だけでなくオフィスに置いても目立ちすぎることはない。
サイズは300×400×30mm(縦×横×高さ)。新聞紙約半分の大きさだ。このサイズなら足元に置いていて邪魔にはならず、使用後も足元に立てかけて置いておける。重さは1.6kgなので、持ち運びも簡単だ。
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約3cmの厚みはヘルスメーターよりも薄い
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新聞紙と比べると約半分のサイズなので、場所は取らない
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机の下に立てかけておくことも可能。ただし使用する際は平らな場所で使う
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裏面の四隅には滑り止めが付いている
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操作は本体ボタンのみで行なう。少し強めに押さないと反応しない
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カラーは全部で3色あり、男女共に使いやすい
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● 省エネに配慮した設計
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モーションセンサーを搭載しているので、消し忘れることがない
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“温まる”というのも大切ではあるが、やはり気になるのが電気代。説明書によると、室温15℃の環境で「強」にして使用した場合、1時間あたり約1.3円という低コストで済むようだ。職場に置くと考えると、1日に使用するのが約8時間。1日あたり10.4円となる。10.4円で1日中寒い思いをしなくて済むのなら、カイロを使うよりも安く済む。
また、このフットヒーターにはモーションセンサーを搭載しており、5分間何も関知しないと自動的にヒーターへの通電を停止する。再びセンサーが人体の接近を感知すると通電を開始する。これなら、席を立つたびに電源を切る必要がない。25分以上感知しない場合は主電源が自動的にオフになる。この機能があれば、こたつのように電源を切り忘れて出かけてしまう心配もないので安心だ。
● たった20秒で温まる
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電源プラグをコンセントに差すと、中央のランプが点灯する
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まず、電源プラグをコンセントに差す。そうすると本体ウインドウ中央のモーションセンサー下にあるランプが緑色に点灯する。これで主電源はオンになる。その後電源を入れると「中」の温度で通電が開始される。温度調節は「弱」「中」「強」の3段階になっており、切り替えボタンを押すと調節ができる。使い方はこれだけなので、どんなに機械オンチな人でも大丈夫だろう。
このフットヒーターのいいところは、操作が簡単なこと以上に、たった20秒で全体が温まる点だ。実際に時間を測ってみたのだが、本当に20秒で温かくなった。手で触ってみると、やはり中央付近の温度が一番上がっているように思えたが、周囲も十分温まっていた。これだけ全体が温かくなるのなら、少しぐらい足を動かしても温もりを感じることができる。
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電源を入れると最初は「中」になる。切替ボタンをおすことで温度調節ができる
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女性にしては足の大きい筆者でもサイズに余裕がある。ちなみに25cmだ
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少しぐうたらをして足でボタンを押してみたが、固いので押しにくい。足で偶然押し間違えることはなさそう
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● あんか代わりにするのはNG
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説明書にはいくつかの注意が書かれている。電化製品としては当然のものが多いが、水分には特に気を付けたい
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フットヒーターは座っている場面において快適に使えるアイテムだ。ちょっと熱いと思えばフットヒーターから足を外しておけばいいし、そのまま忘れてしまったとしても自動的に電源がオフになるので安全面、金銭面共に安心できる。しかし、使用できるのはあくまでも“座っている時”のみ。寝る時に布団の中に入れてあんか代わりにしたり、座布団などの保温性の良いものをかぶせたりすると火事になる恐れがある。
残念ながら防水仕様ではないので、水気にも気を付けたい。雨で濡れてしまった靴下を履いたまま使用するというのもショートする恐れがあるのでやめておこう。
● これからの季節に持っていて損はない
冬を迎えるにあたって、末端冷え性だという人には声を大にしてオススメしたい。会社だけでなくリビングに置いてもいいし、子どもの勉強部屋に置くのもいい。足元が温かいだけで、体全体もぽかぽかとしてくるので、ストーブやエアコンなどの電気代の節約につながるかもしれない。
また、女性にプレゼントしても喜ばれるのではないだろうか。母親や恋人、奥様が冷え性に悩んでいるという話を耳にしたら、すぐに渡してあげて欲しい。プレゼントされた女性は、きっと相手の男性の心配りに胸が温かくなるはずだ。
筆者も今年はこのフットヒーターを職場で活躍させようと思う。ただ、心地よい温もりと共に睡魔も訪れそうなことだけが非常に心配だ。
■URL
メトロ電気工業株式会社
http://www.metro-co.com/
暖房器具関連記事リンク集
http://kaden.watch.impress.co.jp/static/link/heat.htm
■ 関連記事
・ 家電製品ミニレビュー メトロ電気工業「フットヒーター MFH-320ET」(2006/12/13)
・ 家電製品ミニレビュー メトロ電気工業「MK-44」(2007/10/26)
2008/10/22 00:50
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