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家電製品ミニレビュー
パナソニック「ボディシェーバー ER-KA50-K」

~シェーバーの良さを取り入れた男性用ムダ毛処理器
Reported by 本誌:正藤 慶一

パナソニック「ER-KA50-K」
 10月に「パナソニック株式会社」へ社名を変更する松下電器産業株式会社は、9月より新しい理美容家電シリーズ「Panasonic Beauty(パナソニック・ビューティー)」の製品群を発売した。シェーバーに美顔器にドライヤーと、ラインナップは性別を問わず多岐にわたる。

 今回はその中から、男性用ボディシェーバーの「ER-KA50」を紹介したい。“シェーバー”といってもヒゲを剃るものではなく、腕や脚、ワキなどに生えたムダ毛をカットするためのものだ。

 頭髪が薄めのくせに、手も足もムダ毛が生え放題というコンプレックスを抱える私としては、これを使って少しは爽やかになってやろうという魂胆だ。さっそくAmazon.co.jpにて購入。価格はオープンプライスだが、購入金額は6,212円だった。

 本体を取り出すと、ボティシェーバーとしてはやや長めの印象を受けた。本体サイズは197×69×251mm(幅×奥行き×高さ)で、前モデル「ES2261」の165×69×208mm(同)、脚専用モデル「ES795P」の57×27×101mm(同)と比べると、やはり大きな数値となっている。弧を描くような本体デザインもあって、見た目はボディシェーバーというよりかは、ヒゲ剃り用のシェーバーに近い。

 とはいえ、それがダメと言うわけではなく、逆にがっしりとした持ち味は、これまでのボディシェーバーになかった、たくましさを感じる。電源を入れると、ヒゲ用シェーバーと同様「ヴイィーン」という重い音がして、確かなカット力がありそうだ。ただし説明書では、肌を傷つける恐れがあるため、ヒゲ剃り用途での使用を禁じている点にはご注意いただきたい。


パッケージは黒を基調とした渋いデザイン。いかにも男性用といった雰囲気だ 197×69×251mm(幅×奥行き×高さ)とやや長め。電源スイッチは本体中央部にある

電源をONにしたところ。音だけを聞くとヒゲ剃り用のシェーバーとまったく変わらない

 ちなみに電源はニッケル水素充電池。充電台に置いて約8時間で満充電となり、1回の充電で約4回使用できる(1回の使用時間を7分とした場合)。電極がむき出しになっていない無接点充電方式だ。本体は水洗いに対応しているというのもうれしい。

 本製品のムダ毛処理の方法は3通りある。1つ目は、本体先端の外刃とトリマーでムダ毛を根元からカットする一般的なもの。2つ目が、付属するコームを装着することで、毛の長さを整える“長さ揃え”。長さを3/6/9mmに揃える3種類のコームも付属する。3つ目が、トリマーを押し上げて、生え際をそろえる“キワ剃り”だ。


電源はニッケル水素充電池。充電台に置いて充電する 外刃(写真上部)とトリマー(写真下部)を使って毛をカットする トリマーを押し上げることで、細かくキワ剃りもできる

コームは9/6/3mmの3種類の長さが用意される 外カバーを取り外したところ。内刃は1本

 まずは手に生えているムダ毛を剃ってみよう。使い方は、肌にぴったりと刃全体を押しつけ、毛の流れに逆らうようにゆっくりと動かす。基本動作はこれだけなので難なく剃れた。ただ、げんこつの間の凹んだ部分に生えた毛はこれでは剃りにくかったので、トリマーハンドルを押し上げれば大丈夫だった。

 次に腕の毛に挑戦だ。これも普通に剃ろうと思ったが、まったく毛がないというのも不自然。ここはコームを使って長さを調節してみよう。長さは3mm。仕上がりは下の写真のようになった。片方の腕だけに施術したが、施術していない側の腕と比べると、かなりスッキリとした印象になったのではないかと思う。


手の毛をカットしているところ。毛の流れに逆らうように動かすのがポイント こちらは長さ揃えでカットしているところ。クシ部を肌に密着させて、これまた毛の流れに逆らうように動かす

こちらがカット前の手。毛むくじゃらだ こちらがカット後の写真。かなりスッキリした 今度は腕の毛を3mmのコームを付けてカット。左腕(写真右)だけ施術をしたが、なかなかナチュラルな感じに仕上がっているのではないかと思う

 そしてスネ毛だ。私のスネは、以前「ES795P」のレビューでも記述したとおりかなりのモジャモジャ具合なのだが、コームを付けて長さを揃えることで、モジャモジャ感をかなり抑えることができたのではないかと思う。詳細はこれまた下の写真を見ていただきたい。これも右脚(写真左)が施術なし、左脚(写真右)が施術後となっている。

 ちなみに、最後の写真はコームなしでツルツルに剃りあげたもの。これでは逆に気持ちが悪い。コームを使うことで、ナチュラルな仕上がりに刈りそろえられるというわけだ。


右足(写真左)のスネ毛だけは残し、左足(写真右)だけをカットした。写真は9mmのコームを使ったが、ほんの少しだけキレイになった感がある こちらは6mmのコームでカットした写真。9mmよりもかなりスッキリしている

こちらは3mm。ナチュラルな印象を残したまま、スッキリとした仕上がりになっている。個人的には大満足だ コームを使わずに根本から全部の毛を剃ったところ。ツルツルすぎて逆に気持ちが悪い。靴下の跡も目立って貧相だ

 ここまで黙っておいたが、本製品にはもう1つ裏技がある。本体のグリップ部の外枠(オレンジ色のラインで囲まれた部分)をスライドさせることで、本体の長さを最大75mmまで、2段階に伸ばすことができるのだ。さらに、最大まで伸ばした場合は、6段階の角度調節にも対応する。これにより、太ももの裏やふくらはぎといった剃りにくい場所も剃りやすくできるのだ。ちなみに電源をONにすると、ハンドルは固定されスライドができなくなるため、剃っている最中にハンドルが短くなってしまうといった心配はいらない。

 このスライド機能を使ってももの裏側の毛をカットしてみたが、無理に背や腰を曲げる必要がないため、確かにラクだ。細かいコントロールは若干利きにくいのできわぞりには向かないかもしれないが、そもそも太ももの裏やふくらはぎといった部分を細かく切りそろえたいという人は稀だろうから、あまり気にすることではないだろう。


ももの辺りの毛を剃るには、背を曲げ手を伸ばさなければいけないが…… 取っ手をスライドさせれば、楽な姿勢でカットできる

 本製品をまとめると、水洗い対応、充電台付属、がっしりとしたボディなど、「ヒゲ用シェーバーの良さを活かしたボディシェーバー」といったところだ。一度でもヒゲ用シェーバーを使ったことがあるなら、まったく不自由なく使うことができるだろう。しかも、取っ手をスライドさせることでこれまで剃りにくかった部分の施術もラクになるという進化を見せている。

 しかし、難点はコームだ。3/6/9mmという3種類が用意されているのは良いのだが、見分けがなかなか付きにくい。しかも、専用のポーチなどは用意されていないため置き場所に困るし、いちいちこれを付け替えなければならないのも面倒だ。他社製品で、しかもヒゲ用シェーバーではあるが、ブラウン「cruZer3(クルーザースリー)」のように、長さが何段階にも調節できるコームが用意されていれば便利だろうに……と思った。次回以降に期待がかかる。

 体毛の多さに悩む男性は少なくないはず。本製品ならそうした悩みを、普段使っているシェーバーの要領で簡単に解決してくれることだろう。





URL
  パナソニック(松下電器産業株式会社)
  http://panasonic.jp/
  製品情報
  http://ctlg.national.jp/product/info.do?pg=04&hb=ER-KA50

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2008/09/09 00:01

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