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家電製品ミニレビュー
ノア「電波式電気器具用リモコン NE-657N」

~家電製品の電源を操作できる便利なリモコン
Reported by スタパ齋藤

 家電Watch編集部から「貴様はリモコンが好きで電波も好きだからコレを使ってみなはれ」的なメールとともに、なんか家電用リモコンっぽいモノが送られてきた。株式会社ノアの「電波式 電気器具用リモコン NE-657N」だ。希望小売価格は8,400円。Amazon.co.jpのマーケットプレイスで5,229円で購入したそうな。

 う!! コレ知ってる!! このシリーズ俺使ってるぅ!! そう、離れたところから家電製品の電源をON/OFFできるようになるという、非常に便利な電源リモコンなのである。


ノアの「電波式 電気器具用リモコン NE-657N」はこんなパッケージに入っていた!! 家電量販店やホームセンターでけっこーお目に掛かれるリモコン電源機器だ
パッケージの中身は、リモコンの受信部(上)と送信部(下)。どちらも高さは約103ミリmm。幅は、受信部が66mm、送信部が50mmで、比較的小型だ

 パッケージの内容は、リモコンの受信器と送信器だ。受信部をAC100V電源(コンセント)に挿し、受信器に家電製品の電源プラグを挿す。と、送信器のボタン操作、つまりリモコン操作で家電製品をON/OFFできるようになる。

 パッケージ内には、パッケージの製品名が印刷されている裏に簡単な説明書きがあるが、ま、これら2つの機器を見れば、その機能がなんとなくわかる的な単純明快さだ。


リモコンの受信器
背面にAC100V電源(コンセント)に挿すためのプラグがあり、側面には2箇所の電源ソケットがある
2箇所合わせた消費電力が600Wまでの家電製品を接続できる

こちらはリモコンの送信器
受信器の2つの電源ソケットを個別にON/OFFできる。送信は電波式
A23という12Vの電池が電源となる。あまり見慣れない電池ですな

 リモコンで家電製品の電源をON/OFFできる製品としては、例えばシーリングライトと天井のソケットの間に挟み込むようにしてセットする外付けの電源リモコン製品なんかがいくつかある。室内のメインの照明のON/OFFは、部屋の隅にあるスイッチパネルでON/OFFしたりするが、それをソファに座ったままリモコンで済ませた~い!! といった要望を満たすグッズですな。

 このNE-657Nの場合、その類の製品を汎用的にしたものだ。機構上、コンセントに挿せるプラグを持つ家電製品なら、何でもリモコンでON/OFFできるようになっている。アイデア次第で様々な快適リモコン・ON/OFF生活を楽しめそうですな。

 てなわけで拙者も早速使ってみた。拙宅にて懸案の、作業用照明をNE-657Nにより、リモコンでON/OFFできるようにしてみた。


天井にある作業用のスポットライト風の照明×2に、NE-657Nをセットしてみた。これまでは、この照明のON/OFFを、部屋の入り口にある壁のスイッチパネルで操作していた
真下から見上げた図。拙者の場合は天井の照明用レールにコンセント型アダプタを取り付け、そこにNE-657Nをセットした。が、長いテーブルタップなどを利用して天井付近にセットしてもいいですな
リモコンで照明を点灯させてみた。あら便利!! これでイチイチ部屋のスイッチパネルまで行かなくても照明をON/OFFできるようになった!!

 ちなみに、拙宅作業スペースの事情を少し書くと、普段の照明は電球色の蛍光灯である。ので、照明の色としては落ち着いた雰囲気でイイ感じなのだが、ホレ、電球色蛍光灯って色がヘンでしょ。色覚的に微妙にズレた感じで、工作などの作業には向かない。

 そういうわけで、作業時のみ、太陽光っぽい色の蛍光灯を点灯させていたのだ。これなら手元を十分に明るく照らせるし、色もわりあい正しい(というか色覚的に違和感が少ない)。ただ、この作業用蛍光灯(!?)、電源のON/OFFは部屋の入り口付近にあるスイッチパネルで操作していた。

 ので、ちょっと一瞬だけ作業、ちょいとこの部品だけルーペで確認、というとき、いちいちスイッチパネルまで行って作業用蛍光灯を点灯させ、作業を終えたらまたスイッチパネルまで行って消灯させていた。長時間の作業ならまあイイのだが、ちょっと一瞬フツーの色の照明を、とかいう時、ヒジョーに面倒くさかったのだ。

 が、NE-657Nを取り付けてみたら、そういう細かな面倒が全部解消した。非常に便利。これからは拙宅の全ての照明を手元のリモコンで操作できるようにしていきたい!! てな気持ちである。

 結果、NE-657Nは総じて非常に便利だと痛感。また、リモコンとしては電波式を採用しているため、リモコン送信器を受信器に向けて操作する必要もナイ───例えばリモコン送信器を机上にペタリと置いておいて、ボタンを押せば照明器具などをON/OFFできる。

 実は、これと似た同社のリモコン器具をもう1つ使っているが、そちらのリモコン送信器は棚の横に貼り付けて使っている。その送信器は、受信器の方を全然向いていないが、それでもシッカリとリモートコントロール可能。このあたりは電波式リモコンの利点ですな。

 難点を言えば、送信器の電源となる乾電池が、けっこー風変わりなものであること。A23という12Vの小型電池だが、コンビニなんかじゃ絶対買えないよーな特殊なタイプだ。ある程度大型の家電量販店じゃないと扱っていない感じ。この点、もう少し汎用的な乾電池で使えるようにして欲しかった。けど、まあ、送信器の電源持続時間は「0.3秒間押したとして2万回押せる(送信できる)」とあるので、そうそう電池切れになることもないと思う。

 ちなみに、受信器につなげられる家電製品の消費電力は、合計で600Wまでとなっている。まあ、室内照明で600Wまで使うケースは少ないと思うし、電気ストーブなんかは誤操作の危険があるので接続しないほうがいーと思うし、このくらいの定格があればオーケーなんじゃないかと思う。


 てなわけでNE-657Nを試した途端に充実感を含む満足感を得た拙者だが……なんか、照明のほかにはつなぎたくなる家電製品ってあんまりナイってのが寂しいですな。テレビ? オーディオ? 最近の家電の多くは最初からリモコン付属だったりするし、意外にNE-657Nと仲良しになれる家電が少なそう。あ。シンプルなサーキュレーターとか良さそうですな。

 ともあれ、工夫次第でいろいろな用途が生まれると思えるNE-657N。機能的には電源をON/OFFするだけ、ではあるものの、いつも使う電気製品を手軽にリモートコントローラブル化できるのは非常に嬉しい。「コレをリモコンでON/OFFできればなぁ」とストレスを感じているなら、ぜひ一度お試しあれ。





URL
  株式会社ノア
  http://www.noatek.co.jp/index.htm
  製品情報
  http://www.noatek.co.jp/products/rc.htm

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2008/08/21 00:01

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